四季の森ニュース

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ヤマトリカブト

今日は雲が多く、朝から曇りとなっています。

直射日光がないため少しひんやりした陽気で、外にいると半袖だけでは寒く感じます。

 

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八ケ岳には雲がかかり、雨が降っているのかもしれません

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入笠山方面も山頂には雲があるようです

富士山も見えていたのですが、霞んでいて目を凝らさないと発見できない状況でした

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立沢大規模水田地帯では、

風の当たる外側のブルーベリーから紅葉が始まっていました

 

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まるやち湖

 

 

さて、別荘地内ではヤマトリカブトの青い花が見られます。

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トリカブトは、キンポウゲ科トリカブト属の多年生植物(一年草のものもあります)で、

北海道から九州まで広く分布しています。

毒草として有名になっていますが、毒のない種類もあり、国内には約30種が自生しています。

そのうちヤマトリカブトは、東北地方から中部地方まで分布し、

山地の林縁や日当たりのよい草地などで普通に見られ、

単に「トリカブト」というと「ヤマトリカブト」のことを指しています。

全草に猛毒のアルカロイド物質(アコニチン)を含んでいるため

誤食しないよう注意が必要です。

若芽の頃、よく似た葉のヨモギやニリンソウと間違えて食べてしまうケースが発生しています。

ドクゼリ、ドクウツギとともに日本三大有毒植物とされていますが、

古来から生薬・漢方薬として用いられてきた植物でもあるんですよ。

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青紫に見えるのは花ではなく萼片で、

萼片の中にちらっと見えるのが花になります。

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名前は、舞楽の衣装の鳥兜(とりかぶと)に花の形が似ていることに由来しています。

横向きの花を見ると兜に似ているのがお分かりいただけると思います。

 

日本では、トリカブトの毒は古くから毒矢に使われていました。

一説には弥生時代には狩りのため使われていたと言われています。

またアイヌ民族もクマを射るために毒矢に使っていました。

毒矢で射止めた獣の肉は、刺さった周囲の肉をこぶし大に切り取れば安全とされていたようです。

ちなみに、四谷怪談でお岩さんが飲まされた毒もトリカブトの毒だったそうですよ。

西洋ではトリカブトを食べると狼男になるという伝説もあるとか。

また、容姿の美しくない人を「ブス」と言うことがありますが、

トリカブトの根(附子(ぶし))の中毒で顔がゆがんだ状態を言ったものだ、との説もあります。

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茎は直立しないで弓なりに曲がることが多いです。

このトリカブトも枝垂れて長く伸びています。

 

有毒ですので別荘地内で見かけましたら、

美しい花の観賞だけにとどめて下さいね。

 

 

午後は晴れて日も差す時間があり、少し蒸し暑くなりましたが、

夕方には再び曇ってきました。

明日、明後日にかけて雨が降る時間帯もありそうです。

 

     こけもも平(標高1500m)観測データ 24.5℃ 13:50現在

 

木・金曜日は日差しがないので、気温が急に下がる予報です。

体調管理にはお気をつけ下さい。

 

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今日のセンター    14時15分頃

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別荘地内ではまだ花の咲いているシモツケがありました

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