四季の森ニュース
七草爪
- 更新日2023年01月07日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は薄雲が出ているくらいで、よく晴れていました。
晴れていたので、非常に寒く、
こけもも平の1時間ごとのデータによりますと、氷点下8.3度(7時)まで下がりました。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
富士山 遠くの山々は霞んでいました
まるやち湖
さて、昨日から二十四節気の「小寒(しょうかん)」に入りました。
「小寒」と「大寒」を合わせた期間は「寒中」「寒の内」などと呼ばれ、最も寒い季節になります。
「小寒」は、「大寒」を前に小さい寒さという意味ですが、
実際には「小寒の氷 大寒に解く」という故事があるように、
実際は「小寒」の頃のほうが寒いと感じることも多いですね。
「小寒」の行事や風習は、1月7日が「人日の節句」で七草粥をいただく日、
1月11日は「鏡開き」、1月15日は小正月で、どんど焼きなどが行われます。
七草粥
皆様、七草粥は召し上がりましたか。
年末年始に酷使した胃腸をいたわるとともに、
無病息災の願いが込められている七草粥ですが、
似たような言葉に「七草爪(ななくさづめ)」というのはご存じでしょうか。
他に、「七日爪(なのかづめ)」とか「七種爪(ななくさづめ)」、「菜爪(なつめ)」
などと呼ばれることもあります。
これは、七草粥と同じように1月7日に行われる行事で、
新年になって初めて爪を切ることを言います。
昔は、新年を迎えた後、1月7日までは爪を切ってはいけないとされていました。
その理由は、お正月を血で穢すことを忌み嫌っていたからと言われています。
昔は爪切りの道具がなく、小刀などの刃物で爪を切るため
うっかり指を切ってしまい、出血することが多かったんですね。
昔の人は、爪だけでなく、お正月に刃物を使うことは
「良縁も切ってしまう」と考えていたため、
爪切りだけでなく、刃物全般を使うのを避けていて、
現在でもこうした風習を守っているところもあるようです。
七草粥を作る際に残った七草を茶碗に浸したものや、
七草を茹でて冷ました汁に指を入れ、爪をやわらかくしてから
新年の爪切りをする、というのが「七草爪」です。
「七草爪」は、邪気をはらうという言い伝えがあり、
1年間風邪をひいたり病気にならないとも言われているようです。
猫の爪切り(イメージ)
今日は蓼科へ出向きました。
冬の蓼科の風物詩、小斉の湯の氷瀑です
大きく成長していました
蓼科湖(蓼科山、北横岳)
蓼科湖は広いのでなかなか全面結氷することはないのですが、
画像の下の部分は凍っていました
カルガモ
まるやち湖は水鳥の姿がないので、つい目がいきます(笑)
蓼科からの帰路、玉川地区からの八ヶ岳です。
天狗岳~編笠山 11時30分頃撮影
蓼科山~天狗岳
そして、原小学校の天然スケートリンクがどうなっているのか立ち寄ってみました。
寒波で氷の状態もよく、例年より早い1月4日に初滑りが行われました。
学校の授業で使用されるほか、朝や休日の前夜は一般にも開放されるそうです。
氷の状態を見ながら1月末くらいまで使用するそうですが、
滑走の可否は、毎朝7時に判断され、今年からツイッターでも発信しているようです。
「原村スケートリンク管理委員会」のアカウントからどうぞ。
午後は雪が舞うような予報もあったのですが、
雲が少し広がったくらいで、大きな天気の崩れはありませんでした。
気温も少し緩んで、こけもも平でも5度近くまで上がっています。
こけもも平(標高1500m)観測データ 4.2℃ 14:00現在 ※今日の最高気温
今晩は満月です。
原村の天気は、夜の始め頃に雲が広がりますが、夜遅くになると晴れてくるようです。
今年最初の月を見上げてみてはいかがでしょうか。
1月の月は「ウルフムーン」と呼ばれます。
今日のセンター 13時頃撮影
霧ヶ峰・車山