四季の森ニュース
ゴマダラカミキリ
- 更新日2022年08月26日
- カテゴリ四季の森だより
昨晩はかなりまとまった雨が降りました。
朝には上がっていて、青空も見えていました。
入笠山方面 ソバの花が見頃です
八ヶ岳は雲に覆われていましたが、時間とともに回復しています。
さて、一昨日センターの裏手でカミキリムシを見つけました。
昆虫好きな方が見つけたら、思わずテンションが上がる虫ですね。
カミキリムシの仲間はカラフルな種類が多く人気のある昆虫です。
一方で、樹木を加害するやっかいな存在でもあります。
特に幼虫は樹木の内部を食い荒らして穴を開けてしまうことから「テッポウムシ」とも呼ばれます。
他に、幼虫がひそんでいる薪を焚き上げた時の破裂音から「テッポウムシ」と呼ばれるようになった
という説もあります。
カミキリムシは鞘翅目カミキリムシ科に分類される甲虫の総称です。
「紙切り」とか「噛み切り」と思っている方も多いと思いますが、
漢字では「髪切虫」と書き、噛む力が強く、髪を切ってしまうほどだとうのが
名前の由来のようです。
カミキリムシの幼虫は、木の幹の中に生息し、その内部を食べて成長します。
そして成虫になると、木の皮を食べるもの、食物の葉や茎を食べるもの、
花の蜜を吸うものなどに分かれます。
画像はゴマダラカミキリだと思いますが、
長い触角と黒い体に白い斑紋が特徴で、カミキリムシの中では中くらいの大きさになります。
森林や雑木林、緑の多い住宅地など広く生息しており、
クワの木やバラ科の植物、イチジクなどをエサにしています。
木の食害をするやっかいもののイメージが強いカミキリムシですが、
多くのカミキリムシは既に枯れた木を食べて分解してくれるので、
自然の循環サイクルに欠かせない重要な役割を担っている昆虫のひとつです。
将来の食糧不足を解決する新たなタンパク源として「食用コオロギ」が注目され、
茅野市内に養殖加工場がオープンしたというニュースを最近見ましたが、
カミキリムシの幼虫も実は食用になるそうで、焼き上げるとバターのような風味がするそうです。
諏訪地方は、昆虫食文化が根付いている地域なので、あまり驚きませんが、
カミキリムシも食べられる昆虫のひとつだったんですね。
今朝のまるやち湖です。
今朝は綺麗に見えていました
ユウガギク(柚香菊)
キンミズヒキ
イヌタデ
ハナトラノオが満開です
そして、センター横にある散策路「からまつの小径」でみつけたキノコです。
午後は、晴れているもののまた雲が広がってきました。
南八ヶ岳
北八ヶ岳は山頂までよく見えていました
ちっとも夏らしい天気がないまま秋になってしまいそうですね。
半場管理センター 29℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.9℃ 15:00現在
湿度が非常に高く、蒸し暑い日中でした。
今日のセンター
ジョウビタキ(オス)