四季の森ニュース
- 更新日2022年08月27日
- カテゴリ四季の森だより
昨夜は雨が降らなかったせいか、今日は朝から晴れていました。
湿度が高いので霞んでいましたが、八ヶ岳がよく見えていて、
久しぶりに爽やかな朝でした。
今朝は、長野県と山梨県との県境にある先達甲六公園に立ち寄り、
ソバの花の様子を見てきました。
残念ながらまだ花は咲いていませんでしたが、もう少しで咲き始めるのではないでしょうか。
先達甲六公園では、サルスベリが満開になっていました
今朝の八ヶ岳
こちらはいつもの立沢地区大規模水田地帯ですが、雲が増えていました。
高い、秋を感じさせる雲です。
入笠山方面 山にかかる雲ではなく、手前の雲で山頂が見えません
ソバの花を独り占めしているようで嬉しくなります
ソバは、種まきが終ったばかりの畑もあるので、あちこちでまだまだ楽しめます
今日の別荘地内の様子をご覧ください。
からまつ平E・F区画
立場林道(からまつ平D・A区画)
キツリフネ(黄釣船) エゴノキ(野茉莉)の実
ヨモギの葉が紅葉してきました
しらかば平S区画
しらかば平V・W区画 霞んでいますが阿弥陀岳がよく見えています
フロックス シロヤマブキの実
既に葉が枯れ始めている木もあります
こけもも平1・3区画
こけもも平1・4区画
しらかば平からは阿弥陀岳が見えていたのですが、
こけもも平に着いた頃には見えなくなっていました。
アキノキリンソウ(’秋の麒麟草) イタドリ(虎杖)の花で吸蜜中のヤマトシジミ
ヤマブドウの葉
虫の音も聞こえてきて、少しずつ秋を感じるようになってきました
さて、別荘地内で可愛い花を咲かせているのが、
ヤマハハコ(山母子)です
黄色い花が咲くハハコクサに似ていて、山に生えていることから名付けられました。
ただハハコグサとは属が違います。
白い花のように見えるのは総苞片なので、花は真ん中の黄色い部分です。
ヤマハハコの学名「Anaphalis margaritacea」ですが、
後半部分(種小名)はギリシャ語の「真珠」を意味する言葉で、
純白で真珠のような、つぼみの頃のヤマハハコを表しているようです。
つぼみはころんと丸く本当に真珠のようですね
雌雄異株のヤマハハコですが、
雌株は、黄色い筒状花が均一に揃っていますが、
雄株は、筒状花からおしべが飛び出しているので、区別がつくようです。
雄花と雌花が共存して同じ株で見られる(両性花)場合もあるそうなので、
そんな株も探してみるのも面白そうですね。
今日は八ヶ岳がよく見えていたので、まるやち湖からの八ヶ岳をご覧ください。
なかなか山が一望できる時間帯が少ないのが残念です。
今日も午後は天気が下り坂のようです。
ホウセンカ(村道原村ペンション線)
コスモス(村道原村ペンション線)
3色ミックスがいいですね
ノリウツギ(朝市広場)
お昼頃から徐々に雲が広がってきました。
15時現在まだ雨は降っていませんが、風が出てきたので、降り出すかもしれません。
販売管理センター 25.5℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 20.9℃ 15:00現在
午前中は気温も上がって暑かったのですが、
日差しがなくなったので、気温も下がって来て涼しくなりました。
明日の未明から朝にかけては雨が予想されています。
今日のセンター 15時撮影
センター裏手のヤマザクラの紅葉
ユウマダラエダシャク(夕斑枝尺)
- 更新日2022年08月26日
- カテゴリ四季の森だより
昨晩はかなりまとまった雨が降りました。
朝には上がっていて、青空も見えていました。
入笠山方面 ソバの花が見頃です
八ヶ岳は雲に覆われていましたが、時間とともに回復しています。
さて、一昨日センターの裏手でカミキリムシを見つけました。
昆虫好きな方が見つけたら、思わずテンションが上がる虫ですね。
カミキリムシの仲間はカラフルな種類が多く人気のある昆虫です。
一方で、樹木を加害するやっかいな存在でもあります。
特に幼虫は樹木の内部を食い荒らして穴を開けてしまうことから「テッポウムシ」とも呼ばれます。
他に、幼虫がひそんでいる薪を焚き上げた時の破裂音から「テッポウムシ」と呼ばれるようになった
