四季の森ニュース
- 更新日2024年02月21日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は雨降りでしたが、量は少なく、
水たまりも見られませんでした。
気温も高く、今朝のこけもも平の最低気温は、6.8度(8時10分)でした。
今日は濃い霧が発生し、数十メートル前を走る車両も見えなくなるほどでした
富士見立沢地区大規模水田地帯は、一時的に霧が晴れていました
まるやち湖 こちらは深い霧でなかなかピントが合わせられません
昨日は非常に暖かい陽気で、こけもも平でも11度を超えていました。
まるやち湖の湖面は、一昨日の朝にはまだ結氷していましたが、
今朝は、日当たりのないところだけ氷が残っている状態でした。
氷がなくなったので、今朝はたくさんの水鳥が見られました
カルガモですね
村道ペンション線
さて、皆様はNHKの大河ドラマはご覧になっていますか。
私も興味はあるものの、なかなかじっくり見たことがないのですが、
実はドラマに登場する人物の一人、陰陽師の安倍晴明の誕生した日が2月21日だとされています。
陰陽師は、映画「陰陽師」や、
羽生弓弦選手の演目「SEIMEI」で一躍有名になりましたね。
陰陽師というのは、律令制の下、中務省(なかつかさしょう)の中にある
「陰陽寮」に属した官職のひとつでした。
現代でいうと国家公務員のような立場です。
陰陽師の主な役割は、天文の観測を行い観測結果をもとに吉凶を占うというもので、
「天文学者」と「占い師」を混ぜ合わせたような仕事を行っていました。
そもそも安倍晴明は実在したのかという疑問もあるのですが、
歴史書にも登場しており、陰陽師という役職も平安時代には存在していたので、
実在する人物だというのが一般的です。
安倍晴明は85歳で没したと伝えられており、当時としては非常に長生きをしています。
また、亡くなる前年には新しい役職につき、晩年まで働いていた方だと言われています。
清明の没後、安倍氏は「陰陽師の家」として続き、
室町時代には住居のあった地名に由来し
「土御門(つちみかど)」という名字を名乗るようになり
明治時代初めまで陰陽道を生業として朝廷に仕えていたそうです。
調べてみますと、様々なエピソードや名言などもありとても興味深いので、
ネット検索や本などでご覧いただくと
大河ドラマも一層楽しく見られると思います。
今日は雨降りということもあるのか、エサ台にリスは姿を見せませんでした。
コガラ
ゴジュウカラ
ヤマガラとコガラ
クルミはヤマガラが食べていました
カワラヒワ
午後も雨は降り続き、夕方からは本降りの時間帯も増えてきました。
明日の朝にかけて雨量も増える見込みです。
気温は朝から少し上っただけでしたが、この時期としては暖かい日でした。
こけもも平(標高1500m)観測データ 10.9℃ 12:50現在
明日は気温は下がり、日中は雪に変わる見込みです。
日中なのでそれほど積もらないのではないか、とも思うのですが、
雨量は多い予報なので少し心配です。
今日のセンター 13時頃撮影
センター横の石垣にはまだ雪がたくさん残っています
- 更新日2024年02月19日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から雨が降っています。
ただ、霧雨のような細かな雨で、量も少なく道路が濡れる程度です。
朝から気温が高く、こけもも平でも氷点下にはなりませんでした。
富士見町立沢地区大規模水田地帯
今朝は、我が家付近では見通しはよかったのですが、
八ヶ岳エコーライン付近から原村ペンションビレッジ付近までは深い霧の中でした。
まるやち湖
峰の松目、硫黄岳、横岳、阿弥陀岳
暖かいので昨日よりもだいぶ氷が解けている湖岸です
まるやち湖に着くと霧もなく、雲の隙間から日も差して八ヶ岳も見えていましたが、
雲が南から北に向かって勢いよく流れていて、すぐに周辺は霞んでしまいました。
