[1]四季の森の規制・仕様等
○自主規制、その他法令、条例、行政指導等
○浄化槽、下水道等
○駐車スペースの設置場所等
[2]四季の森の気候
・平均湿度は30~40%で、比較的乾燥しています。
・木材の板割れ、ひび割れ、反り収縮による隙間の発生等に注意。
・冬期間の積雪は10cm~50cmほどになりますので、天候によって工作物の養生対策及び作業前の除雪作業等想定して下さい。
・焚き火はできる限り自粛して下さい。近年は公害問題等関心が高まっています。近隣からの苦情が発生した場合は、他の現場も含めて禁止にする場合もあります。
[3]寒冷地対策建物と建物外部の注意
・凍結深度は、からまつ平としらかば平が1m以上、こけもも平は1.2m以上です。
・基礎工事や塗装等左官工事のタイミングは、真冬の最低気温が-15℃になることを想定して時期を考えて下さい。
・結露対策等、設計時から充分考慮して下さい。
・給排水設備の凍結防止対策は-20℃を想定した施工を行い、通水試験等を行った場合は(11月上旬~4月下旬)必ず水抜きの作業を行って下さい。
・外部工作物、設置物が「凍上」等による地表の隆起及び陥没に影響されない対策を行って下さい。
○ 屋根からの落雪及び積雪対策など
・アプローチ・玄関入口・ベランダ・駐車スペース(広さも含め)の位置は設計時に落雪を想定したものにして下さい。(機械で除雪作業が出来ない部分に関しては有料業務でも対応できないため、オーナー様ご自身が雪かきを行うことになりますのでご了承下さい)
・外水道についても前項同様、落雪に配慮した位置に設置して下さい。
○ 灯油タンク
・灯油タンクの外部設置場所については積雪や落雪により配達が不向きな場所は屋根を施工し、尚且つ落雪による「埋もれ」がないように配慮して下さい。
・タンク位置は給油車が進入できる場所から20m以内とするか送油管を設置して下さい。給油車は道路側から敷地内を最短距離でホースを引き込み、タンクに給油します。
・灯油の消費量は冬期に増加しますが別荘利用頻度が多い方、又は定住を予定のオーナー様は400リットル以上の灯油タンクの設置をお勧めします。
○ プロパンガス
・プロパンガスは気温により(冬期)ガスの発生に限界があります。消費量の大きなガス器具の設置には充分注意して下さい。
・プロパンガスの外部設置場所については積雪や落雪により配達が不向きな場所は屋根を施工し、尚且つ落雪による「埋もれ」がないように配慮して下さい。
○ 小型合併処理浄化槽
・小型合併処理浄化槽は3ヶ月に1度の割合で法定点検が義務付けられており、マンホールを開け点検しますので、建物からの落雪に影響されない位置にお願いします。
[4]雨期(6月~7月)
雨対策及び道路への土砂の流出が無いよう建物周囲、駐車スペース、アプローチは工事当初より砕石等を敷くことをお勧めします。(道路への土砂の流出はスリップ事故等の原因にもなりますので掃き掃除を行って下さい)
・工事中に敷地内から出水することがありますので、近隣の敷地や道路に流れ込まないように必ず止水装置を施して下さい。
・仮設トイレは周囲からの景観を考慮し、見えない場所への配置が好ましいですが、搬入等の理由で止むを得ず道路に面している場合は目隠しや臭気対策を行って下さい。
[5]自主規制(通年)
・工事の禁止期間・自粛期間・工事時間の制限を設定していますので確認のうえ厳守して下さい。詳しくは「四季の森自主規制」を参照下さい。
[6]管理センターへの提出書類、行政への提出書類
・事前に管理センターの同意を得た後に、行政の許可を得て着工して下さい。
[7]工事を実施する敷地の決まり等
・共用施設の有無、境界柱、上下水道の取り出し口の確認・浄化槽等の位置、工事車両の進入路、駐車場所などを説明します。
[8]建物等(軒先、玄関ポーチ、ベランダ、物置、車庫、浄化槽及びトレンチ含む)
・水平投影線が後退線(保存緑地)の内側になるよう配置して下さい。
・駐車スペースは特例を除き、同じく後退線の内側に設置して下さい。
・後退線と水平投影線は重ならないよう、余裕をもって配置して下さい。
・門柱等は道路側溝又はアスカーブより1.5m以上離して下さい。
*保存緑地の確保については「四季の森自主規制」を参照下さい。
[9]樹木の伐採等
・立木を伐採するときは、90日前から30日前までに「伐採及び伐採後の造林の届出書」の提出が必要です。
・伐採後の造林が完了したときは、「伐採及び伐採後の造林に係る森林の状況報告書」を提出することが森林法で義務付けられています。
・立木の伐採の標準的な方法は、材積による択伐率を30%以下とし、択伐後の造林を人工植栽による場合は40%以下の択伐率として下さい。
・いかなる理由があっても伐採届で認められた本数以上に伐採することは禁止されているので厳守してください。
・伐採をご計画の場合は事前に管理センターへご相談下さい。
・伐採本数以上に広葉樹を植栽・育成し、望ましい森林資源の姿を目指して下さい。
[10]床面積算出基準
・床面積の算出基準は建築基準法によるものとしロフトの最高天井高が1.40mを超える場合には延床面積に入ります。
立面図記入例(高さ制限)
[11]建物の最高の高さ
・最低地盤面から建物最高部(煙突・避雷針等は除く)までを10m以内として下さい。
・アマチュア無線用等のアンテナは建物と同様に地盤面から最高伸張で10m以内として下さい。
・建物は見付け及び実質共に地上2階建て以下とし、建築基準法上の2階建て(地上2階地下1階・屋根裏部屋)であっても外観上3階層に見えるものについては自主規制により建築できませんのでご了承下さい。
[12]建物の外壁と屋根の形状・材質・色彩
・外壁の色彩は光沢・原色を避け全体を3色以内のコントラストにまとめるのが望ましく、申請時は色のマンセル値を記入するか、図面に色付けをして下さい。
・建物の色彩を再塗装等で変更する場合は管理センターに相談して下さい。
・屋根の仕上げの色彩は、茶系・灰色・黒・深緑等の色を基本として下さい。
・屋根の勾配は原則として5分の1以上とし、陸屋根等の堅い印象のものはなるべく避けて下さい。
・建物の外観変更は、変更による面積が25m²を超えると長野県景観条例による届出が必要になります。