四季の森ニュース
樹氷の朝
- 更新日2023年03月19日
- カテゴリ四季の森だより
昨日は日中は雪が降り寒い日でした。
夕方に再び雪が降り出し、翌朝は積雪しているのではと心配になったのですが、
周辺の主要道路には積雪はありませんでした。
今朝は雲ひとつない快晴です。
霞もなく、久しぶりにすっきりと晴れ渡った青空が美しいです。
朝は厳しい冷え込みになりました。
こけもも平の1時間毎の気象データによりますと、今朝の最低気温は-5.9度(6時)まで下がりました。
久しぶりにキリリとした空気感です。
入笠山方面
南アルプス
採草地はこのところの暖かさでかなり草が青々としてきていたのですが、
今朝は昨日の雪と霜で真っ白です
富士山方面には雲があって今朝は見えませんでした
真っ白になった原村の畑から見る今朝の八ヶ岳
北アルプスも真っ白な山頂が見えています
さて、画像でもご確認いただけますが、
今朝は樹氷が美しく見られました。
周辺の様子をご覧下さい。
昨日の雪が木々の枝に着雪し、今朝の寒さで凍り付いています
村道原村ペンション線
樅の木荘上のモミジ並木
まるやち湖からみる園内の木々も白く装っています
しらかばの小径
ヤドリギも樹氷になっています
しらかば平入口(八ヶ岳自然文化園側)
立場林道
センター
センター
センター裏手
水たまりは凍っています
屋根の雪が少しずつ解けて、波模様になっています
朝から屋根からの落雪が続いています
バードフィーダーにも落ちてくるので、午前中は鳥が近づきません
8時半頃撮影
青空と樹氷、絶好の被写体ですが、撮影は時間との闘いですね。
しばらくすると、樹氷は儚く消えてしまいました。
さて皆様「上雪(かみゆき)」という言葉はご存じでしょうか。
この言葉は長野県独自の方言で、
長野県の中南信地方を中心に降る、重く湿った雪のことを指します。
春が近づくと、本州の南岸を南岸低気圧が通過し、
海からの多量の水分をを含んだ湿った雪が降ることが多くなりますが、
こうした雪を「上雪」と呼びます。
名前の由来は諸説あるようで、
ひらひらと舞う様子から紙吹雪の「紙」が由来だという説、
春の女神が降らせる「神雪」だとう人もいるそうですが、
西日本(上方)からやってくる雲から降る雪なので「上雪(かみゆき)」と
呼ばれるようになったというのが今のところ有力説のようです。
今回通過した低気圧は南北に伸びており、南岸低気圧ではありませんでしたが、
雪質は「上雪」でした。
ちなみに、西高東低の気圧配置で降る、
サラサラのパウダースノーは「下雪(しもゆき)」と呼ばれるそうです。
「下雪」は冬、「上雪」は春、そんなイメージです。
ひと雪ごとに春本番が近づきます。
気温は朝から上がっていますが、それほど暖かすぎず、
澄み渡った青空が広がり、清々しい陽気の本日です。
春の雪の後は、こうしたご褒美のような天気になるのが嬉しいですね。
販売管理センタ― 9.5℃ 14:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 9.0℃ 14:20現在
晴れているので雪解けは進んでいますが、1日では解けきりません。
明日も道路の凍結にはご注意下さい。
今日のセンター 14時半撮影
フキノトウ