四季の森ニュース

- 更新日2021年08月17日
- カテゴリ四季の森だより
災害級の雨量になっている今回の秋雨前線です。
諏訪市や岡谷市の一部などでは土砂災害や浸水の被害が発生しました。
昨日の午前中は雨が止みホッとしましたが、午後からは再び雨降りとなっています。
ただ雨量は少なく、今朝は霧雨のような細かな雨が降っています。
原村に発表されていました土砂災害警戒情報は、
8月15日の21時50分に解除となり、
引き続き出されていた大雨(土砂災害)警報も、
8月16日21時28分に解除されました。
ただ雨は続いており、今まで降った雨が土の中に貯まっている状態です。
雨が止んだ後に災害が起きるケースもありますので、
引き続き気象情報に注意し、警戒をお願い致します。
立沢大規模水田地帯では、種まきが終わり芽が出たばかりのソバ畑も水がついています
秋ソバの芽
今朝のまるやち湖
雲が広がっていますが、時折山が見え隠れしています。
今朝は湖面すれすれに飛んでいるツバメが何羽かいました。
虫を取っているんでしょうね。
四季の森周辺は、秋雨前線の影響で、秋になってしまったような肌寒い気温が続いています。
イタドリの細かな花が綺麗に咲いています。
イタドリは、タデ科ソバカズラ属の多年生植物です。
名前は、その薬効が痛みを取るので「痛み取り」から転じた説や、
表皮から糸状の繊維を取るので「糸取り」から転じた説などがあります。
漢字では「虎杖」と書きますが、軽くて丈夫な茎が杖に使われ、
茎の虎模様から、中国では「虎杖(こじょう)」と言われていたことから、
イタドリの和名に「虎杖」という漢字が当てられたそうです。
繁殖力が強く、やっかいもののイタドリですが、
白く細かい花や実がたくさんまとまるので、とても綺麗に見えます。
こちらは、花と実が両方ついています。
赤い花が咲くベニイタドリもあり、イタドリの変種だとされています。
我が家の鉢バラもポツポツと花をつけているのですが、
今朝咲いているバラを見ましたら、
花びらの間にアマガエルがいました。
急に肌寒くなったので、温まっているのかもしれないですね。
満足そうな表情に、ちょっとほっこりしました。
センター駐車場前の草むらのウバユリが咲いています。
雨は降ったり止んだりしています。
販売管理センター 21.5℃ 13:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 18.5℃ 13:00現在
今日のセンター
センター花壇のブッドレア
- 更新日2021年08月12日
- カテゴリ四季の森だより
朝は雲が広がっていましたが、まだ晴れ間もあり明るい曇りでした。
午後は雨が降る時間帯もあるようですが、
今日のところはそれほど大雨とはならず、雨の本番は明日からのようです。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
さて、周辺では真夏の暑さに負けず咲いている花がいくつかありますが、
ひときわ目を引くのが、
ノウゼンカズラですね。
暑さに負けることなく、次々と鮮やかなオレンジ色の花を咲かせています。
ノウゼンカズラは、ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属の落葉性つる性木本で、
つるを伸ばして生育し、長いものでは5mから10mにも達するものもあるようです。
近くに樹木があると絡みついてしまうので、
つるバラのように棚やフェンスなどに這わせているのもよく見かけます。
中国中部から南部の原産で、日本には平安時代に渡来し薬草として利用されていました。
中国名は「凌霄(りょうしょう)」で、他を凌駕して空を覆うほどに育つことを意味しています。
和名は、中国名がなまって「ノショウ」「ノショウカズラ」などと呼ばれるようになり、
それが転じて「凌霄花(ノウゼンカズラ)」に変化したと考えられているようです。
ニッコウキスゲのような1日花ですが、次々に花を咲かせるので花期は長いです。
寒さが少し苦手のようですが、札幌市の大通公園にも植えられているそうなので、
四季の森周辺も工夫すれば大丈夫かもしれませんね。
ノウゼンカズラは、もともと地を這う植物でした。
美しい花の寿命は1日で、行き交う人々に踏みつけにされ、
不憫に思った松は、いつしかノウゼンカズラを愛しく思い、恋心を伝えると、
花はそれに応え、松に寄り添うように絡みつき、上へ登りながら次々と美しい花を咲かせていきました。
ノウゼンカズラには、こんな神話もあるようです。
かつては有毒とされていたノウゼンカズラですが、
実際には毒性は少なく、花びらに含まれるラパコールという成分があり、
花の汁が手につくとかぶれたりすることがある程度なのだとか。
ノウゼンカズラは寿命が大変長く、
豊臣秀吉が挑戦出兵の際に持ち帰ったものが、石川県金沢市の玉泉園にあって、
現在でも花を咲かせるそうです。
ノウゼンカズラのオレンジ色の花を見ていると元気をもらえます。
日影では花が咲きにくいそうなので、長雨で花も少なくなるかもしれませんね。
原村ペンションビレッジ内では、
