四季の森ニュース
エンビセンノウが咲き始めました
- 更新日2022年08月28日
- カテゴリ四季の森だより
昨日の天気予報通り、未明から朝方にかけて雨が降ったようです。
まだ通勤時間帯の頃には雨が残っていて、
その後雨は上がったものの、霧が発生して、
肌寒い陽気の午前中でした。
今朝は井戸尻史跡公園の赤ソバ畑がどうなっているか立ち寄ってみましたが
まだ芽が出たばかりでした。
こちらの花はまだ先になりそうです。
今朝は山が全く見えていなかったので、
県道鉢巻線を通って出勤しました。
初夏に花を撮影したホオノキにはいくつも実がなっていて、茶色く色づいてきていました
(ピンボケですみません)
富士見ペンションビレッジ付近では、サルビアが鮮やかに咲いていました
鉢巻線では紅葉している木も見られました
道路脇の法面には、オトコエシ(男郎花)が群生しているところがありました。
白い花なので、遠目にはヒメジョンが咲いているようにも見えます。
そろそろ山が見え始めるのではないかと思い、まるやち湖にも立ち寄ってみました。
まだ雨が降っていて、八ヶ岳も薄っすらと見えるだけでしたが、
村道原村ペンション線を通過する頃には山が見えるようになっていました。
このまま天気が回復するのかと思ったのですが、
9時過ぎから霧が発生し、八ヶ岳は隠れてしまいました。
昼前から霧は収まり、少しずつ天気は回復しています。
さて、八ヶ岳自然文化園でそろそろエンビセンノウが咲き始めたのではないかと思い、
園内の湿生花園を見てきました。
まだ咲き始めですが、鮮やかな朱色の花が目立っていました
エンビセンノウは、ナデシコ科センノウ属の多年草です。
湿気の多い山野に生えますが、分布域が狭いため乱獲や盗掘が多く、
近い将来、野生での危険性が高いとして環境省のレッドリストに指定されています。
エンビセンノウ(燕尾仙翁)の漢字の通り、燕の尻尾のような花びらが特徴です。
まだちらほらしか咲いていませんが、つぼみの株も多くありますので、
もう少し先になると多くの花が見られると思います。
湿生花園では現在、
サワギキョウ(終盤です)
エゾミソハギ
ユウガギク
キンミズヒキ
アサマフウロの群生が見られます
咲き始めたばかりの花は、
ノコンギク(野紺菊)
ノダケ(野竹) まだつぼみですが面白いですね
オトコエシ
ミズヒキ
ヤマハッカ(山薄荷)
ミゾソバ(溝蕎麦)
ヤマトリカブト(山鳥兜)などです
その他、
ノアザミ
サワヒヨドリ
ハンゴンソウ(反魂草)が咲いています
ちょうど、夏の花と秋の花との入れ替わる頃で、両方の花が楽しめる時期でもありますね。
ピクニック広場のオオバボダイジュ
ヤマウルシ
ナナカマドの紅葉も始まっています
今日は8月最後の日曜日ということで、多くの来園者で賑わっていましたが、
湿生花園はとても静かでした。
皆様もどうぞ散策にお出掛け下さい。
午後は、天気が回復し14時頃から日が差すようになり、気温も上昇してきました。
販売管理センター 23.5℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.1℃ 15:00現在
こけもも平の今日の最高気温は20.3度(14時10分観測)でした。
すっかり秋の気温ですね。
このまま天気は回復し、明日にかけて「晴れ」になるようです。
今日のセンター
スズランノキが色づいてきました
センター事務所の窓にとまったホシベッコウカギバ
半透明の美しいガです
クマノミズキ、ヤマボウシを食べるそうです