INTERVIEW SHEET

これから先の人生におけるセカンドハウスの位置づけや適正予算などを、問診票の形式でまとめています。
別荘地購入に踏み切る前に一度ご自身の情報を整理してみてください。

購入動機

利用頻度

利用季節

新築・中古別

PURCHASE REASON

子供の成長を見据えた
セカンドハウスの使い方を
イメージする

お子さんが小さい時期にセカンドハウスをお求めになる方が多くいらっしゃいます。
自然の中で思う存分走り回ったり、動植物と触れ合ったり、焚き火で一緒に遊ぶなどという経験は、お子さんのみならず親にとっても一生の大切な思い出になるものです。 ただし、お子さんの成長に伴ってセカンドハウスの利用状況が変化するということは、購入の際にあらかじめ頭に入れておくべきだと考えます。

子供の成長を見据えた
セカンドハウスの使い方を
イメージする

家族 イメージ

例) 子供の成長による変化

【幼稚園~小学生】 親の都合でセカンドハウスに連れていくことは比較的容易です。思う存分にお子さんとの思い出作りが可能となる時期です。
【中学~高校卒業】 部活や友人関係などお子さん側の予定が増え、親とともにセカンドハウスに通う機会は激減する方が大半となります。
もちろんお子さんを残して出かけるというわけにもいきませんので、中学校から高校卒業(子供を家に残して親だけでも出かけられる)までの間、少なくとも6年程度(兄弟がいればさらに長くなります)は、購入当初のセカンドハウス暮らしとは違った形にならざるを得ません。

ご購入検討の際には、お子さんの成長を見据えたセカンドハウスの使い方をイメージしていただくことが大切だと考えております。場合によってはお子さんと遊ぶセカンドハウスを一時的な住まいと割り切り、賃貸での利用(別荘を借りる 参照)や短期的な保有と割り切って中古物件を購入し、利用頻度が下がったら売却するというようなセカンドハウス活用方法なども選択肢になり得るかもしれません。

「いつかそのうちに」
「リタイヤしてから考える」では遅い

リタイヤ後に都会を離れた田舎の拠点でゆっくりと生活したいと考えるご夫婦が増えているように思います。
実際にこの夢を実現してリタイヤ後の生活を満喫している方々に見出される共通点は、【40~50歳代から構想を練り現地の情報を収集→リタイヤ以前に二拠点生活を開始する】ことにあるようです。
リタイヤ後の60歳代になってから、一から拠点選びをおこない、なじみのない土地で定住生活を開始しようとすることは、それなりに苦労も多く、結局あこがれだけで終わってしまうことになりかねません。
「いつかそのうちに」とか「リタイヤしてから考える」では遅いように感じます。

「いつかそのうちに」
「リタイヤしてから考える」では遅い

ご夫婦 イメージ

住んでみたらイメージと違った…を避けるため
現地の実情を確かめることが第一歩

いざ住んでみたらイメージと全く違い、田舎暮らしを断念したという話は枚挙にいとまがありません。現地の気候や生活環境(別荘地にはこのリスクは少ないですが、地元との人付き合いに辟易するケースもあります)はもちろん、歳を積み重ね体力が落ちた後のことまで考えると、駐車場から玄関までのアクセスや、暖房熱源(薪ストーブは体力が要ります)のことまで考え、あらかじめ計画することが重要となります。
また、いずれにしても車の運転ができなくなれば基本的に生活は成り立たず(自動運転技術の進展次第ですが)、その後の暮らしをどうするかは、実は本質的な問題と言えます。

いずれにしても現地の実情をしっかり確かめることが第一歩となりますので、セカンドハウスを1年間借りて(別荘を借りる 参照)通年通ってみることもお勧めです。また、住宅を新築する場合には、「断熱性能や利便性といった設計要素」「老後に使えなくなった際の資産価値」といった観点が大変重要だと思います。まずはお気軽にご相談ください。

FREQUENCY OF USE

自身の生活スタイルを振り返り、
体力的に無理のない利用をイメージしてみる

ご自身の生活スタイルから、毎週何曜日の何時頃自宅を出発していつ帰るのか、経路をどのように選択するかを検討のうえ、体力的に無理のない利用が可能であるかイメージしてみることが重要ではないかと思います。

