四季の森ニュース
- 更新日2022年05月29日
- カテゴリ四季の森だより
今日は快晴です。
気温は、こけもも平で7度台まで下がったものの、
ぐんぐん上昇して半袖でも過ごせるほど暖かくなっています。
昨日ほどは風もなく、そよそよ吹く風がとても心地よく感じられます。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
南アルプス(鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、鋸岳)
富士山
今日は北アルプスも見えていました。
さて、そろそろホウノキが咲いているのではと思い、
昨日の夕方にホウノキを見てきました。
花が咲いていました。
今年は低い位置に花がないので、咲いているのに気づかず通り過ぎるところでした。
いくつも咲いています。
逆光でうまく撮れなかったので、今朝も立ち寄ってみましたが、
今度は朝日がまぶしくてうまく映りません。難しいものですね。
ホウノキは、咲き始めは白、時間とともにクリームがかってきます。
ただこの花は昨夕にも撮影した花だと思うのですが、真ん中にある雄しべ雌しべがなくなっています。
何かに食べられたんでしょうか。
まだいくつも花を咲かせそうなので、また観察してみます。
花がこちらを向いてくれるといいのですが(笑)
ホウノキは皮が厚く、樹皮を乾燥させたものは「厚朴(こうぼく)」という生薬になります。
中国産のものと区別するため、日本産のものを「和厚朴(わこうぼく)」といって、
北海道、長野、岐阜、富山などで生産されるのですが、
日本最古の医学書「医心方」にはこの「厚朴」が記載されていて、
昔から薬として使われていたそうです。
ホウノキの樹皮には、マグノロールなどの精油や、
マグノクラリンというアルカロイドが含まれていて、
健胃、消化促進、腹痛、整腸、去痰、利尿薬として広く応用されています。
ホウノキは、昔から様々な用途で使われ、人間の暮らしにとても役立っている木なんですね。
ホウノキを見た後は鉢巻道路を通りました。
ミズキとレンゲツツジ
いよいよ鉢巻道路沿いでもミズキの白い花が目立つようになっています。
今日は外出の機会がありましたので、
周辺の風景をご覧ください。
八ヶ岳(茅野市玉川付近より撮影) 12時頃
八ヶ岳自然文化園横「しらかばの小径」もレンゲツツジが見頃になっています。
まるやち湖
今日は日曜日ということで、駐車場には多くの車両が停まっていました。
絶好の行楽日和なので、人出も多くなっています。
鉢巻道路も今日は交通量が多いです。
午後も安定した晴れで、暖かいより暑いといった陽気になりました。
散策路からまつの小径などではハルゼミが鳴きはじめています。
販売管理センター 29.5℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.2℃ 14:50現在
センターは西日が当たることもあって、夏日手前まで気温が上がりました。
明日も夕方まではなんとか天気がもつので、暑さは続きそうです。
今日のセンター
ジョウビタキ(オス)
シラカバと青空
- 更新日2022年05月28日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から晴れていましたが風が強く吹いていました。
気温は、こけもも平で1ケタ台まで下がりましたが、
時間とともに高くなり、湿度も低く過ごしやすくなっています。
今朝の八ヶ岳
晴れて山頂は見えているのですが、雲が多く広がっていました。
入笠山方面 新緑ラインも山頂まで達したようです
富士山
さて、今朝は立沢大規模水田地帯を少し下がったところにある
富士見町立沢南原地区のアヤメを撮影しました。
5月23日のニュースでもご紹介したのですが、まだ見頃ではなかったので再チャレンジです。
ちょうど見頃になっています。
県道中新田富士見線の入口から500mほど続くアヤメ街道ですが、
集落の方々が15年以上かけて育ててきたそうです。
色とりどりの花も素敵ですが、こうして同じ色の花が揃って咲いているのも美しいですね。
菖蒲(アヤメ)色というのは明るい赤みがかった紫色を指しますが、
