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読み物

安心・安全を守る『タコグラフ』

皆さんは、『タコグラフ』というものをご存知でしょうか?

 「どうしてタクシーのコラムでタコが出てくるのか」と思われるかもしれませんが、実はこれ、自動車に関連する機器の愛称なんです。
 正式には『運行記録計』と呼称されます。走行中の自動車の、エンジン回転数の変化を計測・記録するもので、運輸や旅客に関わる車両は必ずこれを取りつけなくてはなりません。
 これにより、その車両が何時にどのくらい速度で走っていたか、を調べることができます。なので、「今日は全体的にスピードを出し過ぎていたな」「全く動いていない時間帯があるので、ここでちょっとサボっていたんだな」といったことも分析できてしまうのです。
 近年ではデジタルでの計測が主となり、棒グラフでの表示や色分けが当たり前になりましたが、以前はもっとアナログなものでした。車両の速度計の上下に合わせて記録用の針が動き、専用の丸い記録紙に線グラフを描いていく……といった仕組みです。
 ちなみに、タコグラフという呼び名にタコは関係なく、『Tachometer(=タコメーター。回転速度計)』と連動して動くところからきています。また『tacho』の部分は、ギリシャ語の『Tαxos(=スピードの意)』が由来とされているそうですよ。

 当社では、毎日の運行状況をタコグラフを通じてチェックし、必要に応じて乗務員への指導・教育を行っております。
 更に乗務員自身も、運行の実態が記録されているという意識を持つことで、より一層安全運転を心がけることできるのです。

 安心・安全な運行をお客様に提供する為、このタコグラフが一役買っているのだということを、ご乗車の際に思い出して頂ければ幸いです。