自身の生活スタイルを振り返り、
体力的に無理のない利用をイメージしてみる

運転 イメージ

例) 東京方面からの週末利用の場合

→中央高速道路の渋滞状況(特に小仏トンネル)を勘案しておく必要があるでしょう。

お勧めは金曜夜にご自宅を出発し、日曜日の午前中または夜にセカンドハウスを出るという使い方ですが、毎週の利用となると運転の疲れが蓄積し、次第にセカンドハウスから足が遠のいてしまうというお話もよく聞きます。
関東方面からお越しの場合には、関越自動車道の利用や鉄道の利用(アクセス 参照)などもご検討いただき、ご自身の体力やライフスタイルに合ったセカンドハウス候補地をお選びいただくことが重要ではないかと考えます。

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別荘利用者に最も多い利用頻度

八ヶ岳、蓼科エリアの近年のセカンドハウス購入者に最も多くみられる利用頻度となります。事前に往復の移動時間や移動方法をご検討いただくことは「可能な限り毎週通いたい方へ 」のアドバイスと同じですが、非日常を求めて蓼科エリアまで移動してきた分だけ、存分にリフレッシュしていただけるご利用形態だと思います。
昨今の年次有給休暇の取得促進策やリモートワークの推奨環境などを利用して、1回の滞在日数を計画的に伸ばしていただくことができれば、より快適なセカンドハウス生活となるでしょう。

別荘利用者に
最も多い利用頻度

ハンモック イメージ

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年間維持費用と
便益のバランスをよく検討する

セカンドハウス(=二地域居住)というには少し物足りない使い方になるかもしれません。
別荘地の保有にはそれなりの年間維持費用(地代・管理費、水道光熱費、固定資産税、建物メンテナンス費用など)が発生します。よく言われるのが「セカンドハウス購入とホテル・旅館巡りのどちらが安くあがるか?」ですが、費用と便益とのバランスや、あえてセカンドハウスを取得する意味をよく検討していただくことが良いと思います。
もちろん「第2の我が家」を所有する満足感はホテルでは得られないものでもあります。現在だけでなく、将来にわたりどのようにセカンドハウスで暮らし、活用していくのかも見据えた人生設計が失敗しないセカンドハウス購入の第一歩となります。

年間維持費用と便益のバランスをよく検討する

設計 イメージ

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SEASON OF USE

冷涼な気候で利用率の高い
サマーシーズン

蓼科高原は夏の避暑地として発展してきた歴史があり、現在でもサマーシーズンの利用率が圧倒的に高いエリアではあります。特に当別荘地はエリア随一の標高に位置しており、夏の冷涼な気候はもちろん、GWの聖光寺のソメイヨシノから秋の紅葉までサマーシーズンの魅力には事欠きません。

銀世界の美しい冬もおすすめ

実は冬も素晴らしいという点については、残念ながら今だ十分に認知されているとは言い難い状況です。もし「蓼科=避暑地」という観点でのみお考えであれば、一度冬の素晴らしさを体験いただければと思います。落葉の森に一面に広がる銀世界はとても明るく、氷点下15℃の空気も都会の冬の空っ風やビル風の寒さとは全く異質のものです。気密・断熱のしっかりした家であれば、玄関を少し開けたくらいでは室内に冷気の差し込みは感じず、氷点下15℃の屋外に少しの間出てもゾクッとするような寒さは全くなく、キリっと冷えた空気が気持ちよくさえあります。(このあたりの秘密は 標高1700メートルの家づくり で順次説明していきたいと思います)
もし新築のご予定であれば、冬の利用並びに冬に快適に過ごすための住宅仕様について詳しくご説明いたしますので、ぜひ一度ご検討ください。建物としての将来の資産価値も全く異なるものになるでしょう。

銀世界の美しい冬もおすすめ

銀世界 イメージ

別荘地の冬は
来荘時の暖を速やかに
得ることが重要

蓼科エリアで冬にもセカンドハウスを利用したいという貴方は、すでに当地の冬の寒さはご存じのうえで、通年楽しみたいという意向をお持ちだと推察します。
中古建物の多くは断熱・気密性能が十分とは言えず、冬場の水抜きや暖房熱源の確保など、いろいろと建物に手をかける必要が生じます。

