四季の森ニュース
- 更新日2023年08月21日
- カテゴリ四季の森だより
ここのところ大気が非常に不安定で、雷雨が発生することが多くなっています。
上空のことなので、今日はどうなのかというのがはっきりしませんが、
雷が鳴っていても雨が降らなかったり、雷が鳴った途端激しい雨になったり、日々様々です。
八ケ岳
入笠山方面
今日の未明、富士見町方面では激しい雷雨に見舞われました。
夜なので、雷の光があちこちでピカピカとしているのが見えて、
近くに落ちる雷の音と地響きで、電気をつけるのも怖くなるほどでした。
今朝は晴れているのですが、未明の雷雨の余韻が残っている空模様です。
雷は、光ってから音がするまでに時間が長いと遠く、
時間が短いと近いと言われますが、
光の速さと音の速さの差で距離がわかるそうです。
落雷地点までの距離(m)=340(m/秒)×光ってから音が聞こえるまでの時間(秒)
との方程式があるようです。
例えば、光ってから10秒後に音が聞こえた場合、
340×10=3,400m
ということで、3.4kmの先に落雷したということになります。
雷雨をもたらす積乱雲の直径は5km~10km程ですが、
寿命は20分~60分程度とそれほど長くなく、
激しい雷雨も1時間程我慢すれば、終わりに近づくようです。
ただ昨今は線状降水帯というものが発生することがあるので、
油断はできませんね。
今日、通勤途上の原村内で見つけた草花です。
ヒマワリ
マリーゴールド
トリトマ
ヘリクサム(帝王貝細工)
ソバ畑ではソバの花が咲き始めました
これからあちこちの畑で真っ白なソバの花をご覧いただけます
セルリー畑のあちこちで収穫が行われ、
収穫したばかりの畑の周辺はセルリーの香りが強く残っています。
今日は午前中から雲が広がり、昼頃から雷雨になりました。
ただ、雷鳴は遠く、雨も強い降りにはなりませんでした。
こけもも平(標高1500m)観測データ 24.9℃ 13:40現在
雷雨になった場合、屋外なら建物など安全な場所に避難したり、
屋内では電源プラグを抜いたり、照明器具から離れるなど雷対策をして下さい。
今日のセンター 16時半頃撮影
別荘地内でリスを発見‼
大きなクルミを咥えていますね。
- 更新日2023年08月19日
- カテゴリ四季の森だより
今朝も雲が多めでしたが、晴れていました。
今日は朝から湿度が高く、非常に不快指数が高くなっています。
熱中症にはくれぐれもご用心下さい。
八ケ岳方面
入笠山方面
通勤途上では、
秋の花、クズが咲いていました
クズというと、葛粉(くずこ)や葛根湯(かっこんとう)でなどで知られていますね。
秋の七草のひとつにもなっていますが、花は夏の暑い盛りから晩夏にかけて咲き続けます。
大きな花ですが、葉が茂っているため、
車で走っているとなかなか見つけられないことが多いです。
空き地や傾斜地などで繁茂しているのをよく見かけ、やっかいな雑草という側面もありますが、
花はとても美しく、よい香りもするので、お出かけの際に探してみて下さい。
どんな香りかというと、「ファンタグレープ」の香りと表現される人もいます。
通勤途上では、ナツズイセンも綺麗に咲いていました
淡いピンク色と、花姿がとても涼し気です
さて、本日の別荘地内の様子をご覧下さい。
からまつ平E・F区画
しらかば平R区画
こけもも平1・2・3区画
フロックス ハナトラノオ
アキカラマツ
ゴマナ ツルが絡んで横向きになっていました
ヤマウルシも少しずつ紅葉してきました
道路脇にはオオブタクサが花をつけ始めましたので、アレルギーの方はご注意下さい。
花穂にはこんなにたくさんの花がついています
こけもも平ではアサギマダラがまだ見られました。
スタッフによると、場所が気に入ると1週間ほど同じ場所に滞在するのだそうです。
今日は昼前から積乱雲が湧いてきて、昼頃から雷が鳴り始め、
13時半過ぎからバケツをひっくり返したような雨が降りました。
センターホール出入口付近
事務所出入口
1回は近くに落ちたような雷鳴がしてとても怖かったです。
雨は長引くのかなと思っていたら、すぐに小降りになり15時過ぎには再び晴れてきました。
