四季の森ニュース
ウシアブとメマトイ
- 更新日2022年06月27日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から晴れていたのですが、雲が多めに出ていました。
関東甲信、東海、九州南部の梅雨明けが発表されました。
6月に梅雨明けとは、記録的な早さです。
こういう夏は、暑い都会から逃れて、
涼しい四季の森でお過ごしいただくのがいいと思います。
今日は富士山からの撮影です。(富士見ペンションビレッジ付近)
今朝の富士山は笠雲もなく美しい姿でした。
今朝の八ヶ岳は雲がかかって裾野しか見えません
入笠山方面も今日は雲が出ていました
さて、暑くなってくると虫がたくさん発生します。
一昨日別荘地内を回っていますと、
車に虫が群がってきて、窓を開けているとどんどん入ってきてしまいます。
ほんと、うっとうしいですね。
この虫は、ウシアブだと思われます。
ウシアブは名前の通り、牛などの動物の血を吸うアブで、
獲物となる動物を見つけるために、熱と二酸化炭素を目印にしているのです。
夏の日差しで熱くなった車体と、車から出る排気ガス(二酸化炭素)により
ターゲットと勘違いしてしまうんですね。
エンジンを止めてしばらくすると自然に離れていきますが、
アイドリングをしていると、アブは車から離れませんので、ご注意下さい。
そしてもうひとつ、顔周りにコバエが飛び回るのが嫌ですね。
この虫は「メマトイショウジョウバエ」というそうです。
その名の通り、目にまとわりつくハエです。
通称「メマトイ」は血を吸うようなことはないのですが、
メマトイに寄生している虫が人に感染してしまうことがあるので注意が必要です。
メマトイが顔の周りを飛んでいるのは、
栄養価の高い涙を求めているからという説が一般的です。
メマトイは黒っぽい色に反応して集まる習性があるので、
人間の髪の毛も黒いため、集まってくるのかもしれません。
さらに、ウシアブと同じで二酸化炭素にも反応するそうです。
息をしないわけにもいきませんから、ホント困ってしまいますね。
メマトイの撃退にはハッカ油のスプレーが有効だという情報もあるようです。
これからのうっとしい虫にご注意を!
さて、センターの周りの林では、イボタノキが咲き始めました。
イボタノキは、モクセイ科イボタノキ属の落葉低木で、日本各地の山野に自生しています。
とても面白い名前ですが、
これは、カイガラムシの仲間のイボタロウムシという昆虫が樹皮に寄生し、
分泌した白いロウ状物質であるイボタ蝋(ろう)が採れることから名付けられたそうです。
このイボタ蝋は、家具の艶出しや織物の艶づけ、薬品にも使われていたそうです。
つぼみも可愛らしいです
小さな可愛い花を、別荘地内でご覧ください。
今日は虫に縁があるようで、
ミヤマザクラの葉にこんなイモムシを見つけました。
これはハムシの仲間でしょうか
気温が上がってきたので、虫たちも活発に動き回っていますね。
午後は寒気の影響か雲が広がってきました。
気温はそれほど高くないものの、湿度が高くなっています。
販売管理センター 26℃ 16:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 21.6℃ 16:20現在
いつ降り出してもおかしくないような空模様で、明日の朝までは雲が多い予報です。
今日のセンター
通勤途上ではオオマツヨイグサが咲き始めました