このアヤメは赤みの少ない青紫色で、りんとして日本人に好まれる立ち姿のような気がします。
今日は雲が多めでしたが、八ヶ岳をバックに撮影もできます。
お出掛けのついでにご覧ください。
さて、昨日のニュースにも画像を掲載したのですが、
別荘地内で、新緑の枝に乾いた実のようなものがついている木が見られます。
ハンノキと昨日は記載していますが、ヤマハンノキまたはケヤマハンノキだと思われます。
実は、春先に他の場所で雄花を撮影して、葉がなかったため樹種がわからず、放置していました。
昨日この木を撮影したところ、同じような実がついていたので判明しました。
4月12日撮影
同じ実がついています。
シラカバと同じハンノキ科なので、シラカバの花と同じように雄花が垂れ下がって咲いています。
ヤマハンノキかケヤマハンノキかは定かでありませんので、今回はハンノキとしてご紹介します。
ハンノキは、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木です。
「水辺の旅人」と形容されるほど、湿地を好む樹木です。
春も早いうちから雄花が咲き始め、続いて赤紫色の地小さな雌花が咲いていきます。
この雄花が出す花粉はアレルギーの原因にもなっていているようです。
松ぼっくりのように見える黒い実のようなものは、昨年の球果でほぼ1年中見られ、
この球果を使ってリースなども作られるようです。
山地で見られるのがヤマハンノキ、若枝や花序に毛が多いのはケヤマハンノキです。
現在は花は落ちて、葉が出ています。
球果の中の種は、マヒワやカワラヒワ、ヒガラなどが好んで食べるそうです。
皆様も別荘地内で乾いた球果のついた木を探してみて下さい。
今日は晴れていたので、ご近所のヒトツバタゴをデジカメ撮影してみました。
満開です。
青空に白い花が映えます
周辺には、
シラン
フランスギクが群生していました
今朝のまるやち湖
駐車場から見える森の木(真ん中)はミズキですが、
花が咲き始めていました。
そろそろ別荘地内でも見られますね。
センターでは、
レンゲツツジが咲き始めています。
キンポウゲ 花の周りに落ちているのはハンノキではなくシラカバの雄花です
「からまつの小径」でも草花を撮影しようと散策路に入ってみたのですが、
エゾムラサキ(ワスレナグサ属)とカキドオシ
入口付近から少し入ると、鳥の警戒したさえずりが聞こえてきて、
ホオジロが私の周りを飛び回っていました。
どうやら巣が近くにあって警戒していたようです。
あわてて撮影したのでピンボケですみません。
撮影はこれで終了しました(笑)。
午後も晴れは続いて、清々しい陽気で、
気温も暑くもなく寒くもなく過ごしやすい日中です。
販売管理センター 23℃ 15:40現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 17.6℃ 15:30現在
明日も晴れますが、気温は上がって暑くなりそうです。
雨の心配がないのが嬉しいですね。
今日のセンター
花壇でイベリスが咲き始めました
- 更新日2022年05月27日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は雨が激しく降っていました。
朝9時頃にはほぼ止んでいましたが、
この辺は山の天気なので、回復は遅いと思っていたのですが、
午前中のうちから青空が出て、午後は晴れています。
朝は雨降りで低い雲に覆われていたため、山の撮影はお休みです。
さて今日はレンゲツツジの様子を見ようと、鉢巻道路を通ってみました。
道中、早くもマムシグサが咲いていました。
そして、昨年見つけたホウノキは、
今年もつぼみをつけていました。
こちらはもうすぐ咲きそうです。
ホウノキがある周辺の森は、昨年から雑木を伐採して整備を進めていますが、
ホウノキはちゃんと残されていました。
この辺りでホウノキが見られるのはここしかないので、ホッとしました。
花が咲いた頃また撮影してみますね。
そして鉢巻道路のレンゲツツジは、
富士見高原リゾート周辺は満開に近くなっていました。
徐々に開花は進んでいるようで、週末は美しいレンゲツツジをお楽しみいただけると思います。