という説もあります。
カミキリムシは鞘翅目カミキリムシ科に分類される甲虫の総称です。
「紙切り」とか「噛み切り」と思っている方も多いと思いますが、
漢字では「髪切虫」と書き、噛む力が強く、髪を切ってしまうほどだとうのが
名前の由来のようです。
カミキリムシの幼虫は、木の幹の中に生息し、その内部を食べて成長します。
そして成虫になると、木の皮を食べるもの、食物の葉や茎を食べるもの、
花の蜜を吸うものなどに分かれます。
画像はゴマダラカミキリだと思いますが、
長い触角と黒い体に白い斑紋が特徴で、カミキリムシの中では中くらいの大きさになります。
森林や雑木林、緑の多い住宅地など広く生息しており、
クワの木やバラ科の植物、イチジクなどをエサにしています。
木の食害をするやっかいもののイメージが強いカミキリムシですが、
多くのカミキリムシは既に枯れた木を食べて分解してくれるので、
自然の循環サイクルに欠かせない重要な役割を担っている昆虫のひとつです。
将来の食糧不足を解決する新たなタンパク源として「食用コオロギ」が注目され、
茅野市内に養殖加工場がオープンしたというニュースを最近見ましたが、
カミキリムシの幼虫も実は食用になるそうで、焼き上げるとバターのような風味がするそうです。
諏訪地方は、昆虫食文化が根付いている地域なので、あまり驚きませんが、
カミキリムシも食べられる昆虫のひとつだったんですね。
今朝のまるやち湖です。
今朝は綺麗に見えていました
ユウガギク(柚香菊)
キンミズヒキ
イヌタデ
ハナトラノオが満開です
そして、センター横にある散策路「からまつの小径」でみつけたキノコです。
午後は、晴れているもののまた雲が広がってきました。
南八ヶ岳
北八ヶ岳は山頂までよく見えていました
ちっとも夏らしい天気がないまま秋になってしまいそうですね。
半場管理センター 29℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.9℃ 15:00現在
湿度が非常に高く、蒸し暑い日中でした。
今日のセンター
ジョウビタキ(オス)
- 更新日2022年08月24日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から山が見えていましたが、湿度が高いせいか空は霞んでいて、
遠くの富士山は目を凝らさなければ確認できないほどでした。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面 青空にソバの花が映えます
さて、昨日は二十四節気の「処暑(しょしょ)」でしたが、
またこの日から、次の節気「白露」までの期間も指しています。
「処」には止まるという意味があり、文字通り暑さがおさまるという意味です。
四季の森周辺は、お盆過ぎ辺りから朝晩がぐっと涼しくなっていますので、本当に暦通りですね。
夏のピークが過ぎた頃という「処暑」ですが、
この時期は昔から台風が発生しやすい時期でもあります。
台風になる前の熱帯低気圧は、暖かい海水から蒸発される水蒸気をもとに発生します。
そのため海水温が上昇する夏から秋にかけてよく発生するんですね。
熱帯低気圧は、熱帯または亜熱帯地域で発生する低気圧の総称ですが、
熱帯ならどこでも発生するというわけではなく、
発生しやすい場所が決まっていて、海面水温が26.5度以上で、
北緯5°~25°付近で発生することが多いそうです。
ちなみに赤道付近は転向力が小さくなるので台風は発生しないようです。
日本の南に位置する北太平洋西部地域は、熱帯低気圧の発生数が全体の36%も占め、
最も発生しやすい場所なのだとか。
今日の天気図を見ますと、台風のたまごである熱帯低気圧がいくつも見られ、
台風シーズンを予感させます。
なんとか日本に近づかないでくれるのを祈るばかりですが、
しばらくは台風シーズンが続くので、風雨に対する備えもしておきたいですね。
今朝のまるやち湖です。
湖岸の遊歩道を歩いてみました。
湖岸ではまだサワギキョウ(沢桔梗)が見頃です
イヌゴマ(犬胡麻)は終盤
ツリフネソウ(吊舟草、釣船草)
花の姿が、吊り下げられた帆掛け船似ていることから名付けられました
