四季の森ニュース
リスの貯食
- 更新日2024年01月09日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は厳しい冷え込みでした。
気象庁の原村の観測地点では-10.9度(6時30分)を観測し、
今季一番の冷え込みになりました。
県内の多くの観測地点が今季最低気温を記録した本日、
長野県で一番冷え込んだのは、上田市菅平で、-22.5度(6時20分)を記録し、
全国で2番目の寒さになったようです。
四季の森のこけもも平は、-9.7度(5時台)で、今季最低ではなかったのですが、
それでも-10度に迫る寒さでした。
今朝の富士山
「雲ひとつない」快晴と言いたかったのですが、富士山の裾野には雲がありました
山の稜線が透けて見えているので、霞のようなものかもしれません
レースのストールを纏ったかのような今朝の富士山でした
八ヶ岳 深山地区環境保全林付近から撮影
まるやち湖はこの寒さで全面結氷しました
まるやち湖の駐車場はペンション区、原山自治会のどんど焼き会場になっています
13日(土)がどんど焼き、14日(日)が片付けとなりますので、
日中は駐車禁止になりますので、ご注意下さい。
さて、今日もリスの来訪を期待して、エサとクルミを置いたところ、
早速リスがやってきました。
そのまま持ち帰って食べるのかと思いきや、
後を追って撮影して見ると、
石垣を軽快によじ登り
林の中を走って、
木の根元まで運んで、
咥えていたクルミを置いて何か手で押さえています
振り返るともうクルミは咥えていません
リスは食べ物が豊富な時期に、
エサを地面や木の幹などに隠してあとで食べる「貯食」という行動をします。
今は雪が降り、他に食料もなさそうなので貯食しているのかちょっと疑問ですが、
毎日クルミを置いているので、一時的に貯食に回したのかもしれないですね。
クルミを使った研究によると、
100個のクルミの内、4割がすぐに食べられ、6割が貯食されたそうです。
そして貯食されたクルミの内、リスが食べたのが6割強、ネズミなどの他の動物が食べたのが2割強で、
1割以上のクルミが忘れ去られてしまったということです。
リスは同じ場所に隠さないため、忘れしまうんですね。
また、隠してからも1回~4回は別の場所へ移すことがあるようです。
こうして、リスに忘れ去られたクルミやドングリなどの実は
やがて春になると発芽して成長していくことになる訳です。
リスは、クルミやナラの木の分布拡大に貢献しているんですね。
貯食の後はポージング?(笑) 石垣の上でなんとも可愛らしいポーズを決めてくれました
リスはげっ歯類で、放っておくと歯は1年間に20cmも伸びるそうです。
硬いエサを食べたり、上下の歯をこすり合わせることで適度な長さに調整されます。
本当はクルミは割らずに置いたほうがいいのかもしれないですね。
クルミがなくなったら、エサ台でヒマワリの種を食べ、
ウッドデッキの上に置いてある水入れの水を飲んでから森に帰っていきました
今日は外出の機会がありましたので原小学校のスケートリンクを見てきました。
氷が解けている部分もあって、まだスケートリンクはできていませんでした。
今シーズンは難しいでしょうか。
村中からの眺望もご覧下さい。
天狗岳~編笠山
蓼科山~天狗岳
諏訪盆地と北アルプス
午後も快晴で、今日はプラスの気温で冬日和でした。
こけもも平(標高1500m)観測データ 3.3℃ 14:20現在
明日は日中雲が広がる予報です。
今のところ雨(または雪)の予報はありませんが、
気温が上がらないため、寒い日中となりそうです。
今日のセンター 13時頃撮影
リスは可愛いのですが、リスがいると野鳥は近づきません
リスが去って2時間後、やっとシジュウカラがやってきました
シジュウカラの狙いは、ヒマワリの種ではなく「バードケーキ」でした(笑)