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2022.08.20

#蓼科の暮らし日記 #人々の生活と知恵

竹馬で健康になろう

林ラボ山荘の近辺には人が少なく、
8月より前は、犬の散歩中にあまり人に遭遇しなかった。

そんな日々を過ごしていると、無性に裸足で散歩したくなった。

人が多く住んでいる街で、成人した女が裸足で歩いていたらなんか変な感じがする。
そういう、私を縛っていた無意識の価値観や羞恥心から解き放たれたのである。

もちろん理由はそれだけではない。
別荘地には、健康のために毎日長時間散歩したり、食べ物に気を遣ったりと健康に気遣う方々が多いと思う。

別荘に住む方々の家に遊びに行くと、手作りジャムや新鮮な野菜をいただくことがある。 甘いお菓子をもらったことはほとんどない...
ただ、私の周りに不健康な生活を営む人が多かったので、それと比較するとどうしてもすごく健康的にみえるというのもある。
若者は何をしても自分はまだまだ健康と思って不規則な生活をしがちだし、
特に私の所属している建築学科の学生たちは睡眠時間と食事を蔑ろにしがちである。

なのでここにきて、健康志向の強い方々と話し、自然の中にいると、どうしても触発される。
今まで健康的とはいえなかった分、健康になりたい欲望が溢れてきたのである。

以上の二点から私は晴れの日は裸足で散歩するようになった。
まだ2週間ほどしか経っていないが、足の皮がやや厚くなった気もするし、プラシーボ効果かもしれないが、朝裸足で散歩した日は一日元気に過ごせる気がした。

大地の上を裸足で歩くことで得られる健康の効果については、多くの研究結果があるので調べてみてほしい。
ここでは二つだけ紹介する。


・足が直接地面に触れることで、マイナスの電荷を帯びた抗酸化物質が地面から体内に流れ込み、炎症が起きている体内のプラスの電荷と中和する。そのことで、心不全などのリスクを減らすという研究成果がある。
→Gaétan Chevalier, Stephen T. Sinatra,  James L. Oschman, and  Richard M. Delany,  "Earthing (Grounding) the Human Body Reduces Blood Viscosity—a Major Factor in Cardiovascular Disease", J Altern Complement Med, 19(2013) : 102–110.
"Earthing (Grounding) the Human Body Reduces Blood Viscosity—a Major Factor in Cardiovascular Disease"


・裸足でのランニ ングが土踏まずの形成や運動能力の発達に寄与する可能性がある。
→西澤 昭, "児童の毎日の裸足ランニングが土踏まずの形成及び運動能力の発達に及ぼす影響について"日本体育学会大会予稿集 2011, p.182 
"児童の毎日の裸足ランニングが土踏まずの形成及び運動能力の発達に及ぼす影響について"

裸足で散歩していてもあまり人に遭遇しないし、
もし遭遇しても「足の皮分厚くして健康になりたいんです!」というと、皆笑顔で百発百中「いいね!」といってくださった。
なんていい場所なんだ。

以前は人目が少々気になってできないことが、ここでは堂々とできるという自信が付いてきた頃、
次は無性に竹馬がしたくなった。

なんとなく、ここは斜面地なので平地で練習するより上手くなりそうだし。

誰もが竹馬がしたくてたまらなくなる「竹馬の効能」をまとめたのでどうぞ。

ここらには竹は生えていなかったが、
両親がお盆に愛犬と私の様子を見にきてくれるとのことだったので、
実家の近くに生えてる竹を切って持ってきてもらった。
そして、娘のためにものづくりの達人の父が一瞬で作ってくれた。

中々いい竹馬だったので、多くの人に使ってもらおうと「フリー竹馬」にした。

林ラボ山荘の前はあまり人は通らないが、
夏は子供たちが別荘地に遊びに来るチャンスだ。

首を長くして待っている。