ENJOY THE FOREST

火を楽しむ
森で火を楽しむ

自然の中での暮らしの最大の楽しみである「火とともにある生活」。
それができる別荘地はとても少ないですが、ここ蓼科高原別荘地ではマナーを守っていただいた上で火をお楽しみいただけます。

古来から人間は獲物を食べるために火を使って焼いたり、暖をとることが可能になったりと、生活の中で火は重要な役割を果たしてきました。はるか昔から火と過ごしてきた歴史が、「火を見ていると安らぐ」ことの根底にあるのではないでしょうか。
薪ストーブで暖をとり、部屋でボーっと火を眺めて過ごしたり、調理に使ったり揺れる炎が顔を照らしたり…準備にもひと手間かけることで、時間の流れがゆっくりになることを感じます。
火を通して人生が豊かに変わっていくこと。これこそが火のある暮らしの大きな目的です。

じっと眺めているだけで心の中が洗い流されるような、人間の本能に直接訴えかけてくるような「何か」。
それは変化する時代のなかでも決して揺るがず、裏切らない。そのことを私たちは潜在的に理解しているため、火を見ていると安心を感じられるのではないでしょうか。

デジタル化の進んだこのような時代だからこそ、火が持つ効果について再認識され、近年で焚き火の人気が上がってきています。 こちらでは焚き火のもたらす効果についてご紹介します。

多忙な日々のなかでは決して得ることの出来ない非日常体験。 揺れる火を見ているだけで精神的安定が得られるといわれており、リラックスしたい人におすすめです。
うつ病にも効くといわれ、日常生活を離れてただぼんやりと焚き火を眺めていると心が落ち着きを取り戻してくれます。
焚き火のまわりに集まり、ひとつの炎を見ることで一体感が生まれ、自然と会話も始まりやすくなります。無理して会話をせず、ただ隣で同じ炎を見て心と心の通い合いをすることもコミュニケーションの一つです。
焚き火の前では不思議と素の自分が出せるもの。普段とは違う深い話をしたい時にも焚き火はおすすめです。
ひとりで焚き火と向かい合い、パチパチと爆ぜる音を聞きながらゆっくり自分と対話ができるのも焚き火の魅力。これを目的にソロキャンプに行く人も多くいます。
自分の想いを理解してはじめて相手のことが理解できるもの。自分はどうありたいのかを考えられる貴重な場です。
大人が焚き火にはまるのは、童心に帰ることができるから。
忙しさに追われる日々から離れて、夢中で枝を組み、火がついたら歓声をあげる。「あの頃」に戻ってみると心が潤った気持ちになります。

火はゆらゆらと色を変えながら辺りを温め、パチパチと薪の爆ぜる音を鳴らし、くべる薪によって香りも変化します。
現代の日常生活ではなかなか意識することのできない五感。 静かな森の中でじっと火を見つめていると、人間が本来持つ視覚、聴覚、あらゆる感覚が刺激されて五感が研ぎ澄まされることでしょう。

焚き火を囲んで、普段は眠っている脳の部分が刺激される感覚をぜひ一度味わってみてください。

ゆらゆらと幾度となく形を変え、オレンジ、赤、青と変化し続ける色を見つめていると、心がほっと落ち着きます。ずっと見ていても飽きないことでしょう。

森の中で木々のこすれる音や鳥のさえずり、風のそよぐさわやかな音を背景に、目の前で楽しむパチパチと薪の爆ぜる音。リラクゼーションやリフレッシュ効果もあります。

大人になってから触れる機会がなくなった土や、焚き付けに使う木。素手で自然に触れることであの頃の童心を取り戻せます。

焚き火の炎は食材の素材そのものの味を引き立てます。あまり手を加えず、素材の味を感じて味覚を楽しんでください。

燃やす木の種類によっても変化する煙の香り。焚き火をしていると周囲の草木など、自然の小さな香りにも気づけるようになってくるはずです。

焚き火をする人数に関わらず、炉は大きいものがおすすめ。火床が大きければ、薪を脇に寄せて熾火で料理ができ、焚火と料理を同時に楽しめます。
※ 直火を鍋に直接当てるのは、火力調整が困難なうえ、鍋が煤だらけになってしまうため要注意です!
本格的な製作焚き火炉が理想となりますが、据え置き型であれば重量と耐久性のあるこちらがおすすめです。
八ヶ岳倶楽部の「たき火鉢」 >
ファイヤーサイド「tipi」 >

焚き付けとしては、松ぼっくりや小枝が適しています。
蓼科高原別荘地内には至る所に大小さまざまな枯れた枝が落ちています。こうしたものは内部が乾燥しているため、手と足で簡単に織ることが可能です。このような落ち枝を拾い、太さごとに段ボール箱や薪小屋へ整理することで焚き火の準備は完了です。

樹種は難しく考えず、要は感想していれば何でも良いです。
※ 未乾燥の薪や生枝は燃えにくく、温度が下がるのはもちろんのこと、泡が吹いてきて猛烈な黒煙が生じ、煤と煙だらけになるので要注意です

1. 薪は燃やしきれる分だけ使う
2. 薪以外のものは燃やさない
3. 周囲にも気を配る
4. 必要以上に炎を大きくしない
5. 風が強い日は焚き火をしない
6. 焚き火を水で消火しようとしない
7. 片付けをしっかり行う
消火の際に熾きとなっている炭をペール缶などの蓋つき密閉缶にトングで移し、安全かつ早期に消火することが可能な火消し壺。
壺の中の火消し炭は、次回焚火をする際や料理の際に自家製の炭として有効活用できます。