四季の森ニュース
半夏生
- 更新日2023年07月04日
- カテゴリ四季の森だより
梅雨の中休みで、朝から日差しが強い本日です。
昨日は満月でした。
前日の夜は雲が出ていたので、無理かなと思っていましたが、
昨晩はよく晴れて、満月も美しく見えました。
皆様はご覧になりましたか。
7月の満月は「バクムーン」といい、
オスのシカの角の生え変わる頃ということでこう呼ばれます。
八ケ岳方面 山頂付近に雲が出ていました
入笠山方面
まるやち湖 今日は1台も車がいなかったので、公園全体を撮影してみました
駐車場のカラコギカエデ(唐子木楓)の翼果 馬の蹄鉄のような形ですね
クルミの果実 いよいよ実りの季節になってきました
通勤途上では、栗の花が満開です。
クリの雄花
クリの雌花 栗の実りはこれからですね
さて、7月2日は「半夏生」でした。
「半夏生」は、天文学的には夏至から11日目の太陽の黄径が100度に達する時をいいますが、
七十二候のひとつで、暦の上では7月2日から七夕までの5日間を指しています。
農家にとっては大事な節目で、田植えの終了を示す日としての役割がありました。
東北地方などでは、半夏生の後に田植えをすると、
1日につき1粒ずつ収穫が減ると言われているそうです。
また半夏生の日には天から毒が降るとも言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、
作物の種を蒔いてはいけないとか、この日にとれた野菜は食べてはいけないなどという
言い伝えが残る地域も多くあるようです。
食中毒が発生しやすい時期でもあり、衛生管理が難しい時代でしたから
当然といえば当然ですね。
半夏生 ※お借りした画像です
半夏(カラスビシャク)という薬草や、半夏生(カタシログサ)が咲く時期であることから
「半夏生」となったという説もあります。
半夏生(カタシログサ)は、馴染みがない植物ですが、
ドクダミ科多年草で、日本や東アジアの水辺や湿地に自生しています。
京都の建仁寺の庭園はこの半夏生がみどころのひとつになっていますので、
京都の夏は暑いですが、足を運んでみたいものですね。
さて今週末は八ヶ岳自然文化園で「八ヶ岳クラフト市」が開催されます。
チラシ(外面)
チラシ(内面)
毎年人気のイベントで、楽しみにされていた方も多くいらっしゃると思います。
作家さんとの会話を楽しみながら、お気に入りのクラフトを見つけて下さい。
当日は、駐車場や周辺道路の混雑が予想されますので、
ご滞在の方は徒歩でお出掛けいただくのがお勧めです。
梅雨時期ですが、天気がなんとかもってくれるといいですね。
一昨日、散策路「からまつの小径」で出会いました。
ニホンリス
はじめは木を伝って素早く動き回っていて、撮影は難しかったのですが、
車の陰から覗いていると、地面でなにやら立ち止まって食べ始めました。
何を食べているのかわからないのが残念です。
夏のニホンリスは、全体的にすっきりとした印象で、耳のふさ毛もなくなり、
身体が茶褐色、手足がオレンジ色に変わります。
そして尻尾が長いですね~。
センター周辺ではあまり姿を見せないのですが、美味しい物があったんでしょうね。
皆様も夏と冬の違いなど観察してみて下さい。
午後も夏空が続き気温が上昇して、
事務所内は涼しいものの、外に出ると非常に暑いです。
こけもも平(標高1500m)観測データ 25.0℃ 12:50現在
今日は何度まで上がるでしょうか。
明日は天気がゆっくり下り坂で、夕方から雨の予報です。
今日のセンター 13時過撮影
雨が降ったりした関係で足場の撤去が遅れております
装飾花が咲き始めたヤマアジサイ(原村ペンションビレッジ)