四季の森ニュース

- 更新日2021年07月22日
- カテゴリ四季の森だより
今日も朝から晴れとなっています。
昨日は蓼科方面でゲリラ豪雨があったようで、
大きなヒョウが降ってきたり、なんとゴルフ場に雷が落ちたそうです。
四季の森でも降雨したのですが、パラパラと降っただけのようでした。
雷雨は非常に局所的ですね。
さて、今日は「海の日」です。
五輪の開催日程に絡んで7月・8月の祝日が変わっています。
昨年末に作成されたカレンダーには反映されていないので、なんだか不思議な気分ですね。
今朝の八ヶ岳
すっきり晴れているように見えるのですが、少し霞んでいて、
富士山はうっすらどころか、目をこらしても見えませんでした。
トウモロコシ畑から見る入笠山方面
周辺ではトウモロコシの花が咲いています。
トウモロコシは、成長してくるとてっぺんから穂のようなものが出てきます。
これが雄花です。
そして葉のつけ根に小さなトウモロコシの実のようなものができますが、これが雌花の集まりで、
その先にひげが出てきますが、ひげの先がめしべの柱頭になります。
雄花の花粉がめしべの柱頭につくと、ひげの1本ずつの元に実がつくので、
ひげの本数が多いと実の粒も多く作られることになるんですね。
また、雄花の花粉が飛ぶ頃になると、同じ株の雌花はまだ成長していないので、
必ず別の株の花粉を受粉するようにできているそうなんです。
植物ってうまくできているんですね。
サヤをむくと、ところどころ実つきが悪くなっているものがたまにありますが、
受粉できなかっためしべがあったという証拠なんだそうす。
トウモロコシの受粉は風が頼り。
密になるよう植えられてはいるものの、
風向きなどで受粉できない株や受粉できない雌花の一部も発生してしまうんでしょうね。
トウモロコシは寒暖差の大きい地方ほど糖度が高くなるそうなので、
原村産のトウモロコシが美味しいのはちゃんとした理由があるんですね。
もちろん、農家の方々の努力もあります。
いよいよ旬を迎えた原村産のトウモロコシ、早生種から晩成種まで品種もさまざまあります。
いろいろ召し上がって、お気に入りの種類を見つけて下さい。
トウモロコシの選び方は、
サヤが緑色でヒゲが褐色に色づいているものを選んでいただければ、完熟しているようです。
また、鮮度が落ちやすいので、サヤは調理する直前にむくのがおすすめです。
今朝、まるやち湖から見た八ヶ岳です。
すっきりと晴れています
今朝のまるやち湖の駐車場は、
観光バスが6台も駐車していました。
ジャージを着た学生さんたちのようだったので、林間学校かもしれませんね。
今日の八ヶ岳自然文化園は賑やかになりそうです。
まるやち湖周辺では、
ノアザミ
ユウスゲなどが咲いていました。
ユウスゲは、ススキノキ科ワスレグサ属の多年草ですが、
ツルボラン科(ユリ科)としているところもあります。
ユリに似た花で、夕方に咲き、朝にはしぼんでしまう1日花です。
画像もまさにしぼんでいくユウスゲです。
ニッコウキスゲはオレンジ色のような濃い色ですが、
ユウスゲは爽やかなレモンイエローの花色が特徴です。
アントシアニンが合成されないので、赤みを帯びた色にはならないのだそうです。
センター横の散策路「からまつの小径」でも、
ユウスゲが花が咲いていました。 11時半頃撮影
これからしぼんでいくのでしょうか。
まるやち湖周辺で咲くユウスゲは、1mほどの高さだったのですが、
「からまつの小径」で見つけたユウスゲは1m70㎝ほどありましたので、
不思議に思い調べてみますと、
ユウスゲと同じ種に、本州中部の山地に分布するものが「アサマキスゲ」と呼ばれるものがあり、
葉が広く大型だとありました。
からまつの小径で咲いているのは、もしかしたら「アサマキスゲ」かもしれませんね。
からまつの小径では、
ヨツバヒヨドリ(ヒヨドリバナ)
今日はアサギマダラの姿はありませんでした
カラマツソウ
オニノヤガラ
花が茶色になり終盤です
ヤブジラミ
タカトウダイなどが見られます
そして、ウバユリは、
ツボミがいくつも出てきました