県道鉢巻線
ただ、霧は雲の流れとともに濃くなったり消えたりして、
午前中は明るくなる時間もあるなど目まぐるしく変化していました。
さて、今日は二十四節気の「雨水(うすい)」です。
正にその通りの天候になっている本日ですね。
この頃の季節の言葉に「三寒四温」や「春一番」がありますが、
寒い日と暖かい日が交互にやってくる時期になります。
今日はとても暖かいですが、まだ寒い日もやってきます。
気温の変化で体調を崩さないように気を付けなくてはいけませんね。
また、「雨水」の期間中には「ひな祭り」がありますが、
ひな祭りは「水」に関係する行事なので、「雨水」の日当日や
期間中の大安などの吉日にお雛様を飾ると良縁に恵まれると言われています。
空から降ってくるものが雪から雨に変わり、少しずつ春が近づいていますね。
今日もエサ台にひまわりの種とクルミを割って置きました。
昨日は10時を過ぎてもやって来なかったリスでしたが、
今日は早々に来たらしく、気が付いた時にはクルミがなくなっていました。
林を見ても食べている姿はありませんでした。
シジュウカラ
クルミを入れる場所はエサ台の下の手摺の上なので、
事務所の中からはリスに気がづかないことがあります。
エサ台の上に置いたクルミはそのままで、シジュウカラが食べていました
またバードケーキも用意しようと思っています
昨日から朝市広場のドイツトウヒの下を散策して、松かさのエビフライを探してみたのですが、
食べきっていない松かさしか見つかりませんでした。
この辺のリスは他に食べる物が豊富なのかもしれませんね。
午後になり、明るくなる時間はなくなりました。
まだパラパラと雨が降っているだけですが、夕方から本降りになる予報です。
こけもも平(標高1500m)観測データ 9.7℃ 13:40現在
こけもも平でも10度に迫るような暖かさです。
雨は明日未明には止んで、明日の日中は曇りの予報です。
しばらく長雨の予報で、雨量も多くなる見込みです。
次第に気温も平年並みになり雪やみぞれの可能性も出てきますので、
ご来荘の方は最新の天気予報をご確認いただきお出掛け下さい。
今日のセンター 13時半頃撮影
オオヤマザクラの冬芽
- 更新日2024年02月18日
- カテゴリ四季の森だより
今朝も冷え込みは緩んで、こけもも平でかろうじて氷点下でしたが、
管理センター付近は氷点下にはならなかったと思われます。
おかげで、雪解けも徐々に進んできました。
入笠山方面 今朝の雲海は水田地帯まで広がっていました
南アルプス方面は美しい雲海になっていました
富士山は今朝も頭を出しているだけです
水田地帯では、土手焼きが始まりました
いよいよ農作業が開始ですね
今朝の八ヶ岳 エコーライン沿いで撮影
まるやち湖 まだ結氷はしていますが
少しずつ氷も解けはじめました
対岸付近も解けています
さて、別荘地周辺で有害鳥獣捕獲が昨日から始まりました。
【原村有害鳥獣捕獲】
◆実施期間 2024年2月17日(土)~3月23日(土)の土・日・祝
◆実施区域 黄色く色付けされた地域
◆実施団体 原村鳥獣被害対策実施隊 34名
◆実施方法 銃器による捕獲
【茅野ニホンジカ等の捕獲活動】
◆実施期間 2024年2月18日(日)~3月3日(日)の間の指定日
◆実施区域 色付けされた地域
◆実施団体 諏訪猟友会茅野支部
◆実施方法 銃器によるニホンジカ等の捕獲
別荘地内は捕獲区域ではありませんが、
周辺の山からシカなどが逃げ込んできたり猟犬が迷い込んでくることがあります。
また、上記期間中は周辺の山へは絶対立ち入らないようにお願い致します。
さて、今日の午前中は事務所にいたので、リスがやってくるを楽しみにしていましたが、
10時を過ぎてもなかなか現れてくれません。
でも、林の中をよく見ると、枝の上でクルミを食べていました。
咥えているのは今日置いたクルミではないので、貯食したものを食べていたようです。
雪が解けたのでクルミが出てきたのかもしれないですね(笑)