ワレモコウが咲いていました。
盆花としても使われますが、花期は10月頃までと長くなります。
近くには、
コスモスも咲き始めていました。
花たちも朝晩の気温や日照時間などで、秋を感じているんでしょうね。
そして今朝のまるやち湖です。
何やら一生懸命岸に向かって泳ぐカルガモ
顔を低くして水にくぐらせたりを繰り返していました。
よく見ると産毛が生えています。ヒナだったんですね。
もしかしたらエサをとる練習をしていたのかもしれません。
かなり大きくなり、一瞬成鳥にも見えます。
親鳥がちゃんと近くで見守っていました。
他の子たちは巣立ったのでしょうか。
午後になり薄暗くなってきましたが、
14時現在まだ雨は降り出してはいません。
販売管理センター 24℃ 14:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.6℃ 14:00現在
梅雨末期のような雨になるとの報道がされていますので、心配になります。
最新の気象情報を確認して下さい。
今日のセンター
センター花壇に咲くジニア
- 更新日2021年08月11日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は窓を開けると寒いくらいでした。
こけもも平の観測データを見ますと、5時台に12.6度だったようです。
日中はまだまだ暑いですが、立秋を過ぎると朝晩は涼しい日が増えていきますね。
短い夏が終わってしまうようで少し寂しい気持ちになります。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
富士山
まるやち湖と八ヶ岳
駐車場ではセミが大合唱していました。
今朝は秋を感じさせる高い雲が広がっていましたが、山はよく見えていました。
明日からは秋の長雨になるようなので、しばらくこうした風景が見られないかもしれません。
さて、富士見町は名前の通り、富士山のビュースポットがいくつかあります。
たまに画像をアップしている立沢大規模水田地帯もそのひとつなのですが、
昨日の夕方は富士山がよく見えていたので、別のビュースポットに足を延ばしてみました。
富士見町葛窪地区の中央自動車道のトンネル付近です。
富士見町立境小学校から少し山梨県寄りに進んだところになります。
昨夕は、私と同じように富士山の撮影に来られた方がいたので、
富士見町のホームページで紹介している場所とは少しずれているのですが、
朝焼けに染まる空と、カーブした中央道を走る車のテールランプの光を入れた
絶妙な富士山を撮影することができるようです。
紅葉シーズンもよさそうですね。
富士見町観光サイト「富士見町の絶景写真を撮る」 → こちら
朝焼けが美しい秋に、富士山撮影などいかがですか?
今日は、貴重な晴れということになりそうですので、
別荘地内の様子をご覧ください。
しらかば平R区画
しらかば平P区画から見る蓼科山と北横岳
しらかば平V・W区画
ヒョウモンチョウ
ブッドレアで吸蜜するカラスアゲハ(Y区画)
からまつ平F・I区画
タカトウダイ
からまつ平A・B区画
タチフウロとヤマハハコ
こけもも平
今日は阿弥陀岳が綺麗に見えると期待していたのですが、
タイミングが悪く、雲が広がってしまいました。
ナワシロイチゴの実とノアザミ
鮮やかな色のコオニユリ
さて、こけもも平のヒヨドリバナには、
アサギマダラがたくさん来ていました
フワフワと飛ぶ姿も可愛らしいです
ヒョウモンチョウとアサマイチモンジもいました
午前中のうちから八ヶ岳には雲が広がってきていましたが、
午後になっても日は差しています。
日中は強い日差しが遮られ、それほど気温は上がりませんでした。
販売管理センター 28℃ 15:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.0℃ 15:30現在
今日のセンター
センターのモミジが紅葉しています
- 更新日2021年08月10日
- カテゴリ四季の森だより
台風9号から変わった温帯低気圧の影響で、昨日は雨が降りました。
強く風が吹いた時間帯もあったのですが、台風というほどではなく、
四季の森周辺では、被害は発生しておりません。
午前中は低気圧の影響が残り曇っていましたが、午後からは回復してきました。
今朝の八ヶ岳
まだ雲が広がっていて、八ヶ岳は雨が降っていたかもしれません。
入笠山方面
富士山
山頂には「かいまき笠」または「積笠」と呼ばれるような笠雲が見られます。
さて、8月8日のニュースでご紹介したオミナエシですが、原村郷土館でも見頃になっています。
原村郷土館は、樅の木荘の裏手に位置していますが、
江戸の終わり頃か明治の初めに建てられた原村中新田区の伊藤米之助氏宅を移築した建物です。
間取りもこの地域では一般的な作りになっており、
平成18年に、昭和30年代前半の農村の生活の様子を再現しようと、
台所や井戸の復元、食器棚の修復や、敷地内の環境の復元などが行われました。
隣接する民族資料展示室には、明治以降から昭和30年代初めまで農家の収入源として
