四季の森ニュース
ビワの花
- 更新日2022年12月11日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から雨がパラパラと落ちてきていましたが、
道路が濡れるほどではありませんでした。
気温は、朝曇りで暖かく霜も降りていなかったのですが、
気温は全く上がらないため寒い日中となりそうです。
今朝の八ヶ岳 低い雲が出ていて、標高の高い山は見えていません
入笠山方面
富士山頂には雲はあるものの明るい空でした
まるやち湖
カルガモ
さて通勤途上では、現在花を咲かせている木があります。
ちょうど交差点付近にある民家のため、撮影もできず10日ほど経過してしまいましたが、
今日は日曜日で交通量が少なかったので、撮影することができました。
見慣れない花ですが葉を見るとなんとなく見たことがあるような・・・。
調べてみたところ、ビワ(枇杷)だと判明しました。
ビワは、バラ科ビワ属の常緑高木です。
原産は中国南西部とされ、日本では四国、九州に自生していますが、
古い時代に日本に渡来し民家で栽培されていたものが野生化したとする説や
元々日本に自生していたという説があるようです。
ビワという名は、果実あるいは葉の形が楽器の琵琶に似ていることに由来している
という説が根強いのですが、琵琶が日本に渡来したのは奈良時代で、
ビワはそれ以前から食用にされてたようなので、
はるか昔には違う名前だったのかもしれません。
日本のビワ栽培がはじまったのは奈良時代からで、
当時のビワは小粒で酸味が強かったのですが、
江戸時代後期に中国から大粒の唐ビワが入ると、長崎県を中心に栽培が本格化しました。
現在流通するビワは、唐ビワを原種とし日本で改良されたものなのだそうです。
ビワの開花は11月から1月にかけてで、
多数の花が円錐状に集まって芳香を放つようです。
今朝は雨がパラつく天気でしたので香りを感じることができなかったのですが、
また通勤時に確かめてみたいと思います。
果樹の中では最も遅く花が咲くビワですが、
寒さを防ぐため、つぼみや花柄は淡い褐色の毛に覆われ、
また個々の花の開花をずらすことで寒さによる被害を防いでいるのだそうです。
毛に覆われた花(※お借りした画像です)
ビワの葉は薬用となることも知られています。
咳を鎮めたり、痰を除いたり、胃を丈夫にしたり、
体の余分な水分を排泄したりする作用があるとされています。
また、ビワの葉を煎じた汁を皮膚炎やあせもに湿布したり、浴用料としても使われます。
ビワ茶というのも良く耳にしますが、美肌にも効果があると期待されているようです。
ビワも花が終れば実がつき、6月頃には熟して食べ頃になります。
原村では無理かもしれませんが、標高900m付近の高冷地でもビワが育つのに驚きました。
種類によっては耐寒性が強いものがあるのかもしれないですね。
今後も果実ができるのか注目していきたいと思います。
さて、通勤時はポツポツと雨が降っていましたが
まるやち湖付近になると、雪混じりの雨に変わっていました。
そして四季の森に到着頃から天気は更に悪化し、周辺は雪になりました。
昼過ぎも雪が続き、車のウインドウも白くなりかけたのですが、
13時半頃には雪はほぼ止みました。
14時半現在、積雪はなく雪はチラチラと落ちているだけです。
ただ、こけもも平は薄っすら積もっている可能性があります。
日差しが全くないので、朝から気温は横ばいで、薄暗く非常に寒い日になっています。
販売管理センター 3℃ 14:40現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 1.0℃ 14:30現在
こけもも平では既に気温が1度です。
これから夜は晴れてくるようなので、明朝は冷え込みが厳しくなりそうです。
道路の凍結などご注意下さい。
今日のセンター 11時頃撮影