中信地区
行楽の秋・学問の秋
扉の上にある天使の像も人気の旧開智学校
そろそろ秋の気配を感じる季節ですね。
秋と言えば、食欲の秋?行楽の秋?それとも勉強の秋?
今回は、行楽の秋と勉強の秋が一度に味わえるタクシーツアーをご紹介いたします。
松本市は「三ガク都」と呼ばれています。
美しい山並みに囲まれた街「岳」、音楽が盛んな街「楽」、そして学問の街「学」。
松本市のあった筑摩県は、明治の時代から教育熱心な街として知られていました。
その時代の面影を残す「旧開智学校」は、文明開化の時代を象徴する擬洋風建築の代表です。内部には教室がそのまま残されており、当時使用された教科書などを見ることができます。(国宝)
「山辺学校」は旧開智学校と同時期に、近代教育を行った学校です。
村の予算と村人からの寄付金で校舎が建設され、八角塔が印象的な建物です。内装は障子が使われるなど和風な雰囲気があります。(県宝)
また、筑摩県は大学(旧制高校)の誘致にも熱意を注いでいました。
誘致活動は明治時代に始まり、大正時代にやっと開校することができました。それが「旧制松本高等学校」です。校舎内は、当時の学長室や教室がそのまま展示されているほか、一般に貸し出しが可能な教室もあります。(重要文化財)
暑かった夏もようやく落ち着き、秋の風がそよぐようになりました。
松本を訪れ、街を散策するのにいい季節です。
その際には、これらの校舎もぜひ訪れてみてください。
昔の子どもたちが勉学に励む熱意を感じ、自分も勉強したくなるかも!?
和洋折衷の面白い雰囲気が特徴的な山辺学校
各教室を一般に貸し出ししている珍しい文化財である旧制松本高等学校