四季の森ニュース

- 更新日2021年05月23日
- カテゴリ四季の森だより
5月23日(日)
今日は青空が広がり久しぶりに清々しい朝を迎えました。
朝は少しひんやりした感じでしたが、日差しもあるので日中は気温が上がりそうです。
今朝の八ヶ岳 八ヶ岳方面は雲が広がっていました
入笠山方面 こちら側は快晴です
富士山 少しだけ雲が出ていました
さて、標高1000m付近ではミズキの花が咲き始めています。
森のあちこちで白い花が見られるようになりました
ミズキはミズキ科ミズキ属の落葉高木で、根から水を吸いあげる力が強く、春先に枝を切ると
水が滴り落ちることから水木(みずき)と呼ばれます。
扇状に広がる枝が階段状になっている姿が特徴で、花が咲くとその樹形をはっきり見ることができます。
この樹形から「テーブルツリー」とも呼ばれています。
ミズキの花
枝一杯に花を咲かせたミズキ(富士見町小六地区で撮影)
このミズキが咲いているのは「小六石」という富士見町の史跡です。
戦国時代、富士見町小六地区は甲州と信濃の国境の要所であり、
諏訪地方の攻略を進めていた武田信玄は、岡田小六という人物を最前線のこの地へ送り込みました。
岡田小六は開墾が進んでいないこの地に小屋を建て、
農業をしながら諏訪の情勢を武田側へ報告をしていたそうです。
その際に使用されたのがこの石です。石に開いていた穴に入れた伝書を武田の使者が取りに来ていました。
こうしたことから、後にこの石が小六石と呼ばれるようになり、
この地区を小六と呼ぶようになったのだとか。
このすぐ近くには信玄の棒道の「中の棒道」と呼ばれる道が走っているので、
伝書を取りに来る使者のために、岡田小六はこの場所を選んだのかもしれませんね。
そして、エコーライン沿いでは、ナナカマドが満開です。
秋の紅葉も楽しみです。
そして、原村ペンション線(村道)のサラサドウダンの赤い花も見頃になっています。
大株のサラサドウダンの並木
ドウダンツツジも紅葉が美しいですね。
別荘地内や周辺で見られる花をご紹介しましたが、ここ数日で鳥も撮影できたのでアップします。
コムクドリ(オス) 原村ペンションビレッジ内で撮影
コムクドリ(メス)
全く違う鳥のようで、もしメスを見ただけでは何の鳥なのかわからないかもしれません
巣作り中で、枝などを一緒に運んでいました
ムクドリ 家の近所にて撮影
ムクドリは街路樹などに群れてうるさく、嫌われ者のイメージがあるのですが、
画像を見る限り、コミカルな姿で可愛らしいですね。
色が黒っぽいのがオス、褐色に近いのがメスということなので、こちらもツガイのようです。
アオゲラ しらかば平で撮影
アカゲラ こけもも平で撮影
アカゲラなんですが、赤い色が写っていませんね。これはまたリベンジしなくては(笑)
キセキレイ 本日センターで撮影しました
昼を過ぎて、青空が見えているものの、雲が多めに出ています。
太陽が雲に隠れたり出たりしているので気温もそれほど上がらず、
とても過ごしやすい陽気になっています。
販売管理センター 20℃ 13:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 16.3℃ 13:30現在
今日のセンター
散策路「からまつの小径」のシラカバが倒木してしまい、処理中のスタッフ
青空とミヤマザクラ
- 更新日2021年05月22日
- カテゴリ四季の森だより
5月22日(土)
昨日は、諏訪地方には大雨警報が出されるほど雨が降りました。
幸い、別荘地内に被害など発生はしておりません。
今日は「晴れ」とはいかず、晴れ間はあるものの空のほとんどは雲に覆われています。
今朝の八ヶ岳
朝のうちは晴れ間も多く、このまま晴れているとよかったのですが。
入笠山方面
さて、今日は週末ということで、
周辺の水田では田植えの最盛期を迎えています。
田植えが終わってひと休みの田植機(茅野市泉野地区)
この辺のほとんどは田植え機を使って田植えを行いますが、中にはまだ人の手で植える水田もあります。
今日も、家族総出で田植えをしている水田を見かけました。
田植え機を使う場合でも、いろいろな作業があるので、
田植えは家族全員、また親戚なども出て行われることが多いです。
画像の水田を見ていただくとわかりますが、田植えの時の水深はひたひたくらいがいいのだそうです。
というのも、深水で田植えをすると浮き苗といってうまく苗が植付けできないのだとか。
お米を炊く時のように水加減も大切なんですね。
今日は雨上がりということで、別荘地内の木々や草花も生き生きしています。
別荘地内では、ズミやミヤマザクラ、ヤマツツジ、エゾノコリンゴ、ドウダンツツジなど見頃です。
