四季の森ニュース
柳絮の季節
- 更新日2023年05月17日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から気温が高く、
昨日に引き続き日差しもあって気温がぐんぐん上昇しています。
今朝の八ヶ岳
今朝は雲ひとつない空なのですが、霞んで遠くの富士山や北アルプスは全く見えません
入笠山方面
まるやち湖からの八ヶ岳
園内ではヤマツツジが咲いているのが確認できます
駐車場のクルミの木も雄花が咲き始めました
そして、レンゲツツジも咲き始めたようです
さて、今朝は車を走らせていると、
フワフワした白い綿毛が飛んでいました。
周りを見ても、タンポポはないし、フキもありません。
他に何かあるのかと見回すと、ヤナギがあり、そこから綿毛が飛んできたようです。
「柳絮(りゅうじょ)」の季節なんですね。
センターのヤナギはまだ飛ぶほど綿毛はついていないので、柳絮はこれからになります
ヤナギは種類がとても多いですが、
中国では、ヤナギは「春を告げる木」「蘇生のシンボル」とされる吉祥木とされています。
中国でヤナギというのは「シダレヤナギ」のことを指すことが多く、
枝が垂れるヤナギは「柳」、枝が垂れないヤナギは「楊」としています。
シダレヤナギは、中国から日本に渡来した際に雄株だけだったため、
日本では実を結ぶことがなく、挿し木でのみ増やしている木なんだそうです。
またアイヌの伝説では、川に落ちたヤナギの葉を神様がシシャモにした、という話があり、
シシャモを漢字で「柳葉魚」と書くのは、この逸話に由来しているようです。
皆様、セイヨウハコヤナギという木はご存じでしょうか。
日本では「ポプラ」と呼ばれていて、「ポプラ」なら皆さんご存じですね。
真っすぐに上に伸びる木で、シダレヤナギとは対照的なヤナギです。
そして、材として流通しているのがバッコヤナギです。
白っぽく、軽くて柔らかいのが特徴で、まな板の材としてイチョウとともに人気があります。
綿毛が風に舞う「柳絮」は春の季語なのですが、この辺りでは初夏の風物詩になります。
ペンションビレッジ内では、
八重ヤマブキが見頃になっています
ウワミズザクラ
もうそろそろ終わりかなと思っていましたが、ペンションビレッジ内に大木がありました
飛行機雲とウワミズザクラ
ドウダンツツジの大木もありました
花がびっしりついています
サラサドウダン
村道ペンション線のサラサドウダンも花が咲き始めました
そして、センター駐車場のミヤマザクラは、
昨日は咲き始めでしたが、今日はだいぶ咲き進みました
センターにもズミがありますが、
オオヤマザクラと同じように今年は花芽が少ないようです。
霜の被害なのかもしれませんね。
キセキレイ
午後も強い日差しが続き、気温が上昇しました。
販売管理センター 28.5℃ 15:50現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 24.1℃ 15:40現在
真夏のような気温ですね。
ただ、湿度が20%と低いので、気温の割には爽やかです。
明日は、昼前から雲が広がる予報です。
今日のセンター 13時頃撮影
フキの花 フキも綿毛です