四季の森ニュース

- 更新日2021年06月03日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から雲が多かったのですが、雨が降るようなことはありませんでした。
少し湿度が高く、蒸し暑いような感じです。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
ニュースの更新時間が少なくなってしまいましたので、画像だけのお届けになります。
原村の遊歩道「八ヶ岳 森の小径」の、八ヶ岳自然文化園近くの「しらかばの小径」では、
レンゲツツジが見頃になっています。
ヤドリギがついたシラカバ林の緑色とツツジのオレンジ色のコントラストが爽やかです。
まるやち湖
何やら花が咲いています
トチノキですね
八ヶ岳 15時半頃撮影
今日のセンター
夕方になり風がとても強く吹いています。
今晩からお天気は下り坂のようです。
- 更新日2021年06月01日
- カテゴリ四季の森だより
朝から晴れて気持ちのよい日ですが、日差しが強く、紫外線が気になります。
森ではハルゼミの声が賑やかく聞こえるようになりました。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
さて、今日から6月に入りました。
6月は水無月(みなづき)と呼ばれます。
雨の季節なのに水が無いというのも変なのですが、名前の由来は諸説あり、
旧暦の6月というのは現在の6月下旬から8月上旬に当たるため、暑さで水が干上がるという説や、
無という文字は「の」という助詞の役割があるので「水の月」という意味だという説、
田んぼに水を張る時期なので、田んぼ以外には水が無いとか、
雨が降り天に水が無くなるといった説など様々あるようです。
6月末は1年の折り返しの時期に当たります。そのため古くから、半年の穢れを払い
残り半年の無病息災を願う「夏越祓(なづごしのはらえ)」という行事が行われてきました。
神社の境内には大きな茅の輪が組まれ、この輪をくぐることで厄落としをするのだそうです。
そして、この夏越祓の際には、ういろうの上に小豆を敷き、三角に切り分けられたお菓子を食べますが、
この和菓子を「水無月」と呼ぶそうです。
小豆も邪気を払うとされていましたので、この時期のお菓子に取り入れられたのでしょうね。
甘くて食べやすく栄養も豊富なので、暑気払いとしての役割もあるお菓子なのだそうで。
見かけたら食べてみたいですね。
和菓子「水無月」
さて、近隣の森では、
ヤブデマリが咲いています。
ヤブデマリはスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木です。
沢や水辺などの湿り気のある林縁に自生しています。
ガクアジサイのように、花弁のように見えるのは装飾花で、花は真ん中の黄色の部分です。
花が咲き出しているのがご覧いただけるでしょうか。
そして、花がオオカメノキとよく似ていて、どちらも装飾花が5裂しているのですが、
ヤブデマリは、裂片の1個だけが極端に小さくなっているのが特徴です。
そこがなんともユニークで可愛らしいですね。
秋に赤い実をつけますが、生け花などにも使われるそうです。
藪に生えて、手毬のような花を咲かせることが名前の由来だということです。
昨日は蓼科へ出向いたので、バラクライングリッシュガーデンの駐車場の花を撮影してみました。
入口付近に咲くベニバナトチノキ
キングサリ
ハマナス
平日でしたが、見学者が多くいました。
6月はバラのシーズンだからでしょうか。
周辺の山の様子もご覧ください
蓼科山と北横岳
八ヶ岳
今日は、センターで25度以上の夏日となり、こけもも平でも20度を越えました。
木陰が気持ちがいい季節ですね。
販売管理センター 26℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.3℃ 16:00現在
今日のセンター
昨日、ウェブサイトのトップページをリニューアルいたしました。
スマートフォン対応になりましたので、
お手元のスマホでも見やすくなっているかと思いますので皆様どうぞお試し下さい。
センター前の林の中のヤマツツジ
アゲハチョウも飛び始めています
- 更新日2021年05月29日
- カテゴリ四季の森だより
5月29日(土)
今日は朝から風が強く吹いていて、雲も多めに広がっていました。
気温も朝から温かく、晴れの時間帯もあるのですが、雲が多いので日差し少なく過ごしやすい陽気です。
