四季の森ニュース
ブリの日
- 更新日2023年12月20日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は冷え込みも緩く、風も穏やかでしたが、
太陽が昇る東側に雲が出ており、日差しはぼんやりして底冷えしていました。
日中もこのままなのかと思っていたら、天気は回復し強い日差しになっています。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
富士山
まるやち湖 湖の半分以上が凍っています
氷のないところでは、カルガモがくつろいでいました
さて、今日は「ブリの日」だそうです。
2(ぶ)0(輪(りん))の語呂合わせと、
魚へんに師走の「師」が入って師走を連想させることから記念日に制定されています。
特に冬は「寒ブリ」と呼ばれ旬の時期でもありますからね。
「ブリ」の名前は、アブラが多い魚で「アブラ」の「ブラ」が転じたという説や、
昔は火にあぶって食べることが多い魚だったから「あぶり」が「ぶり」になったという説など
諸説あるようです。
また、ブリは成長過程によって名前が変わる「出世魚」としても有名ですね。
関東では、ワカシ → イナダ → ワラサ → ブリ、
関西では、ツバス → ハマチ → メジロ → ブリ
などと、地域によって名前がいろいろあります。
「出世魚」で縁起がいい食べ物として、年越しやおせちなどで食べられることも多いですね。
信州には年越しの行事「お年取り」と言われるイベントがあります。
大晦日に1年の無事を感謝するとともに、数え年で一つ年をとることを祝い、
縁起のいい食べ物やおせち、郷土料理などのご馳走を用意して、
家族で豪華に1年最後の食事を楽しむというものです。
全国的に行われているものだと思っていたのですが、
調べてみますと、長野県の他には東北や北海道、新潟など限られた地域での風習のようです。
その「お年取り」に欠かせないのは「年取り魚」、
「年取り魚」は大晦日(年越し)の食事につける魚のことで、これは全国的なものですが、
東日本はサケ、西日本はブリが多く用いられています。
長野県は両者のちょうど境界線にあたり、
北信や東信地域は新潟から入ってくるサケ、
中南信地域は富山や岐阜、糸魚川から入ってくるブリが広まったと考えられており、
長野県は地域によって「年取り魚」の違いがあります。
長野県教育委員会刊行の「長野県史」の資料によると、
諏訪地域は、サケ、ブリの混在地域となっていますが、
これは昭和50年頃の調査資料であり、
かつては、長野県全域でサケが食べられており、
北陸などからブリが入ってくるようになったため、混在したのではという研究結果もあるようです。
食も多様化していますので、
「年取り魚」も他の食材に置き換わるなど変化していくのかもしれませんね。
今日の別荘地内です。
しらかば平
しらかば平
からまつ平
からまつ平
こけもも平
こけもも平
今日もあちこちで霜柱が見られました
ハシバミの冬芽
オオヤマザクラの冬芽
茅野市玉川付近からの八ヶ岳です。
南八ヶ岳 11時半頃撮影
北八ヶ岳
午後も日は差していますが、少しずつ雲が広がっています。
こけっもも平(標高1500m)観測データ 3.7℃ 13:00現在
寒気が流れ込み雲が広がった時間帯もありましたが、
夕方には晴れて、日が落ちた途端急に冷え込んできました。
今日のセンター 13時過撮影