別荘地の冬は
来荘時の暖を速やかに
得ることが重要

暖炉 イメージ

例) 週末利用の場合

来荘時の暖をどのように速やかに得るかという点が大変重要!薪ストーブに頼るだけではいつまでも暖かくならず、ようやく暖まった頃には帰るということになります…

遠隔操作で事前に暖房器具(灯油がベター)を運転し、来荘時には室内を十分に温めておきながら、通水と薪ストーブにゆっくりと火をくべるという余裕ある運用が肝要。

もし通年利用を前提とした中古建物の購入に躊躇をお感じであれば1年間中古建物を借りて使ってみる(別荘を借りる 参照)という選択肢も検討してみてください。

NEWLY BUILT / USED

適切なリフォームで物件の価値を上げ、
存分に楽しんだ後に売却する方も

当別荘地に限らず売り出されている中古建物は無数に存在しますが、一般のお客様にはどのように選べばよいのか非常に難しいことと思います。一般論として言えるのは、売り出される物件の多くは現オーナーの利用頻度が低く(それ故に売却物件となっている)手入れが十分でないことから、荒れた庭や室内をそのまま見学させられるお客様は、理想との乖離が大きすぎて購入をあきらめてしまうケースが多いということです。適切にリフォームすれば、美しく蘇る物件も多いだけに残念ですが、逆に言えばこうした物件を見極めることができれば、損をしないセカンドハウスの購入が可能になるということもできます。実際に多少問題のある建物をリフォーム前提で購入し、使いながら庭を整備して物件の価値を上げ、何年か存分に楽しんだ後に売却して元が取れたというオーナーさんもいらっしゃいます。

適切なリフォームで物件の価値を上げ、存分に楽しんだ後に売却する方も

リフォーム イメージ

何年利用するか、どのように処分するかを考慮しておく

また、いくら価格が安く即利用が可能な中古物件があったとしても、将来的に物件を使わなくなった際には、買い手がつかなければ最終的に建物を解体のうえ、更地として売却するか、借地契約を終了して返還するかという選択肢を迫られることとなります。建物解体には数百万円の費用がかかることを念頭に置いて、中古物件を選ぶ際には何年程度どのように利用するのか、その後どのように処分するのかまでを考慮しておくことも重要です。

いずれにしても、中古建物を購入する際は、建物の評価(致命的な瑕疵の有無)、リフォーム範囲と費用、解体費や更地としての見積もりなど、多くの専門的要素を踏まえた検討が必要となるため、信頼できる専門家との事前の協力関係づくりが大切であると考えております。具体的にご検討される際には当社へご相談ください。

標高1700mでの家づくりには
特別なノウハウが必要

「念願のセカンドハウスを一から設計して理想の家に住んでみたい」...誰もがそう考えると思います。都会の売れっ子建築家に設計依頼して、軽井沢や八ヶ岳にデザイナーズセカンドハウスを建築するということは、予算が許せば一つの理想であるかもしれません。

標高1700mでの家づくりには特別なノウハウが必要

設計 イメージ

氷点下20℃にも達する寒冷地、しかも標高1700メートルの地での住宅建築には都市部には無いノウハウが必要!

しかし残念ながら…

・都会の建築家に依頼したお洒落な住宅の中には寒冷地での利用に甚だ相応しくない仕様となっているケースが少なからずあります(多少控えめに表現しております)。

・実は地元ですらしっかりとした断熱計算や気密施工、適切な住宅設備の選定をおこなうことのできる建築業者はそう多くはありません(これも控えめな表現です)。

※同じ寒冷地でも北海道の建築業者の品質の高さは業界内でよく知られていることですが、まだまだ追いついていないのが実情のようです。

近年、国の政策により住宅性能の基準は向上していますが、この動きは今後ますます加速することが予想されています。例えば平成11年の「次世代省エネ基準」などは、当時の基準が先進国中最低の水準に設定されていたこともあり、すでにかなり時代遅れで快適とは程遠い水準となっています。

寒冷地でも快適に過ごせる、
20年後も時代遅れにならない家づくり

寒冷地でも快適に過ごすことのできる家づくり、20年後も時代遅れにならない家づくりをおこなうことが、皆さんの大切な資産の価値を守る秘訣となります。
当社では住宅の建築はおこなっておりませんが、「セカンドハウスの資産価値の最大化を提供する」というコンセプトのもと、家づくりに関するご相談に対応させていただきますのでお問い合わせください。また、「標高1700メートルの家づくり」や「セカンドハウスの経済学」などのコラムを通じて今後情報発信をおこなっていきますので、こちらも併せてご覧ください。