四季の森ニュース
キレンジャク
- 更新日2024年02月17日
- カテゴリ四季の森だより
今朝も晴れていましたが、冷え込みは少し緩みました。
今朝の最低気温は原村中心部の方が低く、気象庁の観測地点は-3.8℃(4時46分)でした。
入笠山方面 西側は快晴です
東海地方が湿った空気の影響を受けるという予報通り、
今朝の富士山は雲がかる山頂が少し見えるだけでした
今朝の八ヶ岳 湿った空気の影響か八ヶ岳には雲が出ていました
まるやち湖
さて、昨日の事になりますが、
別荘地内を回っていますと、見慣れない鳥が飛んできて木の枝にとまりました。
キレンジャクです。
初めて生で見ることができました。感激です
「連雀」という名前なので群れなのかと辺りを見回したのですが、他に仲間はおらず、
すぐに飛んで行ってしまいました。
少し離れた場所に群れていたのかもしれませんね。
キレンジャク、ヒレンジャクは、冬鳥として日本にやってくる野鳥です。
姿が美しいのでバードウォッチャ-にとても人気がありますが、皆様ご覧になったことはありますか。
今日外出時に、まるやち湖横の「しらかばの小径」を通ったのですが、
数人のカメラマンが撮影をしているところでした。
キレンジャク、ヒレンジャクは、スズメ目レンジャク科に分類される鳥類です。
一般的に西日本はヒレンジャク、東日本はキレンジャクが多く見られるようですが、
一緒に行動することも多くあるようです。
年によって、飛来数の変動が大きく、
渡りの途中の地域の木の実が豊作になると、渡りをしなくなることがあるようです。
たくさんのレンジャクが見られる年を、愛鳥家の方々は「当たり年」と呼んでいるそうですが、
4~5年毎になるようで、今季は当たり年なのかもしれませんね。
スズメのように団体行動をするので「連雀(れんじゃく)」、
尾が黄色いものを「黄連雀(きれんじゃく)」、
尾が緋(赤)色のものを「緋連雀(ひれんじゃく)」と区別しています。
全長は18cmから20cmほどで、キレンジャクのほうが少し大きくなります。
頭部には冠羽(かんう)があり、目に過眼線(かがんせん)と呼ばれる黒いラインが入るのが特徴です。
過眼線はヒレンジャクのほうが長く冠羽まで伸びています。
またお腹の色が、キレンジャクは薄い灰色なのに対し、ヒレンジャクは薄い黄色をしています。
ということで、画像はキレンジャクなのでお腹は黄色くありません。
レンジャクは果実をエサにしますが、
ナナカマド、ズミ、ツルウメモドキ、イボタノキ、カンボク、ヤドリギなどを好んで食べます。
特にヤドリギはレンジャクの仲間しかほとんど食べないので、共生の関係になっているんですね。
好みの木の実があると、食べ尽くすまで滞在しますが、
文化園周辺はヤドリギが多いですし、ズミやナナカマドもあるので、
今季はこの辺りに長く滞在しているようです。
ご来荘のご予定がある方は、
文化園や別荘地内で観察してみて下さい。
私は、今度は群れているところを見てみたいです。
今日の午前中、外出時に撮影しました。
南八ヶ岳 茅野市玉川付近より撮影
北八ヶ岳 今日は雲が出ています
午後には更に雲が広がってきました。
時折日が差すだけになっていますが、気温は上がりました。
こけもも平(標高1500m)観測データ 7.9℃ 14:00現在
明日は晴れそうですが、明後日から曇りや雨の日が続く予報です。
明日の貴重な晴れ間を有効活用したいですね。
今日のセンター 13時頃撮影
リス
午前中外出してしまったので、林の中のリスしか撮影できませんでした