四季の森ニュース
初午(はつうま)
- 更新日2024年02月12日
- カテゴリ四季の森だより
朝は起きて外を見ると道路が少し白くなっていました。
積雪というほどではなかったのですが、未明から朝にかけて雪が舞ったようです。
気温も意外と低く、未明は-8.3度(0時)、朝方は-6.7度(4時)を記録しています。
水田地帯の道路 薄っすらと積雪が見られ、八ヶ岳はまだ雲に隠れていました
入笠山方面 青空も見えはじめ天気は回復傾向です
富士山は手前の雲で霞んでいます
まるやち湖から上はまだ細かな雪が降っていました
センター付近は足跡がつく程度、1cmにも満たないくらいで、こけもも平も1cm程の積雪でした
晴れてくれば一瞬で消えてしまうでしょう
さて、今日は初午(はつうま)です。
「初午」は2月最初の午(うま)の日で、
その日に行われる各地の稲荷神社のお祭りのことでもあります。
「お稲荷さん」として親しまれている稲荷神社は、
五穀豊穣の神様で、豊作、畜産奨励、商売繁盛、家内安全、厄払いなど
祈願するお祭りが「初午祭」です。
初午は、和銅4年(711年)の初午の日に、
穀物の神様(稲荷大神)が稲荷山(伊奈利山)に降臨した日だと言われています。
降臨した日に「初午祭」が催され、神様は伏見稲荷大社へ祀られるようになり、
各地でお祭りが行われるようになったそうです。
そして、初午の日に食べるいなり寿司のことを「初午いなり」といい、
最近ではお店でもいなり寿司が売られているのを目にします。
稲荷神社は、農業神であるため農作物を荒らすネズミを食べてくれる狐を崇め、
白狐が神の使いと祀られています。
その狐の大好物が油揚げと考えられていたため、お供えとされてきました。
油揚げを使った料理を「稲荷」と呼ぶようになり、
油揚げの中に酢飯を入れたものを「いなり寿司」と呼んで、
初午の日にいなり寿司をいただくようになったと言われています。
実はちょっとグロテスクな話で申し訳ありませんが、
狐が好きな油揚げ、これはもともと豆腐を揚げたものではありませんでした。
地域によって狐の巣穴の前に、狐の好物であるネズミを揚げた
「ネズミの油揚げ」を置いておく習慣があったそうですが、
仏教の伝来とともに肉食や殺生がよくないという思想が広まったことで
豆腐を揚げる「油揚げ」に変わったと言われております。
今日はエサ台にリスがやってきました。
雪が残る林の中から登場です(笑)
足が冷たそうですね
鳥と比べると大きいですが、こうして地面に降りているととても小さく感じます
日陰で表情がはっきりしません
夢中で食べています
エサ台に置いてあるひまわりの種も食べていきました
途中人が通ったりして何度か中座したのですが、今日は何度もやってきました。
シジュウカラ
シメ
リスがいなくなってから野鳥もやってきました
朝はまだ雪が降っていましたが、
9時頃から天気が回復し、午前中から晴れました。
ただ、日差しが強いので暖かそうだと思って外に出てみると、
風が冷たく、凍えるような寒さです。
こけもも平(標高1500m)観測データ 1.3℃ 14:30現在
暖かくなるのは明日からのようです。
今日のセンター 13時頃撮影
立場林道 路面の雪もだいぶ解けました
つららが1m程成長しました