別の株では、つぼみがひとつずつに分かれ、横向きになってきています
もうすぐ咲きそうです
午後になり天気が急変して雨が降り出し、激しい降りになった時間帯もありました。
15時20分現在、まだポツポツ雨は降っていて、時々雷鳴も聞こえますが、
近くではないようです。
販売管理センター 24℃ 15:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 18.7℃ 15:20現在
今日のセンター 15時20分撮影
青空ものぞいています
- 更新日2021年07月20日
- カテゴリ四季の森だより
朝から気温が高く、今日も真夏日となりそうな予感。
昨日は、原村では雷雨があり、短時間でしたがかなり降ったようです。
暑くなると、積乱雲が発達することが多いですね。
今日はどうなるでしょうか。
入笠山方面
今日も遠くは霞んでいて、富士山は非常にうっすらとしか見えませんでした。
さて、一昨日の夕方、
帰宅の際に立沢大橋を通過中、
富士山に、噴煙のような雲が出ていて、一瞬富士山が噴火したのではと思ってしまいました。
こんな風に雲が出ていると驚きますよね。
富士山にかかる雲は古来から観天望気のよい指標となってきました。
観天望気とは、雲や風などの大気の状態を観測し、天気を予測することです。
富士山は独立した山なので、湿気を含んだ風が山に直接ぶつかり、斜面に沿って空気が上昇すると、
空気が冷やされ、雲が発生します。その時の気流の動きなどで、様々な形の雲が発生します。
麓ではこうした富士山の雲を見て天気を予測してきました。
「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」とか、「ひとつ笠は雨、二重笠は風雨」など
天気にまつわることわざも多くあります。
富士山の代表的な雲といえば、「笠雲」「吊るし雲」「レンズ雲」などがあり、
「笠雲」でも「ひとつ笠」「にかい笠」「かいまき笠」「はなれ笠」、
「吊るし雲」には「だえん」「つばさ」「はち」などに分かれ、
ユニークな名前もつけられているようです。
画像の雲はなんと呼ぶのでしょうか。
あわてて、富士山の眺望がよい場所を探して撮影してみましたが、
雲は少し崩れていました。
日本には、世界に約1500ほどある活火山のうち、7%にあたる111もの活火山が存在するそうです。
世界でも有数の火山国ですね。
富士山もそのひとつですが、火山の活動の寿命というのは非常にスパンが長く、
富士山も約5000年前から続く活動期にあるそうです。
最後の噴火は江戸時代中期の宝永4年の大噴火で、それから300年経過していますので、
いつ噴火をしてもおかしくない状態なのだとか。
こんな事を書いていますと、なんだか怖くなりますね。
富士山が噴火しないよう祈ります。
今日は、暑いので涼しげな水辺の風景をお楽しみ下さい。
今朝のまるやち湖
サワギキョウ
ドクゼリ
オオダイコンソウとモンキチョウ
ガマ
こちらは6月の撮影したものですが、見慣れない水鳥がいました。
カワウのようです。
まるやち湖にもいるんですね。
これは7月に入って撮影したカイツブリです。
今朝もカイツブリがいたのですが、うまく撮影できませんでした。
今日は夕立はなさそうですが、その分西日が当たるので夕方になっても暑いままです。
それでも外は風が心地よく吹いています。
販売管理センター 32℃ 17:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 25.7℃ 17:00現在
明日も天気が続くとの予報です。
今日のセンター
センター前の森林軌道付近でチダケサシが咲き始めました
- 更新日2021年07月18日
- カテゴリ四季の森だより
今日も夏日、真夏日になるような天気です。
今朝の空は若干霞んでいました。
今朝の八ヶ岳
遠くの富士山はうっすら
さて、昨日別荘地内のチョウをご紹介しましたが、
センター横の散策路「からまつの小径」で、今日アサギマダラをスタッフが見つけました。
1匹だけでしたが、ヨツバヒヨドリで吸蜜中
