四季の森ニュース
スエコザサ
- 更新日2023年04月30日
- カテゴリ四季の森だより
朝、家を出る時間帯はそれほど降っていなかった雨でしたが、
富士見町立沢地区付近から土砂降りで、前もよく見えないほどでした。
雨は、午前中は強弱をつけながら降り続いていましたが、
徐々に小降りになり、昼過ぎにはほぼ止みました。
信濃境駅のツツジ
そろそろ見頃ではないかと、今朝は信濃境駅のツツジを見てきました。
満開にはもう少しといったところです。
サクラの季節が終ると、追いかけるようにツツジが咲き始めます。
ツツジは漢字で「躑躅」と書きますが、中国名では「てきちょく」と読みます。
「てきちょく」には「行っはて止まる」という意味があり、
見る人に足を止めさせるほどの美しさから、この漢字が当てられたとも言われています。
ツツジは、北半球の温帯地方を中心に約800種ほどがあり、
日本には50種余が自生しているそうです。
江戸時代には久留米藩が「クルメツツジ」を作り出すなど、多くの園芸品種が作出され、
庭木や生垣、公園樹や盆栽などにされるなど、人々に愛されている花のひとつです。
諏訪地方でツツジの名所といえば、岡谷市の鶴峯公園が有名です。
今年の「鶴峯公園つつじ祭り」は、5月3日(水)~5月14日(日)まで行われます。
岡谷市観光協会「旅たび岡谷」つつじ開花状況 → こちら
通勤途上は、雨のため車内からの撮影です
満開のシバザクラ(富士見町乙事地区付近) 雨なので少し萎れています
原村郷土館のシダレザクラ
まるやち湖
さて、午前中少し外出をした帰りに少し寄り道をして撮影してきました。
笹離宮
四季の森からもほど近い上原山林間工業団地の中にある笹類の庭園です。
園内は「植物園エリア」と「数寄屋庭園エリア」で構成されており、
「植物エリア」には、国内および海外の笹類約120種が植えられています。
NHK連続テレビ小説「らんまん」が放送されていますが、
主人公のモデルとなった「日本の植物学の父」と呼ばれる牧野富太郎博士が昭和2年に発見し、
亡くなった妻寿衛子さんの名前をつけた「スエコザサ」が、この庭園にあるんです。
この「スエコザサ」が生い茂る一角に
博士が妻への感謝の気持ちを込めて読んだ句が刻まれた石碑が建立され
牧野博士の誕生日となる4月24日に除幕式が行われました。
庭園は4月29日から開園しています。
火・水・木曜日は休園になりますが、ゴールデン期間中などは開館していますので、
ホームページで営業日をご確認いただき、お出掛け下さい。
笹離宮 → こちら
「スエコザサ」は、宮城県から岩手県で見られる常緑のササで、
笹離宮では、高知県立牧野植物園からもらい受けて繁殖させたそうです。
スエコザサ
庭園入口
村道農場線から「笹離宮」の看板があります
夕方、空は明るくなってきたものの、まだ雲ったままですが、
雨が上がったのでホッとしますね。
販売管理センター 16℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 11.1℃ 16:00現在
明日の朝までは雲が残りそうですが、日中はいい天気に恵まれそうです。
今日のセンター 13時45分撮影
センター駐車場の満開のシロヤマザクラ