食べ終わったら、石垣の方からやってきました
まずは水を飲んで、
クルミを咥え
駐車場側の林へ走り去り、すぐに戻ってきました
その場で食べるそぶりも見せたのですが、やはり持ち帰りました(笑)
今日の持ち帰り分は全部貯食に回したのかもしれないですね。
今日はヤマガラもクルミを咥えて行きましたよ
次第に雲が増え、午後は空に雲が目立つようになりましたが、
日差しはあって、穏やかで暖かな日中です。
こけもも平(標高1500m)観測データ 10.2℃ 14:00現在
こけもも平でも10度を超えました。
ただこれから天気は下り坂で、明日の夕方からは雨予報です。
明日は暖いので雨だと思われますが、
週間天気予報を見ますと雪マークが出ている日もありますので
最新の天気予報を確認していきましょう。
今日のセンター 13時半頃撮影
枯葉が雪の上に上手く落ちて立っています
- 更新日2024年02月17日
- カテゴリ四季の森だより
今朝も晴れていましたが、冷え込みは少し緩みました。
今朝の最低気温は原村中心部の方が低く、気象庁の観測地点は-3.8℃(4時46分)でした。
入笠山方面 西側は快晴です
東海地方が湿った空気の影響を受けるという予報通り、
今朝の富士山は雲がかる山頂が少し見えるだけでした
今朝の八ヶ岳 湿った空気の影響か八ヶ岳には雲が出ていました
まるやち湖
さて、昨日の事になりますが、
別荘地内を回っていますと、見慣れない鳥が飛んできて木の枝にとまりました。
キレンジャクです。
初めて生で見ることができました。感激です
「連雀」という名前なので群れなのかと辺りを見回したのですが、他に仲間はおらず、
すぐに飛んで行ってしまいました。
少し離れた場所に群れていたのかもしれませんね。
キレンジャク、ヒレンジャクは、冬鳥として日本にやってくる野鳥です。
姿が美しいのでバードウォッチャ-にとても人気がありますが、皆様ご覧になったことはありますか。
今日外出時に、まるやち湖横の「しらかばの小径」を通ったのですが、
数人のカメラマンが撮影をしているところでした。
キレンジャク、ヒレンジャクは、スズメ目レンジャク科に分類される鳥類です。
一般的に西日本はヒレンジャク、東日本はキレンジャクが多く見られるようですが、
一緒に行動することも多くあるようです。
年によって、飛来数の変動が大きく、
渡りの途中の地域の木の実が豊作になると、渡りをしなくなることがあるようです。
たくさんのレンジャクが見られる年を、愛鳥家の方々は「当たり年」と呼んでいるそうですが、
4~5年毎になるようで、今季は当たり年なのかもしれませんね。
スズメのように団体行動をするので「連雀(れんじゃく)」、
尾が黄色いものを「黄連雀(きれんじゃく)」、
尾が緋(赤)色のものを「緋連雀(ひれんじゃく)」と区別しています。
全長は18cmから20cmほどで、キレンジャクのほうが少し大きくなります。
頭部には冠羽(かんう)があり、目に過眼線(かがんせん)と呼ばれる黒いラインが入るのが特徴です。
過眼線はヒレンジャクのほうが長く冠羽まで伸びています。
またお腹の色が、キレンジャクは薄い灰色なのに対し、ヒレンジャクは薄い黄色をしています。
ということで、画像はキレンジャクなのでお腹は黄色くありません。
レンジャクは果実をエサにしますが、
ナナカマド、ズミ、ツルウメモドキ、イボタノキ、カンボク、ヤドリギなどを好んで食べます。
特にヤドリギはレンジャクの仲間しかほとんど食べないので、共生の関係になっているんですね。
好みの木の実があると、食べ尽くすまで滞在しますが、
文化園周辺はヤドリギが多いですし、ズミやナナカマドもあるので、
今季はこの辺りに長く滞在しているようです。
ご来荘のご予定がある方は、
文化園や別荘地内で観察してみて下さい。
私は、今度は群れているところを見てみたいです。
今日の午前中、外出時に撮影しました。
南八ヶ岳 茅野市玉川付近より撮影