長旅で羽はボロボロになっていますね。お疲れ様です。
アサギマダラは、タテハチョウ科マダラチョウ亜科に属するチョウの一種で、
「渡り」をする大型のチョウとして知られています。
「旅するチョウ」などとも呼ばれることもあります。
黒と褐色の模様、そして白く見える部分がステンドグラスを思わせる
透けるような薄い浅葱色(あさぎいろ)で、
体には特徴あるまだら模様があって、これが名前の由来となっているようです。
八ヶ岳は滞在地として気に入られているようで、
6月~9月頃までアサギマダラを見ることができるのだとか。
アサギマダラが好むヒヨドリバナ、ヨツバヒヨドリが咲いているのも条件のひとつかもしれないですね。
ヨツバヒヨドリなどのフジバカマ属の花の蜜には、毒性の強いアルカロイドという物質が含まれており、
アサギマダラは、この物質を体内に取り込むことにより、
鳥などの天敵から身を守り、2000kmを超える長距離を移動できるのだと言われています。
また、オスが出すフェロモンの成分にもなっているそうです。
ステンドグラスのような羽
このチョウはどこから飛んできたのでしょうか。
スタッフ撮影
タイミングが合えば散策路「からまつの小径」で出会えるかもしれません。
「からまつの小径」では、
オニノヤガラが見られます
※先日のニュースで「からまつの小径」では見られないとお伝えしていたのですが、
昨年より増えて、5~6本のオニノヤガラが見られます
そして、ウバユリも何株かあって、開花が楽しみです。
ウバユリ
ハナビラダケ
草刈りも実施しましたので、散策をお楽しみ下さい。
そして、今朝もまるやち湖へ立ち寄りましたが、
芝刈りで全て刈り取られたと思っていたネジバナが、
湖岸に数本だけ残っていました。
今朝のまるやち湖
そして、昨日の夕方のことになりますが、
車でしらかば平別荘地内を走行していたところ突然、
小鳥が何羽も走ったり飛んだりして車の前を横切って行きました。なになに~
小鳥が向かった先には親鳥が待っていました。
メスのキジのようです。
画像には1羽しか写っていないのですが、10羽くらい横切って行ったんです。
一度にそんなに生まれたんでしょうか。ちょっと気になります。
カルガモの移動はよくニュースなどでも見ることがありますが、
キジも移動して子育てするんですね。
全員渡ったことを確認し、親鳥もヤブの中に移動していきました。
子育て中の鳥が道路を横切る場合がありますので、皆様もお気をつけ下さい。
午後も安定した晴れになっていて、外はムッとするような空気ですが、
湿度がそれほど高くないので、カラッとした暑さです。
販売管理センター 32℃ 14:50現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 26.4℃ 14:50現在
目を疑うような温度計の数字です。
四季の森でこの温度ということは、下界はどれだけ気温が上がっているのでしょう。
今日のセンター
標高1000付近では、ヤマユリが見頃になっています
- 更新日2021年07月17日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から快晴です。
朝は多少雲がありましたが、これぞ夏の晴れといった感じです。
その代わり、紫外線が非常に強くなっていますので、対策が必要です。
昨日の夕焼け
今日の晴れを予感させるように真っ赤な空でした。
今朝の八ヶ岳
昨日までの霧が嘘のようです。
入笠山方面もこんなにすっきり見えます
もちろん富士山もくっきり
そして、八ヶ岳自然文化園から見る北アルプス
今日はどちらを向いても晴れていて爽快です。
まるやち湖からも、朝、雲ひとつない八ヶ岳が見えるのは久しぶりです。
今日は、別荘地内の夏の風景をご覧下さい。
しらかば平
しらかば平
鉢巻道路
からまつ平
こけもも平
こけもも平
そして、別荘地内ではチョウが賑やかになってきました。
ウラギンヒョウモンかもしれません こけもも平で撮影
同じ花で3匹が同時に吸蜜しています
さて皆様、このオオマツヨイグサにチョウがいるのですがわかりますか?