ウワミズザクラはやや終盤ですが、まだ満開の木も多く見受けられます。
別荘地内の様子をご覧下さい。
ドウダンツツジ(からまつ平)
ヤマツツジ(からまつ平)
咲き始めのヤマブキ
ヤマツツジ(しらかば平)
ズミ(しらかば平)
ヤマツツジ(しらかば平ゴミステーション)
フジ 白ヤマブキ
ズミ(しらかば平)
ウワミズザクラとミヤマザクラ(しらかば平)
シャクナゲ(しらかば平)
阿弥陀岳(こけもも平)
シャクナゲ(こけもも平)
ビックリグミ(ダイオウグミ)
シャクナゲを撮らせていただいた山荘のオーナー様から見せていただきました。ありがとうございます。
7月頃に赤い大きな実をつけるそうですよ。
エゾノコリンゴ
エゾノコリンゴ(共用道路)
今朝のまるやち湖の様子です。
雲が広がりつつあり、八ヶ岳は見え隠れしています。
今日はまるやち湖駐車場はたくさんの車両が駐車していました。
八ヶ岳自然文化園では、八ヶ岳クラフト市2021「ゆきどけ春の市」を今日と明日の2日間開催中です。
八ヶ岳クラフト市2021 → こちら
14時頃から日差しもなくなり、雨が降りそうなほど曇ってきました。
今日は晴れの時間が少なく、寒くはないのですが、ひんやりとした陽気でした。
販売管理センター 16℃ 15:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 12.3℃ 15:20現在
明日も天気はよいようですが、今日よりは晴れの時間帯が増えるといいですね。
今日のセンター
センターのミヤマザクラ
- 更新日2021年05月20日
- カテゴリ四季の森だより
5月20日(木)
今日は、一時的でも「晴れ」を期待したのですが、残念ながら青空は見えませんでした。
それでも雲は高く、周辺の山々を見渡すことができました。
そして、今朝は気温が一桁台まで下がり、肌寒い日になっています。
今朝の八ヶ岳
新緑のラインがだいぶ上まで進んできましたね。
西山方面には雲海が発生
そして富士山もくっきりと見えました
雲はありますが、北アルプスもよく見えます
さて、原村ではいよいよセルリーの植え付けが始まりました。
セルリー畑
イタリア料理などには欠かせないセロリなのですが、原村などの生産者の方々は、セルリーと呼びます。
セロリの英語表記は「Celery」で、フランス風に発音すると「セルリー」となるそうです。
明治時代に洋食が普及し始め、長野県で生産が始まりました。その頃からこう呼ばれているんでしょうね。
八ヶ岳農業実践大学校の直売所でも「セルリー」の表示です。※昨年8月撮影
生産量は全国1位で、
特に夏場に出荷される路地もののセルリーは、全国シェアの9割が原村産だということです。
また原村で栽培されるセルリーは、
「諏訪3号」という村独自で開発した品種で、門外不出になっているのだとか。
セルリーの成長には15度以上25度以下が適温とされています。
寒いのも暑いのも苦手な野菜ということで、手間暇をかけて大切に育てられているんですね。
路地もののセルリーは、7月中旬から8月にかけてが出荷の最盛期になります。
収穫シーズンが待ち遠しいですね。
今日は我が家のご近所で花を撮影してみました。
モッコウバラが満開
サラサドウダン
アヤメとダッチアイリス(白花)
イカリソウ
ルバーブの花(つぼみ)
セラスチウム(だと思います)
そして、昨年もご紹介したのですがナンジャモンジャの木の花が咲き始めていました。
まだツボミも多いので、満開になりましたらまた撮影してみますね。
今朝のまるやち湖
八ヶ岳が見えていると遠近感が出ていいですね
くるみの雄花(まるやち湖駐車場)
午前中は雨は降らなかったのですが、午後は雨が降り出して、夕方からは強い雨になるようですのでご注意下さい。
販売管理センター 18℃ 13:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 14.9℃ 13:00現在
今日のセンター
センターのヤマツツジ
- 更新日2021年05月19日
- カテゴリ四季の森だより
5月19日(水)
今朝は、雨は小康状態でしたが、お昼前頃から本降りになっています。
朝の気温は高く、雨がザーザー降り出すと少し下がりました。
今朝の八ヶ岳方面
西山方面
今日は厚い雲に覆われて周辺の山々は全く見えません。
さて、四季の森周辺ではミヤマザクラが咲き出しています。
原村ペンションビレッジ内
ミヤマザクラは、バラ科サクラ属の落葉高木で、
サクラの仲間の中で最も遅く咲くサクラとして知られています。
山の緑が日に日に濃くなっている中で、あまり目立たないのですが、
総状花序といって、3~10個の花がまとまって咲くのが特徴です。
