四季の森ニュース
寒天の日
- 更新日2024年02月16日
- カテゴリ四季の森だより
昨晩は風雨がかなり強かったのですが、今朝は既に晴れていました。
ただ、標高1000mを超えた辺りから、雨が雪に変わったらしく
薄っすらと積雪していました。
今朝は氷点下の冷え込みになったのですが、
冷たい風が吹きつけ、体感温度はかなり低く感じました。
こけもも平の今朝の最低気温は、-5.1度(8時)です。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
南アルプス
降った雨が霜に変わっています
まるやち湖 全面結氷しているようにも見えますが、奥の方から氷が解け始めているようです
センターのデッキにも薄っすら積雪しています
さて、今日は「寒天の日」です。
諏訪地方は棒寒天(角寒天)の産地で、今季も寒天作りが各地で行われていましたが、
今季は気温が定まらなかったので、生産者の方は非常に苦労されたのではないでしょうか。
寒天製造風景 ※お借りした画像です
寒天製造は、12月~2月中旬頃が最盛期になりますので、そろそろ終了します。
皆様、寒天とところてんの違いはご存じでしょうか。
どちらの原材料も天草になりますが、
天草を煮溶かして固めたプルプルした状態のものがところてん、
ところてんをフリーズドライさせたものが寒天になります。
ところてんにひと手間加えたものが寒天になるわけですが、
寒天になると、海のミネラル分がなくなってしまうので、
「磯の香り」や「磯の風味」はしなくなります。
寒天からところてんも作れますが、
天草から作ったところてんに比べると、風味がなくなり、食感も違ってきます。
同じような物ではあるけれど、ちょっと違う物なんですね。
寒天は大きく分けると、棒寒天・糸寒天と粉寒天になります。
棒寒天や糸寒天は今でも昔ながらの製法で作られ、
国産の天草を使っているところが多いですが、
粉寒天は国産の天草100%というものはほとんどなく、
外国産の天草と、オゴのりなどの海藻がブレンドされているそうです。
また、「天城越え」の歌にも登場する、伊豆の河津町「寒天橋」は、
名前の由来に諸説ありますが、
天草を信州に運ぶルートにあったからというのが一説です。
昔から伊豆から運ばれた天草を使って寒天作りが行われていたんですね。
今日の別荘地内の様子をご覧下さい。
からまつ平
からまつ平
松の葉に残った水滴が凍り付いています
しらかば平
しらかば平
ヒヨドリ
共用道路
こけもも平 今朝の雪は除雪するほどではありませんでした
こけもも平
着雪も少し見られました
今朝の別荘地内は、昨日からの雨と雪解け水があちこちで凍り非常に滑りやすくなっていました。
風が強かったので、少し落枝が見られたのですが、
落ちた枝を取り除くため、凍結路で車両を止める場所に困り、
車から降りると路面はツルツル、おまけに枝は道路に貼りついて取れないなど困りました。
雨の後は危険ですね。
黒い部分が凍結、白い部分は凍結の上に積雪しています
幸い慎重に歩いたので、なんとか転ばずにすみました
今日は冬の寒さが戻っていますが、
晴れているので今朝の雪はあっという間に解けました。
こけもも平(標高1500m)観測データ 2.1℃ 14:10現在
明日の日中はまた暖かくなりそうです。
冬と春が交互にやってくる時期ですね。
体調管理にお気をつけ下さい。
今日のセンター 13時頃撮影
カラマツの後ろに月が見えています
シジュウカラがクルミを持ち出し林の中で食べています