右の花に注目して下さい。
だんだん右に移動してみます
花の中にモンキチョウがいました。こちらも吸蜜中のようです。
色が同系色なので分かり難いですね。
ヒョウモンチョウ センター横の「からまつの小径」にて撮影
いよいよヒヨドリバナが咲き始めました。そろそろアサギマダラも来るでしょうか。
センターのホイルローダーのミラー付近にもチョウが・・・
粘ってみましたが羽を広げることがなかったので、チョウ名前は謎のままです(笑)
別荘地内では、
ヒョウタンボクの実が赤く目立っています。
赤く熟した実が2個くっついてヒョウタンのような形になるのが名前の由来のようです。
赤く可愛らしい実なのですが、食べると嘔吐、下痢、麻痺を引き起こす成分が含まれているようで、
「ドクブツ」とか「ヨメゴロシ」などの別名を持っています。
トリカブトと並ぶ毒性があると言われているものの、その毒の成分は不明なのだとか。
山梨県では、絶滅危惧種に指定されているそうです。
撮影したヒョウタンボクは、こけもも平で見られます。
今まで、花が似ているのでスイカズラだと思っていたのですが、ツル性ではなさそうだったので
よくよく観察をしてみるとヒョウタンボクでした。
実は食べずに見るだけでお願いします(笑)
こちらはからまつ平で撮影しました。
これは実が2個くっついていないようですし、葉も違うのでヒョウタンボクではなさそうです。
実だけで樹を特定するのはなかなか難しいですね。
別荘地内、花も実もご覧いただけます。
午後も快晴は続いています。
今日も風がそよそよ吹いているのですが、気温は上昇しています。
販売管理センター 30℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 25.9℃ 15:00現在
センターは西日が当たるので、30度になりました。
急に暑くなったので、体調管理が難しいですね。
今日のセンター
今朝のまるやち湖 何やら水しぶきが
鳥が水浴び中のようです
カルガモでした
- 更新日2021年07月16日
- カテゴリ四季の森だより
今朝はまだ雲が多く広がっていましたが、徐々に天気は回復し
晴れて日差しがあるので、午後はぐんぐん気温が上がっています。
そよそよと風邪が吹いているのですが、生暖かく涼しい感じがありません。
今朝の八ヶ岳方面
朝は霧がかっていて周辺の山々は霧の中
入笠山方面
西側から天気は回復してきました
さて、村道原村ペンション線のアナベル街道ですが、見頃になってきました。
既に茶色に変色した花も見られますが、まだ白くなる前の緑色花もたくさんあるので、
しばらくは見頃が続きます。
お散歩などお楽しみ下さい。
雨で、地面に頭をつけている花もありますが、今年はそれほど激しい雨がなかったので、
今年は上を向いている花が多いと思われます。
原村ペンション下バス停から原村ペンション上バス停まで800mにわたりアナベルが植えられています。
他にも、
原村ペンションビレッジ内のロータリーの花壇や、
川沿いの遊歩道、オープンガーデンのお庭などで見られます。
アナベルは、アジサイ科アジサイ属の落葉低木のひとつの品種です。
アメリカ原産の野生種「ワイルドホワイトハイドランジア」を原種に、園芸用に品種改良されたものです。
和名では「アメリカノリノキ」と呼ばれることもあります。
実はアジサイは日本が原産の植物です。
日本の在来種は、「ガクアジサイ」「ヤマアジサイ」と呼ばれるもので、
現在、一般的にアジサイと呼ばれる品種は逆輸入された西洋アジサイになるんですね。
ガクアジサイ
ヤマアジサイ
和名のアジサイは、「藍色が集まったもの」を意味する
「集真藍(あづさい)」が変化したと言われています。
また、アジサイの学名は「ハイドランジア」ですが、ギリシャ語の「ハイドロ」(水)と、
アンジェイオン(器)を組み合わせ、「水の器」を意味しています。
アジサイが根から非常によく水を吸うからとか、
果実の形が水がめの形に似ていいるからなどの諸説があるようですが、
いずれにしても、水とのつながりのあるアジサイならではの学名ですね。
日本古来の植物であるにもかかわらず、万葉集に詠まれているアジサイの歌は2首のみ。
ウメやハギは人気があり100を超える歌が詠まれているようなのですが、
アジサイはあまり人気がなかったようです。
こうしたアジサイに美しさを見出したのは、西洋の人々でした。
西洋にアジサイを伝えたのは、江戸時代に来日していたドイツ人の医師シーボルト。
彼の書著「日本植物誌」でもアジサイを紹介しています。
こうして西洋に渡ったアジサイは、「東洋のバラ」ともてはやされ、各地で品種改良が行われ、
やがて西洋アジサイ(ハイドランジア)として逆輸入されることになりました。
風情ある日本のアジサイ、存在感抜群の華やかな西洋アジサイ、どちらも周辺で見頃になっていますので、
お楽しみ下さい。
アナベル
ヤマアジサイ”紅”
さて、八ヶ岳自然文化園のまるやち湖ですが、
湖岸の土手の芝刈りが行われ、ネジバナもミミナグサもすっかりなくなってしまいました。
今日もネジバナが咲いていれば撮影しようと思っていたのですが・・・残念です。
クサレダマも咲き始めました。
本日、関東甲信地方は梅雨明けとなりましたね。
今日は久しぶりに雨の心配なく過ごせました。
センターのタオル類の洗濯物もカラカラに乾いて気持ちがいいです。
販売管理センター 28℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.3℃ 15:00現在
これから、晴れの日が続くようです。
晴れると高温になりますので、休憩や水分補給など心がけてお過ごし下さい。
今日のセンター
まぶしい青空