停電もありませんでしたので、どうぞご安心下さい。
天気予報を見ると、明日も明後日も、午後に雨が降るような予報です。
大気が不安定になっていますので、どうぞご注意下さい。
こけもも平(標高1500m)観測データ 24.5℃ 12:10現在
雷雨で急に涼しくなったのですが、また晴れてきたので気温は上昇しています。
今日のセンター
この画像、鳥が2羽いるのがわかりますか
コガラでしょうか
- 更新日2023年08月18日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から日差しが強く、朝から気温も高めで、
日中は暑くなりそうな天気です。
今日は雨の心配のいらない日になるでしょうか。
今朝の八ヶ岳 雲はすぐに消えてしまうような綿雲です
入笠山方面 西側のほうが多く雲が出ていました
まるやち湖 今日はまるやち湖からの眺望もよかったです
さて、今朝は原村郷土館に立ち寄ってみました。
原村郷土館の庭にはオミナエシが咲いていました
オミナエシは、細くて華奢な茎を伸ばし、粒のような黄色い花を咲かせます。
秋の七草のひとつでもあり、万葉の時代から美しい花として愛されてきました。
「オミナ」というのは女性のことで、「ヘシ」は「圧(へ)す」が変化したもので、
どんな女性も圧倒するほどの美人、ということで名前が付けられたというのが一説です。
オミナエシは漢字で「女郎花」と書きますが、
この字が使われるようになったのは平安時代からだと言われています。
現代で「女郎」というのはあまりよい意味で使用することはないと思いますが、
本来は貴族の夫人や令嬢を指す言葉で、高貴な女性を表していたようです。
小さな花がたくさんついているので、花期も長いです
キキョウ
原村郷土館には、女郎花の他にも、キキョウ(終盤)やヤマハギ(これから)も咲いています。
併設の「まてのくら」では、裂織りの体験などもできますので、併せてお楽しみください。
さて先日、事務所の出入口付近にこんな虫を見つけました。
ウマオイだと思いますが、幼虫なのか羽もまだありません。
→ キタササキリモドキの成虫だと後から判明しました。
ウマオイは「スィーッチョン」と鳴く秋の虫です。
日本に生息しているウマオイは、
「ハタケノウマオイ」と「ハヤシノウマオイ」の二種に分かれます。
その他にも何種か近縁種があるようです。
この2種類、見た目は同じなので見分けるのは非常に難しいのですが、
「ハタケノウマオイ」は「ズィッチョ」、
「ハヤシノウマオイ」は「スィーッチョン」と鳴き方が違うそうです。
聞き分けられるものなのでしょうか。
唱歌「虫の声」にも2番に登場するウマオイです。
ウマオイの寿命は2ヶ月から3ヶ月程で、
実はカマキリのように肉食性の昆虫で、意外と獰猛な捕食者なのだそうです。
画像は産卵管と呼ばれる尻尾のようなものが長いので、メスではないかと思います。
メスは鳴かないので、こちらのウマオイは「ハタケウマオイ」か「ハヤシウマオイ」かは不明です。
幼虫の頃は、こんなに透明感のある緑色をしているんですね。
皆様も、山荘でいろんな虫を見つけて下さいね。
今日14時過ぎの茅野市街帳方面です
昼頃にはまた雲が増えたのですが、夕方は青空が戻ってきました。
今日は湿度が高めなので、気温はそれほどでなくても不快指数が高くなりました。
こけもも平(標高1500m)観測データ 26.6℃ 13:40現在
明日は天気が不安定で、日中雨が降る時間帯がありそうです。
今日のセンター 13時頃撮影
14時半頃のセンター上空
- 更新日2023年08月17日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は、雲が多いものの久しぶりに青空が見えて日も差しています。
ただ、今日は午後から雨予報なので一旦晴れても
昼前頃からまた雲が広がってくるかもしれません。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
水田では稲穂が下がってきました。
台風の影響もなく、今のところ順調に生育しているようです。
まるやち湖
今日は湖にカルガモ親子の姿がありました。ヒナは7羽?
