四季の森ニュース
スキーの日
- 更新日2023年01月12日
- カテゴリ四季の森だより
今朝も厳しい冷え込みでした。
通勤で標高1000m付近から八ヶ岳エコーラインまで標高が上がるのに、
気温が下がるのが普通で、上がることはほとんどありえないのですが、
今朝は車の外気温が5度も上がったので目を疑いました(笑)。
エコーラインから四季の森方面へ上がると気温は下がりましたが、
日当たりのいいところは朝から気温がぐんぐん上がっています。
今朝の原村観測所の最低気温は、氷点下8.8度(1時31分)でした。
昨日の朝は氷点下10.2度でしたので、朝は毎日厳しい冷え込みです。
こけもも平の観測機器は、寒さの影響なのか、不調になっていますのでご了承下さい。
ちなみに、今朝長野県で一番冷え込んだのは、上田市菅平で
氷点下21.6度(5時27分)だということです。
北海道でないのに、氷点下20度を下まわるなんてちょっと信じられませんね。
どんな寒さなんでしょう。
今朝の八ヶ岳 気持ちよく晴れていますが薄雲が少し出ています
入笠山方面
富士山
北アルプスもよく見えていました
さて、今日は「スキーの日」だそうです。
絶好のスキー日和になりましたね。
1911年(明治44年)に、当時オーストリア・ハンガリー帝国の軍人テオドール・レルヒ少佐が、
新潟県高田(上越市)の陸軍歩兵連隊の青年将校に初めて本格的なスキー指導をしたことが、
日本のスキー発祥であると言われています。
それまで日本には、雪の上を歩く「かんじき」しかなかった時代でしたので、
スキーは雪国の生活を一変させるものだったようです。
レルヒ少佐が伝えたスキー技術は、
「リリエンフェルド・スキー滑走法」(オーストリア式)というアルペンスキーでした。
これはレルヒ少佐の師匠マティアス・ツダルスキーが完成させたスキー技術です。
当時世界で主流となっていたスキーは、2本の杖を使う「ノルウェー式」と呼ばれるものでした。
これは平らな場所を歩くのには最適だった一方、足をスキー板に固定する締具が簡素だったため、
山の斜面を滑るのには適していませんでした。
そこでツダルスキーが、締具で足をスキー板にしっかり固定し、
一本の長い杖(ストック)を使って、両足のスキーをハの字に開いたブレーキ動作を主に用いて
アルプスのような高所でも安全に滑ることができる技術を考案しました。
この技術がレルヒ少佐を通して日本に伝わったのがスキーの始まりなんですね。
スキー場(イメージ)
新潟県上越市にある金谷山スキー場にはレルヒ少佐の像が建立されており、
「スキーの日」には、「一本杖スキー術」が披露されるそうです。
ちなみに、レルヒ少佐は新潟県の後、北海道旭川へ着任しスキー指導を行ったそうで、
旭川空港や倶知安町にも少佐の像が建てられているそうです。
さて、今日のまるやち湖には、
10時撮影
どんど焼きのやぐらが出来上がっていました
今までお世話になっただるまや、しめ飾りやお守りなどを焚き上げる行事ですが、
長野県内でも「三九郎」とか「左義長」など地域によって名前が変わります。
日程は、看板が出ていなかったのでわかりませんが、
昨年は1月16日(日)でしたので、今年は15日(日)でしょうか。
今日も外出の機会がありましたので、周辺の様子をご覧ください。
八ヶ岳 北山芹ケ沢付近からの撮影です(11時過)
天狗岳~編笠山
蓼科山、北横岳
車山
芹ケ沢からだと硫黄岳がよく見えます(一番左側)
阿弥陀岳の左隣に見えているのは赤岳になります
八ヶ岳農場 冬季(1月~3月)は木曜日が定休日のため本日はお休みです
牛たちものんびりです
遠くのポニーやヤギもまったり中
午後も快晴は続き、日中は気温が上昇して、道路の氷もかなり解けていました。
販売管理センター 10℃ 15:50現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 6.5℃ 15:50現在
センター付近は10度を超えました。季節はずれの暖かさです。
明日も暖かさは続くようですが、お天気は下り坂のようです。
今日のセンター 13時半頃撮影
暖かいのでスタッフは薪割作業でした