四季の森ニュース
処暑(しょしょ)
- 更新日2022年08月24日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から山が見えていましたが、湿度が高いせいか空は霞んでいて、
遠くの富士山は目を凝らさなければ確認できないほどでした。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面 青空にソバの花が映えます
さて、昨日は二十四節気の「処暑(しょしょ)」でしたが、
またこの日から、次の節気「白露」までの期間も指しています。
「処」には止まるという意味があり、文字通り暑さがおさまるという意味です。
四季の森周辺は、お盆過ぎ辺りから朝晩がぐっと涼しくなっていますので、本当に暦通りですね。
夏のピークが過ぎた頃という「処暑」ですが、
この時期は昔から台風が発生しやすい時期でもあります。
台風になる前の熱帯低気圧は、暖かい海水から蒸発される水蒸気をもとに発生します。
そのため海水温が上昇する夏から秋にかけてよく発生するんですね。
熱帯低気圧は、熱帯または亜熱帯地域で発生する低気圧の総称ですが、
熱帯ならどこでも発生するというわけではなく、
発生しやすい場所が決まっていて、海面水温が26.5度以上で、
北緯5°~25°付近で発生することが多いそうです。
ちなみに赤道付近は転向力が小さくなるので台風は発生しないようです。
日本の南に位置する北太平洋西部地域は、熱帯低気圧の発生数が全体の36%も占め、
最も発生しやすい場所なのだとか。
今日の天気図を見ますと、台風のたまごである熱帯低気圧がいくつも見られ、
台風シーズンを予感させます。
なんとか日本に近づかないでくれるのを祈るばかりですが、
しばらくは台風シーズンが続くので、風雨に対する備えもしておきたいですね。
今朝のまるやち湖です。
湖岸の遊歩道を歩いてみました。
湖岸ではまだサワギキョウ(沢桔梗)が見頃です
イヌゴマ(犬胡麻)は終盤
ツリフネソウ(吊舟草、釣船草)
花の姿が、吊り下げられた帆掛け船似ていることから名付けられました
ゴマナ(胡麻菜)
サワヒヨドリ(沢鵯)
オオマツヨイグサ(大待宵草)
イヌタデ(犬蓼)
シシウド(獅子独活)
ヨモギ(蓬)
ノコンギク(野紺菊)
ガガイモ(蘿藦、鏡芋、芄蘭)
ユウスゲ(夕菅)の実などが見られます
また湖岸では、
アサマフウロ(浅間風露)が見頃になっています
フウロソウの中でも最も大型で、
湿り気のある高原の草地に生える多年草です。
浅間山麓地方に多く見られたことから名付けられています。
濃い紅紫色が鮮やかで、白い絞りが入ることもあります。
国の絶滅危惧種に指定されており、近年数を減らしているようです。
同じフウロソウ科のタチフウロ(立風露)も同じような場所に咲いているので、
色や大きさの違いなど観察してみて下さい。
さて、自宅近くの電線にここ数日ツバメが可愛い姿を見せてくれています。
まだ親からエサをもらっているようで、親鳥が近づくと賑やかです
たくさん食べて、早く飛び回れるようになるといいね
青空が広がっているものの雲も多く、午後も晴れたり曇ったりしています。
今日も湿度が高く、気温が上昇しているので非常に蒸し暑い日中です。
販売管理センター 29℃ 14:10現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 25.1℃ 14:10現在
今晩はまとまった雨が降るようです。
落雷などにご注意下さい。
今日のセンター
セミの抜け殻