今朝の八ヶ岳 立沢地区の高台の公園から撮影
立沢地区からは八ヶ岳が見えていたのですが、
原村(まるやち湖)からは八ヶ岳は雲に隠れていました
さて、周辺の森の中では、
ホオノキの花が咲いています
ホオノキは、モクレン科モクレン属の落葉高木で、大きなものは高さが30mにもなるものもあるそうです。
花は15㎝以上あり、枝端に上向きに花を咲かせます。
花が咲くと芳香が周辺に漂うようになるということなのですが、
今朝撮影した場所では香りはほとんどありませんでした。
今朝は風が強かったので、私がいたのが風上だったかもしれないですね。
ホオノキの花は、1億年前に現れた広葉樹の原始の姿を残していると言われています。
多くの広葉樹が花粉を虫に運んでもらうのに対し、
強烈な香りと食料としての花粉で虫をひきつけるのが、初期の広葉樹の姿だとされています。
左 花が終わったところ 真ん中 これから咲き始めます 右 まだ固いツボミ
森の中では、大きな花ですがそれほど目立ちません。
この木の場合は、目線の高さに花が咲いていたので気が付きましたが、
花が上向きに咲くため、高い位置に花を咲かせていると気づかないことが多いです。
この木も背が高く、赤松やカラマツと同じような高さになっていました
昔からホオノキの葉は、干したものを束にして店などに売られていました。
お店では砂糖や魚などを売る際に、包んで売っていました。今のビニール袋のような役割ですね。
東北地方の一部などでは、ご飯を包んだホオノキの葉を捨てずに腰に挟んで田植えをすると、
神聖な葉の霊力と薬効により、腰が痛くならないと信じられていたそうです。
そして、長雨が止むことを祈願する際には、ホオノキの葉に餅を包んで供えていました。
それはホオノキの葉は水をはじく性質があるからということのようです。
飛騨地方や木曽地方の名物「朴葉餅」や「朴葉味噌」など、現在でも使われていますね。
ホオノキは果実も面白い姿をしているようなので、是非果実も撮影してみたいです。
別荘地内では、アキグミが見頃になっています。
センター敷地内のアキグミ
かなり大きな木になっています。
近隣では、マタタビの葉が白くなってきました。
マタタビの花 まだ開花はしていませんでした
マタタビの葉が白くなるのは、受粉のため虫を誘っていると言われています。
今朝の通勤途上、
モズを見つけました(ピンボケですみません)
今日は、晴れたり曇ったり目まぐるしく天気が変わりました。
日本の周辺には低気圧があるので、その影響でしょうか。
販売管理センター 23.5℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 18.2℃ 15:00現在
今日のセンター
- 更新日2021年05月27日
- カテゴリ四季の森だより
5月27日(木)
今日は朝から雨が降っていて、お昼前後は激しく降る時間帯もありました。
朝から気温が上がらず冷たい雨の1日です。
今朝は雲が広がっていて、周辺の山々の様子は見られませんでした。
さて、先日撮影したご近所のナンジャモンジャの木ですが、
今朝確認すると既に満開を過ぎていました。
ところどころ花が茶色くなっていますが、それでもまだ見頃といった感じですね。
雨に当たった花が下を向いてしまっていますね。
晴れていれば、ふんわりして木全体が真っ白になるのですが。
今年はこれが見納めになりそうです。
そういえば、昨日ですが、からまつ平別荘地内で似た花を見つけました。
ナンジャモンジャの木とは少し違うようですが、似たような花が咲く木があるんですね。
アオダモかもしれません。
そして、ミズキの花の開花も徐々に標高の高いところへ移ってきました。
富士見町鉢巻道路沿い
水木というだけあって、雨が降り木が生き生きしているような気がしました
鉢巻道路のレンゲツツジですが、
5月25日の朝撮影時より多くの木が見頃になっています。
ヨドバシカメラ八ヶ岳保養所付近
キレンゲツツジ
周辺の緑色に映えてハッとする色合いです
レンゲツツジが見られるのは、鉢巻道路の富士見町内のみになります。
本日のまるやち湖です。
雨で八ヶ岳は全く見えません。
八ヶ岳自然文化園内もレンゲツツジが見頃になっているようです。
公園入口には蛍光色ののツツジが目にも鮮やかに咲いていて、レンゲツツジより目立っています
八ヶ岳自然文化園から上がった四季の森の入口付近
管理センターに向かう途中、緑のトンネルを抜けていく感じです。