ゴマナ(胡麻菜)
サワヒヨドリ(沢鵯)
オオマツヨイグサ(大待宵草)
イヌタデ(犬蓼)
シシウド(獅子独活)
ヨモギ(蓬)
ノコンギク(野紺菊)
ガガイモ(蘿藦、鏡芋、芄蘭)
ユウスゲ(夕菅)の実などが見られます
また湖岸では、
アサマフウロ(浅間風露)が見頃になっています
フウロソウの中でも最も大型で、
湿り気のある高原の草地に生える多年草です。
浅間山麓地方に多く見られたことから名付けられています。
濃い紅紫色が鮮やかで、白い絞りが入ることもあります。
国の絶滅危惧種に指定されており、近年数を減らしているようです。
同じフウロソウ科のタチフウロ(立風露)も同じような場所に咲いているので、
色や大きさの違いなど観察してみて下さい。
さて、自宅近くの電線にここ数日ツバメが可愛い姿を見せてくれています。
まだ親からエサをもらっているようで、親鳥が近づくと賑やかです
たくさん食べて、早く飛び回れるようになるといいね
青空が広がっているものの雲も多く、午後も晴れたり曇ったりしています。
今日も湿度が高く、気温が上昇しているので非常に蒸し暑い日中です。
販売管理センター 29℃ 14:10現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 25.1℃ 14:10現在
今晩はまとまった雨が降るようです。
落雷などにご注意下さい。
今日のセンター
セミの抜け殻
- 更新日2022年08月23日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から雲が多くどんよりとしています。
日中は少し天気が回復して日差しもあったのですが、
午後から再び雲が広がってきました。
湿度が高く、動くと汗が出ます。
今朝は八ヶ岳は雲の中でしたが、少しだけ見えていました
入笠山方面もどんよりです
山が見えませんので、ソバ畑をご覧ください。だいぶ花が見頃になってきました
ただ、青空が出ないと映えませんね
さて、7月に道の駅こぶちさわ内にシャトレーゼがオープンしたというので、
昨日、遅ればせながら立ち寄ってみました。
お店は、旧道の駅の建物にオープンしたようです。
ただ、階段を上る必要があるので、足に不安のある方はちょっと大変かもしれません。
(はじめは気がつかなかったのですが、画像の左側にスロープがありました)
入口
中はカフェスペースもあり、
こんなメニューが楽しめるようです
贅沢ソフトクリームや生モンブランも食べられるんですね。
残念ながら、食事を済ませてからの立ち寄りでしたので、何も食べられなかったのですが、
次回は是非食べてみたいと思います。
お買い物は、アイスやゼリー、どら焼き、ケーキなどの定番の商品はもちろんありますが、
お団子、かりんとう饅頭も1個から購入可能です
隣のケースにはクッキーの量り売りもありました
お腹を空かせいくと大変なことになりそうです(笑)
小淵沢インターチェンジをご利用の際はお立ち寄り下さい。
近くには桔梗屋もあり、いろいろ楽しめそうですね。
今日の別荘地内の様子と、別荘内外の植物です。
からまつ平D・E区画
からまつ平A区画
しらかば平R・T区画
しらかば平Y区画
こけもも平1・2・3区画
こけもも平6・7・8区画
別荘地内も少しずつ葉が色づいてきました 一之瀬堰のオオヤマザクラ(しらかば平)
マルバノキ
オオヤマザクラとススキ(からまつ平)
ナナカマド(こけもも平)の葉も黄色みを帯びてきました
ツルフジバカマ(しらかば平)
ノリウツギ
ユウガギク(センター)
マツムシソウ(原村ペンションビレッジ)
キクイモ(しらかば平)
ツリフネソウ(村道)
ガマの穂(まるやち湖)
白いアカツメクサ(まるやち湖)
キノコ(まるやち湖)
今朝のまるやち湖
午後は雲が多くなっていますが、日も差すような時間もあり、
秋の雲が出ていました。
不安定な天候はしばらく続くようです。
販売管理センター 27℃ 15:40現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 21.9℃ 15:40現在
粗大ゴミの回収は、8月21日(日)をもちまして終了いたしました。
