四季の森ニュース

- 更新日2023年06月22日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から雨が降り続いています。
午前中は強く降る時間帯もあったり、午後になっても止み間がなく
まとまった雨になっています。
朝から気温がほとんど上がらない梅雨寒で、
せっかく昼が長い時期にも関わらず、日中も薄暗い本日です。
深山地区環境保全林
今朝は眺望がありませんので、保全林付近を撮影してみました。
エコーラインから上側は少し霧が出ています。
採草地では、ロールベールラップサイロが出来上がっていました
まるやち湖
カルガモ
ペンションビレッジ「ふれあい遊歩道」沿いのヤマボウシの総苞片も真っ白になりました
花つきがいいですね。
ヤマボウシは種類がいろいろあるので、花の大きさや咲き方が違っています。
こちら総苞片に赤い縁取りがあってとても綺麗です。
真ん中の花の部分も咲き始めています。
ペンション街ロータリーの花壇のシモツケがだいぶ咲いていました
シモツケは、バラ科シモツケ属の落葉低木で、日本から中国にかけて分布しています。
名前の由来は、下野の国(現在の栃木県)で最初に発見されたことから命名されています。
同じバラ科シモツケソウ属のシモツケソウとよく似ていますが、
区別するため、シモツケを「木下野(キシモツケ)」と呼び、
シモツケソウを「草下野(クサシモツケ)」と呼ぶことがあります。
シモツケとシモツケソウの違いは、呼び名の通り木と草なのですが、葉でも区別がつきます。
葉先が尖った卵型で葉の縁がギザギザしているのがシモツケ、
5~7の掌状に深裂している葉がシモツケソウです。
ちなみに、シモツケソウはキョウガノコとよく似てるため、
難しいのがこの二つの違いです。
葉も同じようなので見分けがつかないと思っていたのですが、
調べてみますと、シモツケソウにはトゲがあり、キョウガノコにはトゲがないそうです。
皆様も観察してみて下さい。
シモツケは変異が多く、花色も濃いものから薄いもの、白花もあります。
葉の色や形、毛の多少なども違い、多くの品種が登録されています。
梅雨のお庭を明るく彩ってくれる花ですね。
さて先週末、スタッフは安曇野市の「玉ねぎ祭り」に行ってきたそうです。
安曇野市の豊科地区や堀金地区は玉ねぎの産地で、
玉ねぎの収穫時期の6月に新鮮な玉ねぎを収穫して持ち帰る「玉ねぎ祭り」を毎年開催しています。
玉ねぎの収穫
1袋2500円で通常20kgが入る袋をもらい、収穫した玉ねぎを詰めていきます。
スーパーの詰め放題の腕が試されますね(笑)
スタッフが収穫後に計ってみると、25kgあったそうです。
車に乗せて終了です。
スタッフはお友達の分を含め3袋、頑張りました。
お祭りは先週末だけでしたので、皆様、来年は是非チャレンジしてみて下さい。
通勤途上では、アジサイが美しい色合いになっていました。
同じ色も美しいですし、
1株でいくつもの色が楽しめるのもいいですね。
雨の日はより美しく色を感じられます。
まだ別荘地内や周辺では見られませんが、これから咲き始めます。
村道沿いのアナベルも楽しみですね。
午後も雨は続いています。
予報によりますと雨は夕方までとなりそうなので、あと少しの我慢です。
こけもも平(標高1500m)観測データ 12.6℃ 13:30現在
朝の最低気温が11.2度(10時)でしたが、今日は1.4度しか上がっていません。
どうぞ暖かくしてお過ごし下さい。
今日のセンター
とても鮮やかに色づいたオオヤマザクラの病葉(わくらば)
「病葉」は夏の季語だそうです
- 更新日2023年06月21日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は少し雲が出ていましたが、すぐに晴れてきました。
八ケ岳
入笠山方面
通勤途上では、
ジャガイモ(馬鈴薯)の花があちこちの畑で見られました。
花は、白や薄紫、青紫、赤紫などがあり、品種によって花の色が違います。
花茎の先端に複数の花がまとまって咲いているのでとても可愛らしいです。
ジャガイモ畑の近くにはアスチルベも咲き始めていました
こんなに細かい花が集まって咲いています。
アスチルベは、ユキノシタ科チダケサシ属の多年草です。
まだ白色の花しか咲いていませんでしたが、徐々に他の色も咲き始めます。
まるやち湖
さて、今日は二十四節気の「夏至」です。
日の出から日の入までの時間が最も長い日ということになります。
同じ日本でも、緯度によって昼の時間が変わってきます。
原村は、日の出が4時31分、日の入が19時07分で昼が14時間36分ほどになりますが、
