四季の森ニュース
ムシいろいろ
- 更新日2024年06月17日
- カテゴリ四季の森だより
昨日の夕方も少し雨が降りましたが、降った量はわずかでした。
今朝は薄雲が出ていたものの晴れていて眺望もよかったのですが、
天気は下り坂で徐々に雲が厚くなっています。
富士山 ぼんやりですが全体が見えていました
そば栽培の畑では、昨年こぼれた種が発芽してソバの花が咲いていました
この辺りでは春そばの栽培をしているところはほとんどありませんが
こぼれ種でこの時期にも花が楽しめます。
もうしばらくすると畑が耕されて土に混ぜ込まれてしまいます。
八ヶ岳 エコーライン沿いのブロッコリー畑からの撮影です
北アルプスも意外とよく見えていました
通勤途上では、
クリの花が咲き始めました
やっとアカマツやニセアカシアの花粉が少なくなったと安堵していたのですが、
今度はクリの花粉が多くなります。
センターではこのような状態なので花は少し先ですね
さて、朝晩の寒さもなくなって虫たちも増えてきました。
嫌いな方には申し訳ないのですが、別荘地内で撮影した虫をご紹介しますね。
アカスジキンカメムシ
今年はカメムシの大発生のニュースなども報道されていて、
果樹などに被害をもたらすことから厄介者の扱いのカメムシですが、
このアカスジキンカメムシは美しさから「歩く宝石」などと呼ばれています。
アカスジキンカメムシは、さなぎ段階がない「不完全変態」という成長をする昆虫で、
画像は成虫になりますが、初期の幼虫、成虫直前の幼虫と、姿や色合いが変わり、
成長段階ごとに美しい姿が楽しめます。
余談ですが、アカスジキンカメムシはあまり臭くないと言われています。
試す勇気はありませんが(笑)
確定はできないのですが、ヒョウモンエダシャクの幼虫だと思われます。
漢字で書くと「豹紋枝尺」、豹(ひょう)柄の尺取虫ということです。
レンゲツツジやアセビの葉を食べてしまう「害虫」とも言えますが、
アセビやレンゲツツジは有毒なので、
その有毒成分を体の中に貯め込んでいるヒョウモンエダシャクなので、鳥も食べないそうです。
ヒョウモンエダシャク成虫 ※お借りした画像です
毒は成虫になるまで蓄えられているそうです
こちらの白い泡のようなものは、アワフキムシの幼虫がつくった「泡の巣」です。
アワフキムシは植物の汁を吸って生活しますが、
吸った汁の中から栄養分を吸収した後、
残りの水分を排出する時に体内から分泌物を出して石けんを作ります。
その石けんの泡で自らを包み込んでいるという訳です。
漢字では「泡吹虫」と書きますので正にこの習性が由来となっています。
泡を吹き飛ばせば多分幼虫が出てくるとは思いますが、
可哀そうなので、泡のみのご紹介です(笑)
泡の中にいるのは幼虫の頃だけで、成虫になると泡の外で生活します。
これも幼虫、成虫の姿はありませんが、オトシブミの仲間だと思われます。
オトシブミは子孫を残すためにこうした「ゆりかご=揺藍(ようらん)」を作る習性があります。
オトシブミのメスは、葉の中に卵を産み付けそれを巻いてゆりかごを作ります。
安全なゆりかごの中で卵は孵化し、幼虫は内側の葉を食べて大きくなり、
成虫になると葉の外に出ていくのです。
このゆりかごが地面に落ちている様子が、
江戸時代の手紙であった「落とし文」に似ていることから名前が付けられたそうです。
オトシブミ成虫 ※お借りした画像です
また、面白い虫が撮影できましたらご紹介させていただきますね
午前中、外出したので撮影しました。
八ヶ岳とヤマボウシ並木 原村こひつじ幼稚園付近より撮影
今年のヤマボウシはあまり花つきがよくないようです。
また、雨が少ないので花も葉も元気がありません。
やはり時期には雨が必要ですね。
中心部の花もほぼ満開です
蓼科山、北横岳
八ヶ岳(権現岳、西岳、編笠山)
諏訪盆地
今日は午前中にリスがやってきました。
事務所のドアをそっと開けて撮影してみました
食べるのに夢中で気づきませんでした
そして、キジバトは定時にやってきました(笑)
徐々に雲が厚みを増して、夕方は薄暗くなってきました。
雨は夜遅くから降り出すようです。
こけもも平(標高1500m)観測データ 21.2℃ 12:30現在
明日は1日雨降りになりそうです。
雨量が多くなる予報ですので、どうぞご注意下さい。
また、気温も上がらないので体調管理にお気をつけ下さい。
今日のセンター 13時頃撮影
センターの駐車場側にあるヤマボウシも花が非常に少ないです