富士見町を過ぎると沿道にレンゲツツジはありませんが、
今日は赤松の幹が色鮮やかに見えていました。
村道原村ペンション線のサラサドウダンは真っ赤に色づいていました。
今日の別荘地内の様子をご覧ください。
からまつ平
からまつ平
からまつ平
ベニバナイチヤクソウ スズラン
リキュウバイ? ライラック
ヒョウタンボク アキグミ
しらかば平
しらかば平
シロヤマブキ フジ
ブルーベリーの花 ハルジオン
シャクナゲ ハンノキ
こけもも平
三井の森別荘地(こけもも平最高地点付近) ミヤマザクラの大木(左手前)とズミ(左奥)
ズミ(こけもも平) ミヤマザクラ(こけもも平)
ナナカマド ガマズミ
モミノキ クロマツ
朝の雨ば嘘のように午後は天気が回復して、暖かくなりました。
雲は多めですが、山も見えています。
こけもも平(標高1500m)観測データ 17.9℃ 16:50現在
週末は天候に恵まれそうです。
今日のセンター
蓼科山と北横岳(しらかば平より)
阿弥陀岳(こけもも平より)
- 更新日2022年05月26日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から雲が多かったものの、午前中は日も差していましたが、
徐々に雲が広がりお昼前頃から風も出て、雨がいつ降ってもおかしくないような天候になっています。
大分気温が高くなってきましたので、最低気温のお知らせは本日からお休みさせていただきます。
また秋になりましたら再開いたしますね。
今朝の八ヶ岳 雲が多く山頂が見え隠れしています
入笠山方面
今朝は富士山も北アルプスもまったく見えていませんでした。
さて、江戸時代に整備された五街道のひとつ「甲州街道」が諏訪地域には通っています。
甲州街道は、古甲州道を元にして江戸幕府によって整備され、5番目に完成した街道です。
江戸城の日本橋から内藤新宿、八王子、甲府を経て下諏訪宿で中山道と合流するまで、
全長約220km(55里)に及び、45の宿場が置かれ(一般的には44次とされています)、
江戸から甲府までが表街道、甲府から下諏訪までが裏街道と呼ばれていました。
参勤交代で甲州街道を利用したのは、
高島藩(諏訪)、高遠藩(伊那)と飯田藩の3藩だけでしたが、
他の街道とは違うのは、非常時には将軍の避難ルートとして使われることを想定した
軍事道路という側面も持っていたそうです。
こうした街道には道中の目安として、1里(約4km)ごとに塚(土盛り)が設置されていましたが、
富士見町神戸地区のはずれにはこの1里塚が現在も残っています。
御射山神戸の一里塚(昨日撮影)
塚は東と西の両方残っています。
西塚には、整備された当時に植えられたとされるケヤキの大木が根を張っています。
東塚はエノキが植えられていたそうですが、明治初期に枯れてしまったそうです。
東塚に新しく植えられたケヤキも今では大きな木に成長しています。
御射山一里塚の看板(富士見町教育委員会設置)
400年を超えても樹勢があり元気なケヤキです。
甲州街道で、塚、ケヤキともに往時のまま残っているのは他に例がなく
御射山神戸の一里塚は、貴重な一里塚になるようです。
この場所は、国道から少し入ったところになりますので、
とても静かで、往時の旅人の気分を味わえます。皆様も機会がありましたらお立ち寄りください。
国道から入るので交通量は少ないですが、駐車場が整備されておりませんので、
路上駐車になりますのでどうぞご注意下さい。
また、富士見町神戸地区にある神戸八幡社には、富士見町指定の天然記念物になっている大ケヤキがあり、
こちらも400年を超えていますので、併せてご覧いただくのがおすすめです。
今朝のまるやち湖です。
雲が流れて八ヶ岳が見えていました。
園内のレンゲツツジも咲き始めているようです。
駐車場の土手にあるクルミの木の雌花も咲き始めました。
八ヶ岳自然文化園入口付近
村道原村ペンション線のサラサドウダンも花が咲き進んで、
車から見ても赤い色が目立つようになっています。
雨が降り出しそうだと思っていましたら、14時半頃からやはり雨が落ちてきました。
15時頃には一旦止みましたが、いつ降り出してもおかしくない状態が続いています。