沖縄県那覇市は、日の出が5時36分、日の入が19時24分(13時間47分)、
北海道札幌市は、日の出が3時55分、日の入が19時17分(15時間22分)と
札幌のほうが1時間半ほど昼が長くなります。
原村はちょうど札幌と那覇の中間程の長さですね。
北に行くほど昼が長くなり、北極付近では一日中太陽が沈まない白夜、
南極付近では一日中太陽が昇らない極夜となります。
今日の別荘地内の様子です。
からまつ平
アケボノフウロ
しらかば平
イボタノキ
キショウブ
こけもも平
カンボク
ミヤコグサ
夕方になり雲が空全体を覆ってきましたが、まだ明るい曇りです。
雨は明日になってから降り出すとの予報です。
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.3℃ 13:00現在 ※今日の最高気温
風が少し出てきました。冷たい風です。
明日は雨で気温も上がらないようなので、気温差にどうぞご注意下さい。
こけもも平でシカに遭遇しましたが、今日は群れでなく1頭だけでした
- 更新日2023年06月18日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は薄い雲が空全体に広がっていましたが朝だけで、
日中は回復して強い日差しが届いています。
梅雨の中休みのようです。
八ケ岳
入笠山方面
富士山も北アルプスも見えていましたが、薄雲でぼんやりしていました。
水田に何がうごめくものが・・・
カルガモです。
調べてみたところ、水田のカモ被害というのがあるそうで、
特にカルガモは留鳥のため、田植えが終わったばかりの頃、
苗が食べられたり、泳ぐことで苗を倒されてしまう被害があるようです。
今は苗がだいぶ育ってきているので大丈夫そうですね。
カモはヒエなどの雑草の種を食べて除草の手助けをしてくれたり、
水田内の泥をかき回して肥料の効果を高めてくれたり、いいこともあるようです。
アイガモを使った「合鴨農法」で減農薬や無農薬栽培をする稲作方法もありますので、
農家の方は複雑な心境なのかもしれません。
まるやち湖
村道ペンション線沿いのアナベルは、まだ花は咲いていませんが
だいぶ花芽が上がってきています。
アナベルの美しい季節ももうすぐです
さて、通勤途上の森の中で見つけました。
ヤグルマソウ
ヤグルマソウは、ユキノシタ科ヤグルマソウ属の多年草です。
北海道西南部から本州、朝鮮に分布し、広葉樹林下のやや湿った場所で見られます。
地下茎があるため群落を形成することが多いようです。
葉がうまく写っていないのですが、
葉の形が、鯉のぼりの先端のくるくる回る矢車に似ていることから名付けられています。
長い花茎にたくさんの小さな白い花をつけています。
キク科のヤグルマギクも「ヤグルマソウ」という名前で流通していることも多いのですが、
全く別の種類になります。
ヤグルマソウを育てている山荘も別荘地内にありますが、まだ咲いていないようです。
お散歩で探してみて下さいね。
センター周辺で見つけた草花です。
カスミザクラの実
マムシグサ
ウバユリ 咲くのが楽しみです
キバナノヤマオダマキ
ヤマボウシ
いよいよシモツケが咲き始めました
まだアスファルト近くの暖かな場所だけですが、
これから別荘地内のあちこちで見られます。
午後も日差しが届いて暑くなり、
こけもも平でも今日は25度を超えました。
こけもも平(標高1500m)観測データ 25.7℃ 15:00現在 ※今日の最高気温
明日も晴れの天気が続きそうです。
暑くなりますので水分補給をお忘れなく。
今日のセンター
ヒメバラモミの虫こぶ
- 更新日2023年06月17日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から晴れました。
朝は一桁台の気温で少し肌寒かったのですが、
日差しがあるので気温がぐんぐん上昇し、
こけもも平でも25℃に迫るような気温になりました。
八ケ岳
入笠山
富士山
北アルプス
南アルプスとセルリー畑
ブロッコリー畑
農家の方々は久しぶりの晴天で、早朝から作業されていました。
まるやち湖からも八ヶ岳が美しく見えていました
久しぶりの快晴で清々しい気分になりますね。
通勤途上で、
お花畑がありました
ポピーやムシトリナデシコ、マーガレットなど・・・
ポピーはケシ科ケシ属の1年草、または多年草で、世界中に150種ほどが確認されているそうです。
花色が鮮やかでサイズも大きいので群植するととても目立ちます。
画像はシャーレ―ポピーだと思いますが、別名でヒナゲシ、グビジンソウと呼ばれます。
もしかしたら多年草のオリエンタルポピー(オニゲシ)かもしれません。
