四季の森ニュース
キンモクセイ
- 更新日2023年10月10日
- カテゴリ四季の森だより
今朝はまだ雲が多かったものの
青空も見え始め、天気は回復しつつありました。
今朝は曇っていたせいか気温が高く、寒いといった感じではありませんでした。
今朝の八ヶ岳方面
まだ雲に隠れていましたが、山の北側を見ると、
秋の空が広がってきていました
たんぼの土手にはまだクサフジが色鮮やかで
イヌタデやママコノシリヌグイ(と思います)が可愛い色合いになっていました
樅の木荘バス停のイチョウの木も薄っすらと色づき始めました
もみの湯側のモミジやドウダンツツジも色鮮やかになってきました
周辺でも秋の紅葉が見頃になってきますね。
さて通勤途上では、
キンモクセイの花が満開になっていまいした
キンモクセイは、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木で、ギンモクセイの変種だとされています。
観賞用として庭や公園、街路樹として植えられ、古くから親しまれていますが、
実は中国から渡来した樹木で、江戸時代に雄株だけが渡来し、挿し木で増やされてきました。
日本では、ジンチョウゲ(沈丁花)、クチナシ(梔子)と並んで「三香木」とされており、
オレンジ色の花からは濃厚な甘い香りが漂います。
遠くまで香りが届くことから中国では「千里香」とも表現されます。
日本では芳香剤として馴染みがありますが、
中国では、花は砂糖漬けにしたりリキュールにしたりするようです。
キンモクセイは、漢字で「金木犀」と書きますが、
「犀」は動物のサイを表す漢字で、樹皮がサイの皮膚ににていることと
オレンジ色の花をたくさんつけるので「金」とし「金木犀」と名付けられたようです。
キンモクセイは、薬用植物にはあげられていないのですが、
最近になって芳香が持つ癒し効果が注目され、
うがい薬や薬用酒の原料となり、健胃、不眠、低血圧症などに使われるそうです。
中国では、キンモクセイの花を使ったお茶「佳花茶」が有名ですし、
香りを付けたお酒「花陳酒」や、花をシロップで煮詰めたジャム「桂花醤」というものもあるそうです。
花を集めて軽く乾燥させればポプリにもなりますので、
皆様もキンモクセイを見つけたら、秋の香りを楽しんで下さい。
今日の別荘地内の様子をご覧下さい。
からまつ平G・I区画
しらかば平S区画
立場林道
こけもも平1・2区画
林の中の木も紅葉してきました
サラサドウダンの紅葉 モミジ(右)とヤマボウシ(左奥)の紅葉
ノブドウ ヤマボウシの実
ヤマブドウの紅葉と果実
リンドウのつぼみ カラマツの松かさ
そして今日は別荘地内で鳥を見つけました。
アカゲラです 頭が隠れてしまいました
木を登って
飛んでいきました
山荘の壁や軒天に穴をあけてしまうやっかいものという印象ですが、
松を枯らしてしまう害虫を運んでくるマツノマダラカミキリの幼虫を食べてくれるため、
森が守られ、アカゲラなどのキツツキ類は「森の番人」などとも呼ばれています。
鳥にもいろいろな顔があるんですね。
気圧の谷の影響で、昼頃から雲が出て、14時頃には一時的ですが激しい雨が降りました。
雨は短時間で終わって15時頃には再び晴れてきました。
こけもも平(標高1500m)観測データ 16.7℃ 13:10現在
日中は暖かくなりました。
明日は安定した晴れになるようですが、朝晩は冷え込みそうです。
今日のセンター 15時半頃撮影
通勤途上でカリンが実っていました