二拠点生活の達人たち EXPERT
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#愛犬
山に家を手に入れるまで
穴澤賢さん
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ライター 株式会社デロリアンズ代表
もともと山に興味なんてなかったけれど
そんな私がなぜ海や山に行くようになったかといえば、先代犬の「富士丸」の影響が大きい。ハスキーとコリーのミックス犬だった富士丸は、むちゃくちゃ暑がりだった。ハスキーの血を引いてアンダーコートがびっしり生えているから仕方ないが、彼にとって都心の夏は地獄だっただろう。エアコンをフル稼働していてもハァハァいっていた。
ハスキーとコリーのミックス犬と「いつでも里親募集中」で出会う
雪の上でもウトウトしていた極寒に強い富士丸
都会の夏に弱かった富士丸
再びはじまった犬との暮らし
迎えた当初の大吉
ところが予想外のことがあった。大吉も福助も、海にまったく興味がないのだ。毎日砂浜を散歩しているのに、全然嬉しそうではない。泳ぐことはもちろん、波打ち際で足が濡れることさえ嫌がる。犬たちのためだけに海の近くへ越したわけではないが、もうちょっと喜ぶと思ったんだけどなぁ。
犬との暮らしが復活したことで、また山や川へ遊びに行く機会が増えていた。すると彼らは山では目をキラキラさせる。動きが生き生きしている。海では目が死んでいるのに。そうか、やっぱりお前らも山が好きなのかと思ったのがきっかけだ。
山に向かった原動力
その後迎えた福助(どちらも雑種)
ほいほい出せる額ではないが、あちこち見たので安いのは分かる。恐らく解体費用に2〜300万円かかるから、それを見越してのことだろう。ボロボロだったが、なぜか見に行ったときに「ここはいい!」と直感的に思った。新車を買うことを思えば安いくらいだ。そう思って購入することにした。それが2017年の夏だ。
最初に見に行ったときの山の家
階段は朽ち果てていた
それでも購入を決意した2017年夏
さらに生い茂っていた雑草は草刈り機で何度も刈り、ドッグランを作った。そうこうしているうちに、もう建て替えるのは諦めて補修することにして、まず雨漏りする屋根を直し、壁やテラスにオイルステインを塗り、2020年頃から地元の大工さんにお願いし、少しずつリノベーションして現在に至る。
当初の敷地内は雑草だらけ
40代後半で草刈り機デビュー
プライベートドッグランで弾ける犬
現在のドッグラン
山の家を手に入れて
その分冬は寒いが、それは彼らにとって問題ではない。むしろたまに雪が積もると大喜びで、文字通り庭駆け回っている。犬にとって、山は楽園なのかもしれない。
大吉と福助は、山の家に来る度に、顔を輝かせてドッグランを走っている。「プライベートドッグランを持っている犬なんて贅沢なんだぞ」と思うが、彼らは草刈りの大変さや苦労を全然分かっていないだろう。それはそれでいい。
これは山の家を手に入れてしばらくしてから分かったことだが、かつて富士丸と暮らそうと見つけた土地は、車で15分ほどの別荘地だった。そう考えてみれば、なんだか不思議なめぐり合わせだ。
山が好きな大吉と福助
ギャラリー
購入した直後のリビングとキッチン
リビングの隣には和室が二部屋
2階には梯子でしか上がれない隠し部屋
その後、自分たちで改装
その後、大工さんに頼んでリノベーション
隠し部屋まで階段を設置して寝室に
雪遊びする大福