四季の森ニュース
常緑針葉樹の落葉期
- 更新日2022年11月28日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は雲が広がっており、
気温は氷点下ではないものの、
日差しが全くないので、朝は真冬のような寒さでした。
日中にかけて天気は徐々に回復しています。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
雲が多いものの富士山も見えていました
北アルプスは見えているところと雲に隠れているところがあります
まるやち湖
寒くなったせいか散歩の方も少なく、カルガモたちも伸び伸びと過ごしていました
他の水鳥もそろそろ飛来するでしょうか
さて、落葉が進んで殺風景になった周辺の森ですが、常緑針葉樹は緑の葉を保っています。
しかしよく見ると茶色くなった葉が目立つようになっています。
アカマツ
枯れているのか、とも思ってしまうのですが、実は常緑針葉樹も落葉し、葉を交代させます。
マツやスギ、ヒノキやモミなどの交代の時期は秋が主になるので、
この時期、葉を落とすカラマツ以外の針葉樹を見ますと、
茶色くなった枯れ葉を確認することができます。
モミ
サワラでしょうか
木全体に枯れ葉が確認できます
針葉樹の葉の寿命は、種類によってさまざまですが、
マツは1年半ほどで、2年目の晩秋に落葉するそうです。
スギは5年程、ヒノキは4年~6年、モミは5年~10年にもなるそうです。
世界一長寿の木として知られているイガゴウヨマツは、葉の寿命も15年~30年と長いそうです。
また逆に、熱帯や亜熱帯の環境で育つ常緑樹には、葉の寿命が半年しかないものもあるようです。
葉がどんどん新しいものに入れ替わっていくんですね。
初夏の季語に「常盤木落葉(ときわぎおちば)」というのがあります。
常盤木とはマツ、スギなどの常緑樹の別名です。
主に秋に葉を落とすマツですが、初夏になると人知れず少しずつ葉を落とし始めます。
この時期の常緑針葉樹にもご注目下さい。
昼頃の八ヶ岳です。
南八ヶ岳
硫黄岳、峰の松目、横岳、阿弥陀岳
ギボシ、権現岳
天狗岳、根石岳、箕冠山
北八ヶ岳
霧ヶ峰、車山
茅野市街地方面
午後は青空が広がり日差しも出て暖かくなりました。
販売管理センター 14℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 10.3℃ 16:00現在
今晩から天気は下り坂で、明日の午後から明後日の朝にかけて雨が降るようです。
今日のセンター
美しい青空