次回は来年のゴールデンウィークを予定しておりますので、よろしくお願い致します。
今日のセンターとオオヤマザクラ
トンボ
- 更新日2022年08月21日
- カテゴリ四季の森だより
昨日の午後から今朝にかけてまとまった雨が降りましたが
今朝には雨が上がり、午前中から青空が出て日も差しています。
朝から湿度が高く、気温はそれほど高くはないのですがムシムシします。
今朝の八ヶ岳 山にはまだ雲が多く広がっていました
入笠山方面も雲が多いですが青空も広がっています
富士山は山頂だけが見えていました
稲穂も下がって、黄金色に変わりつつある水田も見られます
そば畑も早い所は花が見頃になってきました
さて、原村高原朝市は本日が最終日。
今日は8時15分を過ぎてもまだまだ賑わっていました。
最終日なので、売る側も買う側もなんだか名残惜しいですね。
また来年もお出掛け下さい。
さて、数日前になりますが、別荘地内でこんな鳥を撮影しました。
会社の看板にとまっています(笑)
最初、アカハラだと思っていたのですが、お腹が赤くありませんよね。
調べたところクロツグミのメスではないかと思われます。
クロツグミは、スズメ目ヒタキ科ツグミ属に分類される鳥類です。
名前の通りツグミの仲間ですが、ツグミの中では一番小さなサイズになるようです。
春になるとやってくる「夏鳥」で、平地の林や山地などで見ることができます。
オスは全身が黒く、腹は白地に黒の斑点があります。
メスは全身が褐色で、胸から脇腹にかけて白地に黒の斑点があり、腹は白いのが特徴です。
食性は動物食で、ピョンピョンと跳ねるように歩きながら、地面にいる昆虫やミミズなどを採餌します。
オスは撮影できなかったので、お借りした画像です
オスは繁殖期になると大きい声でさえずり、そのさえずりは複雑で、
さまざまな鳥の声を自分のさえずりに取り入れるそうです。
日本三鳴鳥(鳴き声の美しい鳥)は、ウグイス、コマドリ、キビタキと言われていますが、
クロツグミは、日本の夏鳥で最も魅力的な声でさえずる鳥、とも言われているようです。
なんだかさえずりを聞いてみたくなりますね。
YouTubeなどで聞けると思いますので、検索してみて下さい。
画像のメスはエサを咥えていますので、子育て中なのかもしれませんね。
今度はオスも撮影できたらいいのですが。
今日は通勤途上で見つけた植物をご紹介します。
ニオイヒバ(匂檜葉)
花が咲いているのかと思って近づいたら、たくさんの実がなっていました
ニオイヒバはいろいろな種類があるので同じではないと思いますが、
センターの入口にもニオイヒバがあります。
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)の実が黒くなってきました
北アメリカ原産の帰化植物で、ゴボウの仲間ではありませんが、
根がゴボウのように長いことから名付けられました。
この黒い実をつぶすと赤紫の果汁が出てきますが、草木染の染料などにも使われます。
間違って服に着くとシミになりますのでご注意下さい。
コンフリー(ヒレハリソウ/鰭波璃草)の花
キツリフネ(黄釣船)
ツユクサ(露草)
ツルボ(蔓穂)
ハキダメギク(掃溜菊)
植物学者の牧野富太郎氏が世田谷の掃き溜めで発見したことからこの名がついたそうです。
八ヶ岳自然文化園では、ミヤマママコナ(深山飯子菜)が咲き始めています
ミヤマママコナは、ハマウツボ科ママコナ属の1年草で、
根を周りの植物の根に差し込み、そこから養分をもらうという半寄生植物です。
宿主は、イネ科やカヤツリグサ科の植物になるようです。
また、日本のレッドデータでは準絶滅危惧種に指定されているミヤマママコナです。
15時を過ぎた頃から雷がゴロゴロし始め、雨が降り出し、気温も下がってきました。
販売管理センター 26℃ 15:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 21.2℃ 15:00現在
明日も不安定な天気になりそうです。
今年は「晴れ」の時間が長く続かないですね。
今日のセンター 13時半頃撮影
ヌスビトハギの実
この豆のような実が泥棒の足跡に見えることから名付けられたというのが一説です