四季の森ニュース
小暑
- 更新日2024年07月08日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から雲が多く、
昨日のような日差しがジリジリする天気ではないのですが、
朝から蒸し暑く、不快指数が高くなっています。
さて、今朝は山もスッキリ見えていなかったこともあり、
県道鉢巻線を通って出勤してみました。
鉢巻道路は栗の花が満開になっており、
車を停めると、栗の生臭い香りが漂っています。
沿道にはかなりの数の栗の木があります。
栗の木は、とても硬く丈夫なことから、かつては線路の枕木などに使われていました。
現在でも家具や建材などに多く使われています。
栗の木は、縄文時代から建材として使われ、
青森県の三内丸山遺跡では、遺跡のシンボルとなっている櫓に
栗の木が使われていたそうです。
満開の栗の花
お雄しべがびっしりと生えています
まるやち湖 昨日までの喧噪が嘘のようです
湖岸では、クサレダマが咲き始めていました
クサレダマは、北海道から九州の山地の湿地に咲くサクラソウ科の多年草です。
「腐れ玉」という漢字を連想しますが、
マメ科の落葉低木レダマ(スパニッシュブルーム)に花が似ていることから
クサレダマ(草レダマ)と名付けられました。
駐車場の土手にあるオニグルミの実が大きくなってきました
リスも楽しみにしているでっしょうね(笑)
さて、二十四節気は7月6日から「小暑」に入りました。
いよいよ暑さも本格化する頃で、「大暑」と合わせた期間を「暑中」と言います。
江戸時代に太玄斎が記した暦についての解説書「暦便覧」において
「大暑来れる前なればなる」と書かれており、本格的に暑くなる前というのが「小暑」になります。
ただ、近年は「小暑」の頃から本格的な暑さになることも多く、
昨日は正にそんな日になりましたね。
少しずつ暑さに身体を慣らして、来る「猛暑」「酷暑」に備えて行きましょう。
今年はどんな暑さになるんでしょうか。
センター付近では、オニノヤガラがあちこちで咲いています。
毎年思うのですが、不思議な植物ですよね。
以前にもご紹介しましたが、あらためてご紹介しておきます。
オニノヤガラ(鬼の矢柄)はラン科の多年草で、
葉緑体を持たず腐った植物から有機物を吸収する腐生植物の一種です。
こうした植物は菌の助けがあって有機物を吸収することが知られていて、
オニノヤガラも菌に頼って生きています。
根茎や葉茎には鎮痛、鎮痙作用があるため、生薬「天麻」としても使われ、
中国では人工栽培もされているそうです。
皆様もお散歩などでご覧下さい。
サワフタギの実 青くなるのが楽しみです
イボタノキの花も終盤になりました
センター裏手にある栗の花も咲き始めました
白花アカツメクサ もう少し早く発見すればよかったです
ダイコンソウ
イタドリの葉を食い荒らすマメコガネ
畑の作物を食い荒らすため農業害虫として知られていますが、
日本よりも海外で「Japanese Beetle」(日本の甲虫)と呼ばれ
困りものの虫として知られているようです。
ウバユリはまだ咲いていません
ヒヨドリバナも開花までもう少しです
午後も日差しはそれほどありませんが、
気温が上がり、不快指数も高くなりました。
こけもも平(標高1500m)観測データ 26.7℃ 14:00現在
明日は今日よりも雲が広がり、雨がパラつく時間がありそうです。
今日のセンター 13時頃撮影
別荘地内のいたるところでシモツケのピンク色の花が見られます