北八ヶ岳 今日は雲が出ています
午後には更に雲が広がってきました。
時折日が差すだけになっていますが、気温は上がりました。
こけもも平(標高1500m)観測データ 7.9℃ 14:00現在
明日は晴れそうですが、明後日から曇りや雨の日が続く予報です。
明日の貴重な晴れ間を有効活用したいですね。
今日のセンター 13時頃撮影
リス
午前中外出してしまったので、林の中のリスしか撮影できませんでした
- 更新日2024年02月16日
- カテゴリ四季の森だより
昨晩は風雨がかなり強かったのですが、今朝は既に晴れていました。
ただ、標高1000mを超えた辺りから、雨が雪に変わったらしく
薄っすらと積雪していました。
今朝は氷点下の冷え込みになったのですが、
冷たい風が吹きつけ、体感温度はかなり低く感じました。
こけもも平の今朝の最低気温は、-5.1度(8時)です。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
南アルプス
降った雨が霜に変わっています
まるやち湖 全面結氷しているようにも見えますが、奥の方から氷が解け始めているようです
センターのデッキにも薄っすら積雪しています
さて、今日は「寒天の日」です。
諏訪地方は棒寒天(角寒天)の産地で、今季も寒天作りが各地で行われていましたが、
今季は気温が定まらなかったので、生産者の方は非常に苦労されたのではないでしょうか。
寒天製造風景 ※お借りした画像です
寒天製造は、12月~2月中旬頃が最盛期になりますので、そろそろ終了します。
皆様、寒天とところてんの違いはご存じでしょうか。
どちらの原材料も天草になりますが、
天草を煮溶かして固めたプルプルした状態のものがところてん、
ところてんをフリーズドライさせたものが寒天になります。
ところてんにひと手間加えたものが寒天になるわけですが、
寒天になると、海のミネラル分がなくなってしまうので、
「磯の香り」や「磯の風味」はしなくなります。
寒天からところてんも作れますが、
天草から作ったところてんに比べると、風味がなくなり、食感も違ってきます。
同じような物ではあるけれど、ちょっと違う物なんですね。
寒天は大きく分けると、棒寒天・糸寒天と粉寒天になります。
棒寒天や糸寒天は今でも昔ながらの製法で作られ、
国産の天草を使っているところが多いですが、
粉寒天は国産の天草100%というものはほとんどなく、
外国産の天草と、オゴのりなどの海藻がブレンドされているそうです。
また、「天城越え」の歌にも登場する、伊豆の河津町「寒天橋」は、
名前の由来に諸説ありますが、
天草を信州に運ぶルートにあったからというのが一説です。
昔から伊豆から運ばれた天草を使って寒天作りが行われていたんですね。
今日の別荘地内の様子をご覧下さい。
からまつ平
からまつ平
松の葉に残った水滴が凍り付いています
しらかば平
しらかば平
ヒヨドリ
共用道路
こけもも平 今朝の雪は除雪するほどではありませんでした
こけもも平
着雪も少し見られました
今朝の別荘地内は、昨日からの雨と雪解け水があちこちで凍り非常に滑りやすくなっていました。
風が強かったので、少し落枝が見られたのですが、
落ちた枝を取り除くため、凍結路で車両を止める場所に困り、
車から降りると路面はツルツル、おまけに枝は道路に貼りついて取れないなど困りました。
雨の後は危険ですね。
黒い部分が凍結、白い部分は凍結の上に積雪しています
幸い慎重に歩いたので、なんとか転ばずにすみました
今日は冬の寒さが戻っていますが、
晴れているので今朝の雪はあっという間に解けました。
こけもも平(標高1500m)観測データ 2.1℃ 14:10現在
明日の日中はまた暖かくなりそうです。
冬と春が交互にやってくる時期ですね。
体調管理にお気をつけ下さい。
今日のセンター 13時頃撮影
カラマツの後ろに月が見えています
シジュウカラがクルミを持ち出し林の中で食べています