今朝は、こうした群生している花を撮影してみました。
ゲラニウム”マクロリズム”
ゲラニウムは、フウロソウ科フウロソウ属の多年草で、南欧原産の高山性半常緑の多年草です。
シノグロッサム 群生というほどではありませんが綺麗なブルーの花が魅力的です
シノグロッサムは、ムラサキ科オオルリソウ属の1年草で、中国南西部が原産です。
和名を「シナワスレグサ」といいます。
オルラヤ(オルレア)
オルラヤはセリ科オルレア属の花で、本来は多年草ですが、
日本の暑い夏が越せずに枯れてしまうことが多く1年草として売られています。
レースのような花が可憐ですね。四季の森周辺は涼しいので多年草で毎年咲きます。
キャットミント
キャットミントはシソ科イヌハッカ属(ネペタ属)の多年草です。
たくさんの種類があるので、品種は不明ですが群生していると存在感があります。
フランスギク
フランスギクは、キク科フランスギク属の多年草で、ヨーロッパ原産です。
かつては庭園に栽培されていましたが、全国各地で野生化しています。
道路沿いなどで白い花が咲いているのはフランスギクですね。
マーガレットも同じような花で間違える場合も多いのですが、フランスギクとの大きな違いは葉です。
葉の画像がありませんが、フランスギクは楕円形でまわりがギザギザしています。
マーガレットはモクシュンギク属の花なので、葉はシュンギク(春菊)の葉に似て
長い切れ込みがあるのが特徴です。
皆様も迷ったら葉を観察してみて下さい。
今日のような晴れですと花が輝いて見えますね。
まだまだ他にも群生している花がありますのでお楽しみ下さい。
午後の八ヶ岳です。
南八ヶ岳 周辺も含めて緑が濃くなりました
北八ヶ岳
今日は1日よい天気でした。
外気温は高くなったのですが、湿度があまり高くないせいか木陰や室内は涼しいです。
こけもも平(標高1500m)観測データ 24.8℃ 13:30現在
もう少しでこけもも平でも夏日でした。
明日は少し雲が出そうですが、気温は暑くなりそうです。
極端な気温差ですので、体調管理お気をつけ下さい。
立沢大規模水田地帯で見つけたノスリ
お腹の毛がまだ産毛のようにも見えますので、もしかしたら幼鳥かもしれません
- 更新日2023年06月16日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は「晴れ」と言いたかったのですが、
曇りで、時々雨になっている本日です。
たまに日も差すのですが、天気は不安定でコロコロと変化しています。
八ケ岳方面 不安定なので雲が多いです
入笠山方面 こちらも雲が多く出ています
通勤途上の紅いヤマボウシが美しくなっていました
樅の木桜公園のヤマボウシは白です。
赤も白もいいですね。
園内には源平咲き(1本の木に紅と白の花が咲くこと)のヤマボウシが1本あります。
まるやち湖
さて、ここ数日不安定な天候ですが、
天気予報によると、寒気を伴った低気圧が通過する影響ということです。
今日も青空が見えているのにザーと雨が降ってきたり、非常に不安定な空模様です。
こうした寒気を伴った低気圧を「寒冷渦(かんれいうず)」と言います。
「寒冷渦」は、上空の高いところに現れる低気圧で、「切離低気圧(せつりていきあつ)」とも呼ばれますが、
偏西風の蛇行が大きくなりすぎた結果、大きく南下した部分が切り離されて
寒気を伴った低気圧が形成されますが、これが「寒冷渦」です。
「寒冷渦」の特徴の1つは、偏西風から切り離されているため、動きが遅くなることです。
このため、不安定な天気が2~3日続くことが多くなるのだそうです。
もうひとつの特徴は、上空(中層~上層)の低気圧であるため、
地上では不明瞭で、普段目にする天気図には現れないということです。
天気図にはないのに天気が不安定ということが、この時期よくありますが、
こうした「寒冷渦」の影響で不安定な天候になっていたんですね。
今日の別荘地内の様子です。
からまつ平
しらかば平
こけもも平
エゴノキが咲き始めました
カンボクも咲き始めています
アメリカテマリシモツケ
キバナノヤマオダマキ
ミヤマガマズミ
ヤマドリゼンマイ
ヤマドリが棲むような場所に生えているから、とか
直立する中心部の胞子葉をヤマドリの尾に見立てて名付けられた、などの説があります。
ヤマウルシ
ノイバラ
ベニバナイチヤクソウ
画像でも晴れたり、雨が降ったりしているのが確認できます。
15時30分過ぎからは日が差してきました。
こけもも平(標高1500m)観測データ 15.4℃ 12:10現在
※今日の最高気温
晴れると青空がキレイです
ナナカマドの葉も美しいですね






