四季の森ニュース
諏訪湖石彫公園
- 更新日2023年03月16日
- カテゴリ四季の森だより
今朝も晴れてはいるものの薄い雲が広がっていました。
ただ、日差しが遮られることはなく、
霞ではないため遠くの山も見通せる状態でした。
こけもも平の気温データによりますと、
朝は0度前後で推移し、-0.2度(6時)を観測しています。
今朝の八ヶ岳
富士山 裾野が霞んで幻想的でした
南アルプス
写り込んでいるヤナギの花穂も出てきました
上空からトビが獲物を狙って急降下してきました
北アルプス
まるやち湖
さて、一昨日は休みをいただき、健康診断に行ってきました。
諏訪赤十字病院
諏訪地域の拠点病院のひとつで、諏訪湖畔に位置しています。
健診センターからは諏訪湖は見えないのですが、
病棟からは諏訪湖が見えたり、展望浴室(温泉)があったりします。
病院からは諏訪湖畔公園も近いので、健診後に立ち寄ってみました。
石彫公園
湖畔公園は下諏訪町との境界まで細長く続いていますが、いくつかのエリアに分かれていて、
中でも石彫公園エリアは駅からも近く、諏訪湖上花火大会のメイン観覧席にもなる場所です。
羊と羊飼いの彫刻が可愛らしく、日差しも暖かいのでとてものどかな雰囲気です。
諏訪湖には初島が見えます
初島は花火大会の際の打ち上げ場として作られた人口島です。
湖岸と初島の間には着物姿の女性の像があります。
さて皆様、湖上に浮かぶ像は誰なのかご存じでしょうか。
この像は、湖畔公園整備の一環で、茅野市出身の彫刻家矢崎虎夫に依頼をして制作されたブロンズ像で、
高さは6mにもなります。
実はこの像は実在の人物ではなく、浄瑠璃や歌舞伎の「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」
という演目のひとつに登場する八重垣姫です。
「本朝廿四孝」は武田信玄の息子武田勝頼と、長尾謙信の娘八重垣姫の物語で、
とても長い話になるのですが、あらすじを簡単にご紹介しますと、
時は戦国時代、長尾家は武田家の家宝の兜を借りたまま返さないため両家は争っています。
八重垣姫は長尾家のお姫様で、両家が仲直りするようにと武田家の長男勝頼と婚約しました。
ところが様々な事件が起こり、兜はいまだ武田家に返されないままで、
勝頼は兜を取り返そうと、変装して長尾家に潜り込みますが、
長尾謙信(八重垣姫の父)は勝頼の正体を見破り、家来に殺害を命じます。
その計画に気づいた八重垣姫は、勝頼に危険を知らせるため、
兜を持ち、その霊力を借りて勝頼の後を追う、というお話です。
八重垣姫は、氷った諏訪湖の上を駆けぬけたとされ、諏訪湖の御神渡りにもつながるお話です。
八重垣姫が肩に担いでいるのは兜なんですね。
歌舞伎の八重垣姫は、女形の大役である「三姫」のひとつとして有名だそうです。
石彫公園エリアからは北アルプスも少し望めます
公園の一画にはD51も展示されています
中央東線、篠ノ井線の主力機関車として活躍していたそうです
昔、遠足で見学した記憶がよみがえってきました(笑)
諏訪湖畔はサクラの名所でもあります
まだツボミは固いですが、諏訪市の開花予想は3月31日とのことです。
サクラを見ながら諏訪湖畔の散策などいかがでしょうか。
一昨日、もうひとつ立ち寄ったのがこちら、
茅野市街に昨年オープンした「Green Tea 煎(せん)」、
お茶と手作り和スイーツが美味しいお店です。
和スイーツのお店はこの辺では珍しいので、とても新鮮です。
季節によってスイーツが変わるので何度も足を運びたくなります。
茅野市街にお出掛けの機会がありましたらお訪ね下さい。
午後は少し雲が広がり、日差しも少なくなりました。
天気は下り坂です。
こけもも平(標高1500m)観測データ 13.8℃ 15:30現在
こけもも平の今日の最高気温は15.1度(14時半)でした。
明日は、日中は日も差す時間もありそうですが、夜からは雨が降る予報です。
そして、日付が変わる頃からみぞれまたは雪になる可能性もあるようです。
今日のセンター
飛行機と飛行機雲
飛行機雲がクロスに重なりました