さて皆様、昨晩は皆既月食は見られましたでしょうか。
原村や富士見町は20時頃に晴れるような予報が出ていたので、期待に胸を膨らませて帰宅したのですが、
時間になっても晴れる気配はなく、月があることはわかるものの、
欠けているのかは全くわかりませんでした。
事務所から三脚まで借りて帰ったのですが(笑)
仕方なくライブ配信で見ることができました。
見られた方はラッキーですね。見られなかった方はまた次の機会に期待しましょう。
月食(イメージ)
雨は朝よりは小降りになっていますが、まだ降り続いています。
夜から天気は回復し、明日は晴れの予報です。
販売管理センター 12℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 9.6℃ 16:00現在
こけもも平では今日は10度を超えませんでした。
今日のセンター
ジョウビタキ 昨日しらかば平のゴミステーション付近で撮影
- 更新日2021年05月26日
- カテゴリ四季の森だより
5月26日(水)
今朝は高い雲が空一面に広がっていて、青い空は見られなかったのですが、
日差しを遮る雲ではないので、日は差しています。
朝は寒く感じるような気温でしたが、日中は気温が上がってきました。
こけもも平の今朝の最低気温 3.9℃ 5時台観測
こけもも平の観測地点では5度を下回る寒さになりました。
今朝の八ヶ岳
今朝はエコーラインから少し下ったところにある富士見町立沢南原のアヤメ街道から撮影しました。
富士見町立沢地区はとても広く、立場川の沢筋に本村があるのですが、それ以外にも集落があります。
こちらもその集落のひとつです。
「山の幸」という料理屋さんから少し下ったところに「南原」集落への入口があります。
その入口付近から道路沿いに約500mほどアヤメが植えられていて、
毎年通行する人の目を楽しませてくれます。
集落の入口付近
まだ6~7分咲きといった感じです。
先はカーブになっていますが、まだまだアヤメは続きます
昔はアヤメとショウブが区別されておらず、同じ「菖蒲」という漢字が当てられていたことから、
日本の伝統色には菖蒲色(あやめいろ)と菖蒲色(しょうぶいろ)という色が存在するそうです。
アヤメ色は明るい赤みがかった紫色のことを指し、
ショウブ色は鮮やかな青みがかった紫色を指しています。
平安時代の武士源頼政は、怪鳥を退治した手柄により、
上皇からあやめ御前という女性を賜ることになりました。
ところが、上皇から、後宮の美女の中からあやめ御前を選び出せと言われ、困り果てた頼政が詠んだのが、
「五月雨の沢辺の真薦(まこも)水越えていずれあやめとひきぞわづらふ」という和歌です。
梅雨で沢の水が増し、マコモもアヤメも水没してしまった。どれがアヤメの葉か、
引き抜くのに困ってしまうと詠んだもので、これは「太平記」に出てくるエピソードになります。
この和歌をもとにして後に「いずれアヤメかカキツバタ」という表現が生まれたと言われています。
実は和歌に詠まれているアヤメというのは、ショウブの事なのだそうですが、
アヤメ、カキツバタ、ショウブも甲乙つけがたく、美しいということでしょうか。
そして、エコーライン沿いやズームライン沿いのヤマボウシですが、
花をつけています。
花はまだ咲いてませんが、これから花びらのように見える総苞片が白く変わり、
中心部の花が咲き出します。
本日の別荘地内の様子です。
からまつ平
しらかば平
こけもも平
そして、今朝のまるやち湖と八ヶ岳自然文化園です。
八ヶ岳自然文化園から見る北アルプス
今朝は、八ヶ岳自然文化園の上空にトビ(だと思います)が飛んでいました
何か狙っていたのでしょうか。
午後も高い雲から日差しが届いて暖かく穏やかな陽気になっています。
販売管理センター 22℃ 15:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 16.6℃ 15:20現在
さて、今晩は皆既月食です。そして今年最大の満月スーパームーンと重なっています。
今のところ薄い雲が広がっているのですが、
予報では夜になると晴れてくるようなので、期待できそうです。
皆既月食は南東の方角で20時09分頃から20時28分頃までの19分間になりますが、
月が欠け始めるのは18時44分頃からで、21時52分頃には終わるということです。
次にスーパームーンと月食を同時に見られるのは12年後の2033年になります。
今日のセンター
からまつ平で遭遇したキジバト






