四季の森ニュース
立沢のヒマワリ畑
- 更新日2023年07月25日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は久しぶりに八ヶ岳がすっきりと見えていました。
風があまりなく、日差しも強いので、気温が高くなりそうです。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面 綿雲が浮かんでいます
今朝は採草地の刈り取った草をロール状にしている畑がありました。
3列ほどに集めた牧草を、重機で巻き取りロール状にしていきます。
この採草地では、これから残り1列の作業が行われるところです。
ロール状になった牧草はラップされ、牧草ロールの出来上がり!
ラップするのは別の重機なんでしょうね。
さて、富士見町立沢地区には、ひまわり油の製造のため、
ヒマワリを育てている畑がいくつかあります。
大規模水田地帯にも栽培している畑があり、毎年花を見ることができます。
一昨日、掲載した画像は咲き始めたばかりでしたが、今朝はかなり咲いています。
満開ではないものの、見頃と言ってもよさそうです。
梅雨明けした夏の空にマッチしているヒマワリです
ヒマワリの原産地は北アメリカです。
ヒマワリの種には、タンパク質と脂肪が多く含まれていて、
北アメリカの先住民にとっては欠かせない栄養源になっていました。
粉にして主食やお菓子、油、更に薬などにもされ、
茎は住居の材料としても使われていたのだそうです。
また、南米で栄えたインカ帝国では、ヒマワリは太陽の化身として崇められていました。
コロンブスのアメリカ大陸発見後、
アメリカ大陸から様々なものがヨーロッパへ持ち込まれましたが、
ヒマワリもそのひとつだったようです。
17世紀頃にスペインからフランス、イギリス、そしてロシアへと広まりました。
皆様、映画「ひまわり」はご覧になっていますか。
映画のハイライトでもあるエンディングの地平線まで続くヒマワリは、
ウクライナで撮影されました。
ウクライナの国花はヒマワリですが、食用として栽培されているそうです。
その後、ヨーロッパから中国へ伝わったヒマワリは、
江戸時代寛文年間(1661年~1672年)に日本に渡来してきました。
図解辞典「訓蒙図彙(さんもうずい)」に、
「丈菊(じょうぎく)、俗に言ふ天蓋花(てんがいか)、一名迎陽花(げいようか)」
と紹介されていますが、後に「日廻り」に変化していきました。
漢字の「向日葵」は、もともと中国語で、
花が太陽のほうに向いて咲くことに由来しています。
日本では意外と歴史が浅いヒマワリですが、
原産地北アメリカでは紀元前からの歴史があるようです。
さて、ひまわり畑といいますと、
毎年多くの見学者が訪れる、茅野市玉川のエコーライン沿いの畑ですが、
こちらのヒマワリはまだ開花していません。
8月に入ってから咲くよう植えられているのでしょうね。お楽しみに!
ヒマワリ畑から見る北八ヶ岳
ヒマワリと言えば、お隣山梨県明野村では
夏の恒例イベント「サンフラワーフェス2023」が開催されています。
4.3ヘクタールもの畑に40万本のヒマワリが植えられ、
晴れた日には、畑越しに南アルプスや富士山、八ヶ岳もご覧いただけるようです。
映えスポットですね。
詳細は公式サイトでご確認下さい。
散策路「からまつの小径」は、
オオハンゴンソウ駆除のため草の刈り取りを行い、
ウバユリなども一緒に刈り取られて残念と思っていたら、
1本だけウバユリが残っていて、ちょうど花が咲いていました
オニノヤガラは花が終りました
午後、少し日が限る時間もあったものの、
再び強い日差しが注いでいて、
今日は風がないので、じっとしていても暑く感じます。
こけもも平(標高1500m)観測データ 27℃ 11:20現在
明日も晴れて厳しい暑さが予想されていますが、
夕立にはご注意下さい。
今日のセンター 13時頃撮影
今朝のまるやち湖 八ヶ岳が見えるのは久しぶりです
ネジバナが残っていました 石の傍なので刈り取られなかったようです