雄しべが長いところが可愛らしいですね。
深山に咲く桜ということで名付けられたようです。白い花なので別名をシロザクラとも呼ばれます。
センターのミヤマザクラはまだ開花したばかりです。
ミヤマザクラの花が終わると、サクラの季節も終わりになります。
そして道路沿いなどでは、
ニワトコが咲いています。 八ヶ岳ズームライン沿い
まるやち湖付近
ニワトコは、スイカズラ科ニワトコ属の落葉低木で、山野の林縁に生えることが多いです。
若葉は山菜、葉や枝、花を薬用にするなど古くから親しまれてきた身近な植物です。
枝や樹皮を煎じたものを湿布薬として用い、
骨折や捻挫の治療に利用したので「接骨木(せっこつぼく)」との別名があります。
ニワトコという名前は、
薬用として庭に常に植えられていることから「庭常(にわとこ)」となったというのが一説です。
画像の木は咲始めたばかりなのですが、もう少し咲き進むと、紫色の雌しべが目立つようになります。
標高1000m付近では、アヤメも咲き出しました。
雨の季節に似合いますね
ムラサキツユクサ
マムシグサ
今朝のまるやち湖の様子です。
朝の湖は穏やかで、木々が鏡のように映っていました
販売管理センター 17.5℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 14.3℃ 16:00現在
13時頃は室内でも雨音がするほど激しく雨が降っていたのですが、天気は回復傾向で、
16時現在、雨はポツポツと降っているだけです。
今日のセンター
センターのズミも咲き始めています
- 更新日2021年05月17日
- カテゴリ四季の森だより
5月17日(月)
今日も昨日と同じような天気で、雨が降ったり止んだりしています。
気温も朝から上がっていて、9時頃に温度計を確認すると既に20度になっていました。
ただ、日中も気温は朝からそれほど変わっていません。
今朝の八ヶ岳
今朝は立沢大橋を入れて撮影してみました。緑が濃くなっています。
さて、甲信越もこのまま梅雨入りの発表があるのかと思ったのですが、
お昼の時点ではまだのようです。
梅雨ではないのであれば「走り梅雨」なのかもしれませんね。
「走り」とは「先駆け」という意味で、梅雨入り前の5月中旬から6月上旬にかけて、
梅雨を思わせるような天気が続くことをいいます。
通常は「走り梅雨」のあと一旦天気は回復し、しばらく晴天が続いてから本格的な梅雨に入るのですが、
年によっては、走り梅雨が長引いたまま梅雨入りしてしまうようなケースもあるようです。
今年はどうなんでしょうか。
四季の森別荘地内でも、ズミの花が咲き始めました。
しらかば平
ズミという名前は、染料となることから染み(そみ)、また実が酸っぱいことから酢実、が転じたという説があります。
コナシという別名もあり、上高地の小梨平は、この木が由来となっています。
そして、ズミとよく似た花「エゾノコリンゴ」の花も咲き始めています。
しらかば平
エゾノコリンゴは名前の通り、北海道に多く分布しています。
別名はヒロハオオズミ(広葉大酢実)、サンナシ(山梨)とも呼ばれます。
ズミとエゾノコリンゴは同じバラ科リンゴ属なので花がとてもよく似ています。
見分け方は、ズミは白とピンク色の花が混ざっている、
エゾノコリンゴはほとんどが白い花であるということ、
ツボミもズミは濃いピンク色で、エゾノコリンゴは白から淡いピンク色です。
そして木は、エゾノコリンゴのほうが高めに成長していきます。
漢字にすると、ズミ=酢実、エゾノコリンゴ=蝦夷小林檎、このような文字になるのですが、
遠目にはほとんど区別がつきません。
今朝はズームラインを上がってきましたが、深山地区環境保全林ではヤマツツジが満開になっていました。
点々と見えるヤマツツジ
雨で気分もあがりませんが、この花の色を見ると元気が出てきます。
今日の別荘地内の様子です。
こけもも平
こけもも平でもドウダンツツジが咲き出しています
からまつ平
ウグイスカグラ
からまつ平
コムクドリ
しらかば平
ピンボケですが、ハウチワカエデの花
イロハモミジの花よりずっと大きくて驚きました
しらかば平 ここだけまだサクラの風景です
ミズバショウが巨大化していました(笑)
午後もどんよりとした天気が続いています。
雨はうっとうしいですが、植物が生き生きするのがよくわかるので、雨もまたよしですね。
販売管理センター 20.5℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 17.0℃ 15:00現在
明日は天気が回復するようです。
今日のセンター
モミジ
ヤマザクラの花びら
いよい桜の季節もお終いです