盛んに行われてきた養蚕に関する用具を中心に展示されています。
また、藁打ち小屋は原村柏木地区から移築されたもので、
稲わらを使った草履や縄などのわら製品を作っていた当時が復元されています。
また、敷地内には土蔵もありますが、これは原村役場で昔書庫として使っていたもので、
「まてのくら」と呼ばれています。
原村郷土館・まてのくらは期間限定の開館ですが、現在は開館中で、
8月31日まで、「華やかな布アート~つるし飾りと押絵~」の展示が行われています。
また、9月26日(日)までの開館期間中には、裂織り体験ができるほか、
8月30日(月)の「ちりめん細工deブローチ作り」の参加者を現在募集中です。
下記チラシをご参考になさって下さい。
原村郷土館の敷地には、
キキョウ
ハギ
コバギボウシ
シモツケ
オミナエシなど、
日本の昔ながらの植物を楽しむことができます。
農閑期に作られるわら細工は、わらにょう(画像右側)のわらが使われました
月曜日が休館になりますが(月曜日が祭日の場合は火曜日が休館)、
閉館中でも敷地内には入ることができ、縁側で休憩もできるそうです。
センター横の「からまつの小径」では、
ノアザミ
イヌゴマ
イケマ
ヒヨドリバナ
ゲンノショウコ
ヌスビトハギ
タカトウダイなどが見られます
ノアザミで吸蜜中のジャノメチョウ
午後は、湿度が高いので蒸し暑くなりましたが、
雲が出ていたので、気温はそれほど上がりませんでした。
販売管理センター 26℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 21.5℃ 16:00現在
今日のセンター
センター駐車場の道路側の土手にウバユリを発見しました。
花は3つだけですが、これから咲きます。
- 更新日2021年08月08日
- カテゴリ四季の森だより
台風10号の影響で、昨晩から今朝にかけて雨が降りました。
ただ、畑を潤すほどではなかったようで、
通勤途上のセロリ畑はでは朝の水やりが行われていました。
風もそれほど強くなく、四季の森周辺はほとんど影響はなさそうです。
朝は湿度は高いものの気温が低く、連日の猛暑から解放され少しホッとします。
今朝の立沢大橋と八ヶ岳
トウモロコシ畑と入笠山方面
さて、昨日8月7日は立秋でしたね。
暦の上ではもう秋の始まりで、「暑中」から「残暑」となります。
1年で最も暑い頃ですが、徐々に日も短く、うろこ雲や刷毛で掃いたような雲も見られるようになり、
夕暮れにはヒグラシが鳴き、夜には虫の声も聞かれるようになってきました。
四季の森にいますと、そろそろ秋かなと感じる頃ですね。
周辺では、秋の七草のひとつにも数えられるオミナエシが咲いています。
オミナエシはオミナエシ科オミナエシ属の多年生植物で、
日本では古くから親しまれていますが、中国や東シベリアなどに広く分布しています。
根を乾燥させて煎じたものは生薬となり、「敗醤(はいしょう)」とも言われ、
解熱や解毒作用があるそうです。
黄色い小さな花が頂部にまとまって咲くのが特徴です。
茎まで黄色くなるので全体が黄色く輝いて見えますね。
オミナエシは漢字で「女郎花」と書きますが、近縁種に「男郎花(おとこえし)」という白花があり、
オミナエシよりひと回り大きい花姿をしており、これに対比して、女性らしい印象なので
「女郎花(おみなえし)」と名付けられたというのが名前の由来の一説です。
もうひとつ、面白い名前の由来ですが、
白いご飯のことを「男飯(おとこめし)」と言っていたことに対し、
女性は黄色い粟のご飯を食べていたので、粟飯は「女飯(おみなめし)」と呼ばれていました。
その黄色い粟飯がオミナエシの花と似ていることから、
「女飯(おみなめし)」が転じてオミナエシになったと考えられているようです。
オミナエシのことを、「オミナメシ」や「アワバナ」と呼んでいる地域もあるのだとか。
この時期に咲くので、お盆の花という印象があるオミナエシです。
さて、原村商工会のテイクアウトマップが配布されましたので、
ご来荘時の情報としてご利用下さい。
クリックで拡大します。
さて、昨日は鳥の撮影に成功しました。
でも何故か後ろ姿です。
ヒヨドリ からまつ平にて撮影
見返り美人?
ジョウビタキ 原村ペンションビレッジ内にて撮影
真後ろからの姿も珍しいのでは(笑)
ウロコのような羽が見られるので、幼鳥だと思います。
ジョウビタキは本来冬鳥なのですが、
山梨県から長野県にかけての八ヶ岳周辺では、繁殖が確認され、
留鳥になっているようです。
天気は回復して、昼前頃から晴れ間も出てきました。
午後は湿度が高いので蒸し暑くなっています。
販売管理センター 27℃ 14:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.7℃ 14:00現在
東京2020オリンピックも今日が最終日。
トラブルや心配事もありましたが、なんとか終わりそうですね。
17日に渡り行われていた競技が今日で終わってしまうのが残念です。
明日からどう過ごしましょうか(笑)
今日のセンター
ハナトラノオ 原村ペンションビレッジ内ロータリー花壇にて撮影






