四季の森ニュース
槐(えんじゅ)
- 更新日2022年08月17日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から雨が降ったり止んだりしています。
朝のうちはシトシトと降っていましたが、
雨は次第に小降りになり、午前中は霧雨程度の降りでした。
今朝の八ヶ岳 雨が降っている割には山が見えていました
入笠山方面 こちらも山は見えています
近隣のソバ畑は、まだ種まきが終ったばかりというところもある中、
お盆前からそばが芽吹いていた畑では、
早くもソバの花が咲き始めていました
成長が早く、すぐに満開を迎えそうです。
今朝のまるやち湖
朝はまだ雨がシトシト降っていました
村道(原村ペンション線)
県道(鉢巻線)
さて、樅ノ木荘付近には、
こんな木があり、花が咲いています。
ほぼ毎日通ってはいるものの、下から上がってくるせいか全く気づかないまま過ごしていましたが、
今日は外出の機会があり、下る際に気が付きました。
白い花が咲いています
この辺りでは見慣れない木だったので、調べたところ、
エンジュ(槐)ではないかと思われます。
エンジュは、マメ科マメ亜科エンジュ属の落葉高木です。
中国が原産で、古くから台湾、韓国、日本などで植栽されている樹木です。
丈夫で大気汚染にも強いことから道路や公園などに植えられていることが多く、
花やツボミには薬効成分があり、「槐花(かいか)」と呼ばれ
止血の生薬として利用されてきました。
中国では昔から尊貴の木として
2000年ほど前の周の時代の宮廷の庭には、3本のエンジュが植えられていて、
朝廷の最高位にある三公はそれに向かって座したと言われています。
エンジュはその丈夫な性質とエンジュが「延寿」に通じることから、
「出世の木」とか「長寿の木」として大切に扱われてきました。
日本でも、福岡県の宇美八幡宮に植えられているエンジュは、
「平産の幸ある木」とされ、安産の守り神として信仰されてきました。
また、庭の北に植えると「キタエンジュ」と呼ばれ、魔除けの効果があるとされています。
ご来荘の皆様は、樅ノ木荘付近にある木を見つけて下さい。
さて、原村村内では、
こんなブドウ畑をご覧いただけます。
1つめの画像は食用だと思われますが、2・3番目の画像は今年植えられたワイン用ブドウの苗木です。
原村は標高が高いため、冷涼すぎてブドウ栽培には適さないと言われてきましたが、
地球温暖化などで栽培適地が高地に移り、村内でもブドウを育て始める農家が出てきました。
一昨年、小規模ワイナリーの建設がしやすくなる内閣府の「ワイン特区」の認定を受け、
村内にはいくつかのワイナリー建設を目指す農家があり、
既にワイナリーが完成し、今年収穫したブドウを使って
ワイン製造を行う予定をのところもあるようです。
原村でも、ブドウの苗木や資材の購入費を補助する制度を始めるなど、ブドウ栽培を後押ししていますので
今後、村内のあちこちでワイン醸造されるのが楽しみです。
2014年頃から試験栽培を始めた原村のブドウ栽培ですが、
2020年から塩尻市のワイナリーに委託醸造しオリジナルワインを製造販売していましたが、
今年は正真正銘の原村産ワインが楽しめるかもしれませんよ。
こちらは食用ブドウ。「ナイヤガラ」かもしれません。
今日はワイン用のブドウが実っているところを撮影できなかったので、
また見つけたらご紹介しますね。
近くの遊休農地ではハスが咲いていました
原村中心部では、サルスベリが見頃です
アメリカフヨウなど咲いていました。
ムクゲ(こひつじ幼稚園付近)
茅野市街・諏訪湖方面の眺望
午後は雨がシトシト降っています。
暑い暑いと思っていたら、突然悪天候が続くようになってしまい、
もう夏が終わってしまったようでとても寂しいです。
販売管理センター 23.5℃ 15:10現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 18.6℃ 15:00現在
こけもも平の今日の最高気温は21.2度(12時)で、
雨の降り出しとともに下がってきています。
今日のセンター
ナンバンハコベ