四季の森ニュース
水無月
- 更新日2023年06月01日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は晴れて、八ヶ岳もよく見えていました。
ただ雲が多いので、時折日が限るような時間帯もあります。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面 高い位置に雲海が発生しています
今朝は八ヶ岳自然文化園内の遊歩道を少し歩いてみました。
まるやち湖
レンゲツツジがキレイに咲いていました
まだ花はほどんど見られませんが、野生のアヤメが咲き出していました
対岸から見ていたトチノキ、花がたくさんついています
花はそろそろ終盤で、実ができているのも確認できます
トチノキも花が高い位置に咲くので、近づいて撮影ができません。
パターゴルフ場
遊歩道にはこんなアリの巣がたくさんできていました。
園内は緑も豊富ですが、生き物もたくさんです。
満開の木もありますが、ろそろ花を落としているレンゲツツジです
サラサドウダン
カラマツの球果
原村ペンションビレッジ内では、
マツムシソウが咲いていました
さて、今日から6月に入りました。
6月の和風月名は「水無月(みなづき)」です。
梅雨の季節なのに「水無月」と違和感を感じますが、
「無」は「ない」ではなく「の」という連体助詞で、「水の月」だというのが有力説です。
陰暦では4月から6月が「夏」になるため、
6月は夏の最後の月という意味の「晩夏」や「季夏」とも呼ばれます。
現在公式に使われている暦は、新暦(太陽暦、グレゴリオ暦)ですが、
太陽の動きを基準に作られた暦で、世界共通の暦として使われています。
エジプトやローマ帝国では古くから使われていましたが、当時は地球が太陽の周りを回るのではなく、
太陽が地球の周りを回ると考えられていました。(天動説)
この周期を太陽年とか回帰年といい、1周するのにかかる時間が365.242日と計算されていますが、
1年を365日とすると、毎年0.242日(6時間弱)ずつズレが生じるため
4年に1度、閏日をつくって調整しています。
太陰暦は、月の満ち欠けの周期である朔望(さくぼう)を基準にした暦になります。
「太陰」とは「月」のことを指しています。
月は約27.3日の周期で地球の周りを公転していますが、
地球が太陽の周りを公転しているので、満ち欠けの周期は約29.5日となります。
1朔望をひと月として、12ヶ月を1太陰年とするので、
ひと月が29日(小)の月と、30日(大)の月を組み合わせて1年の暦を作りますが、
1年が354.36707日になる計算です。
そこで、太陰暦には閏月を入れて季節のずれを調整する「太陰太陽暦」が出てくるのですが、
閏月を入れず調整をしない純粋太陰暦というものもあり、
現在もイスラム圏などで使われているそうです。
太陰太陽暦は、太陰暦に太陽暦の要素を取り入れてつくられた暦です。
1太陽陰年は354.36707日になり、1太陽年とは11日ほどずれがあり、
3年経つと約1ヶ月のずれが生じます。
そこで、太陽の運行も参考にしながら、閏月をプラスして13ヶ月の年をつくって
ずれを調整しています。
日本では、新暦になる前は、天保暦(1844年~1872年)でしたので、
一般的に旧暦は天保暦のことを指しているそうです。
しらかば平入口付近のミズキ 花が目立つようになってきました
満開まではもう少しですね
オオヤマザクラの実 赤く色づいてきました
6月はさくらんぼの季節でもありますね
モミジの翼果
モミジの種類なんでしょうか、何本か上向きに実がつく木があります
トチノキ(旧森林軌道駐車場) こちらも花が目立つようになってきました
午後は安定して日差しが届き、昨日よりはいい天気になった本日です。
ただ、今晩からは雨が降り出しそうで、
明日の夕方は、前線の位置にもよりますが、警報級の雨になるかもしれません。
販売管理センター 24℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 17.6℃ 15:0現在
ご来荘の皆様は、最新の天気予報で情報収集していただくとともに、
行政の防災情報もご確認下さい。
今日のセンター
飛散防止シートがかかりましたので、建物が見えなくなりました。
しばらくご迷惑をおかけいたします。
昨日撮影したベニバナトチノキ