よく見ると8羽のようです。
可愛いですね。
今日は湖畔の遊歩道を少し歩いてみました。
アキカラマツ
サワヒヨドリ
花が終り果実をつけているヤマウドもありました
ワレモコウ
クサコアカソ
ガガイモ ガガイモ科の植物はアサギマダラの幼虫の食草になりますが、
アサギマダラが越夏・繁殖する場所は、主に中部山岳地帯よりは東・北側の地域だそうなので、
この辺りで繁殖するという個体はわずかではないかと思われます。
アサマフウロの群生
アサマフウロ
タチフウロ
ツリフネソウ
ゲンノショウコ
コバギボウシ ちょうど見頃で、遊歩道のあちこちで見られます
サワギキョウもまだたくさん見られますが、そろそろ終盤です
ジャノメチョウ
これはアワフキムシの卵かもしれません
遊歩道は、秋の草花に変わりつつあるところです。
さて、一昨日の夜は4年ぶりに第75回諏訪湖祭湖上花火大会が開催されました。
台風の影響が心配されましたが、雨が降ることもなく、
風もあったので煙がすぐに流れて、スムーズな打ち上げになったようです。
スタッフ撮影の花火をご覧下さい。
スタッフは湖畔から少し入った場所での見学で、
建物や木の陰になることもありましたが、迫力ある花火を堪能したようです。
私もTVで見ましたが、とても美しかったです。
ただTVですと、音が遅れる上に迫力が感じられないので
花火はやはり実際に行って見るのがいいのかもしれません。
諏訪湖は四方を山に囲まれた盆地のため、花火の音が反響し、
迫力が増して体の芯にまで響いてきます。
窓ガラスが割れるのではないかと思うほどです。
そして花火大会のメインは「水上スターマイン」と呼ばれる、水面に半円状に開く花火です。
湖畔で見ていると、自分の方へ向かってくるようで、こちらも迫力満点。
今や湖上花火大会の名物になっています。
まだご覧になっていない方は、来年以降、諏訪湖祭湖上花火大会を是非ご覧下さい。
午後からは雨が降り出し雷もゴロゴロしたものの近づくこともなく、
15時頃には一旦止みました。その後は降ったり止んだりしています。
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.2℃ 12:50現在
明日は1日天気がいいとの予報です。
暑くなりますので熱中症にはお気をつけ下さい。
今日のセンター 13時頃撮影
クサボケの実(ジナシ)
- 更新日2023年08月15日
- カテゴリ四季の森だより
台風は、今朝5時前頃和歌山県潮岬付近へ上陸し、近畿地方を北上しています。
四季の森からはだいぶ離れた場所への上陸でしたが、
台風からの湿った空気の流れ込みによって、
夜中の1時過ぎには、雷が鳴って滝のような雨が降りました。
約1時間ほどで収まったのですが、
いつ降り出してもおかしくないような空模様がずっと続いています。
風は継続して強く吹いているわけではありませんが、
時々突風が吹いてきます。
午前中のパトロールで確認いたしましたが、
雨による側溝の詰りや風による若干の落枝以外は、今のところ別荘地内に大きな影響はございません。
停電も発生しておりませんので、どうぞご安心下さい。
夜中の雨の後は、まとまった降りにはなっていないため、
周辺の河川「弓振川」も、朝確認しましたがとても穏やかな流れでした。
今朝の八ヶ岳方面
入笠山方面は低い雲で眺望はありませんが、市街地方面は少し明るく見えます。
今晩の諏訪湖の花火大会は開催されるようです。
画像右側に飛んでいる鳥が写っていますが、
風が強い事もありますが、飛び方がやや不安定に見えたので、
舞い降りた先を撮影してみると、やはりトビの幼鳥でした。
飛び方の練習中なのかもしれません。
視線を感じたのか、飛び立ってしまいました。
さて、通勤途上でこんな実をつけた木がありました。
葉を見ればわかりますよね。
サンショウです。トゲがなさそうなので、朝倉ザンショウだと思われます。
サンショウは、ミカン科サンショウ属の落葉低木です。
サンショウは漢字で「山椒」と書きますが、
「椒」という字は、小さくて辛い実を表すもので、
「山にある小さな辛い実」ということで名付けられました。
葉や果実には独特の芳香と辛味があり、日本の代表的な香辛料のひとつです。
朝倉ザンショウは、ほとんどトゲがありません。
また、普通のサンショウは雌雄異株ですが、
朝倉ザンショウは雌雄同株なので1本でも実ります。
こちらの木も1株でしたが、実っていました。
果実は、はじめは緑色で、9月~10月になると、果皮が赤く熟してきます。
成熟した果皮と果実を乾燥させたものが「干山椒(ひざんしょう)」で、
それを砕いたものが「粉山椒」で、がウナギの蒲焼などに使われます。
朝倉ザンショウの原産地は、兵庫県養父市八鹿町朝倉地区です。
昔から高級品として、朝廷や幕府への献上品にもなっていたようです。
全国で栽培されているサンショウの多くは、この朝倉ザンショウの中から
特に大きな実のなる苗木を交配し、品種改良したものだそうです。
実が赤く熟したらまた撮影してみますね。
サンショウの近くのヤマアジサイの葉には、
シジミチョウがとまっていました
八ケ岳エコーライン沿いでは、
ヌルデが花を咲かせていました
ヌルデは、ウルシ科の落葉小高木です。
ヌルデという名前は、幹から出る樹液を塗料として使ったことから「塗る手」が転訛したそうです。
採取できる樹液はウルシのような質感ではあるものの、
白色なので、漢字では「白膠木」となります。
可愛らしい小花をたくさん咲かせており、ミツバチがたくさん群がっていました。
午後になり再び雨が降り出しました。
強くなったり弱くなったりしながら降り続いています。
こけもも平(標高1500m)観測データ 21.6℃ 13:10現在
台風の速度が遅いので、影響は長引きそうです。
今後の雨の降り方にご注意下さい。
今日のセンター 15時半頃撮影