販売管理センター 16.5℃ 15:20現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 12.5℃ 15:10現在
今後雨は、夜から明日の昼頃にかけて降り続くようです。
雨になると寒くなりますので、暖かくしてお過ごし下さい。
今日のセンター 13時頃撮影
ツバメ
- 更新日2022年05月23日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から晴れて清々しい天気です。
昨日の夜から朝にかけて雨が降りました。我が家方面では夜中に雷も鳴っていました。
これからの季節は、気温が上がって北から寒気が流れ込むと
雷雨が発生しやすくなりますので、急な雷雨に気をつけましょう。
今朝の富士山(富士見町先達地区から撮影)
今日はデジカメのメモリーカードを紛失してしまい、画像はスマホ撮影です。
画素数が低く画質が荒くなっていますのでご了承下さい。
さて、今朝はレンゲツツジを撮影しようと鉢巻道路を通って出勤したため
立沢大規模水田地帯からの撮影はお休みです。
富士見高原リゾート付近
鉢巻道路の富士見町エリアは沿道にレンゲツツジが植栽されています。
日なたと日かげ、標高などにより見頃になっている株やまだ咲いていない株もあったり様々ですが、
しばらくお花を見ながらのドライブが楽しめます。
富士見高原リゾート付近はかなり見頃になっていました。
道路の先には富士山も見えています
日本のツツジ類の中では花の大きさが最大級のレンゲツツジです。
花や葉には神経毒の一種が含まれているため、ニホンジカも敬遠して食べないので
鬼のように恐ろしいということで「鬼ツツジ」とも呼ばれます。
派手な色彩で食害もないので、ニホンジカがいる鉢巻道路の植栽にはぴったりなんですね。
ところどころにキレンゲツツジも見られます
ミヤマザクラは終盤になっていますが、レンゲツツジとの共演も楽しめます
ミヤマザクラとレンゲツツジ
週末にはちょうど見頃になりそうです。
小淵沢インターチェンジから鉢巻道路を通るルートでご来荘いただくのがお勧めです。
さて、富士見パノラマリゾートでは、入笠湿原などでのすずらんの開花期に合わせ、
「120万本のすずらん祭り」が始まりました。
6月中旬頃まで、入笠すずらん山野草公園は20万本のドイツスズラン、
入笠湿原では100万本のニホンスズランの群生を見ることができます。
この時期は他にも、クリンソウ、アヤメ、レンゲツツジ、ウマノアシガタなどの
山野草も併せてご覧いただけます。
5月21日から始まった「すずらん祭り」ですが、
6月19日までの期間中、ゴンドラ往復券を購入された方に山野草の苗がプレゼントされます。
プレゼントされる苗の種類は日によって異なります。
また、麓のレストランでは、5月29日(日)まで、
「釜無ホテイアツモリ草と山野草展」が開催されています。
富士見パノラマリゾート ➡ こちら
ドイツスズランの盛りは6月初旬頃、ニホンスズランの見頃は6月10日頃だということです。
満開になると辺り一面にすずらんの香りが漂います。
ニホンスズラン
今朝、ご近所の庭の前を通ってみますと、
ヒトツバタゴが見頃になっていました。
ヒトツバタゴはモクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木です。
「一つ葉のタゴ」という意味で、「タゴ」とは同じモクセイ科の樹木「トネリコ」の別名です。
トネリコが複数葉なのに対し、ヒトツバタゴは単葉であることからこのような名前がつけられています。
日本国内で自生する地域が限られていて、長野県、岐阜県、愛知県にまたがる木曽川流域と、
長崎県の対馬だけに自生しており、植物学的には非常に珍しい隔離分布の樹木なのです。
スマホでは画像が荒いのでこれ以上のアップができませんので、またデジカメ撮影してみます。
今朝のまるやち湖です。
八ヶ岳には少し雲が出ていました
村道原村ペンション線ではサラサドウダンが咲き始めました。
花に紅色の筋が入るので更紗模様に似ていることから名付けられています。
花の形が風鈴に見えることから、別名をフウリンツツジとも言われます。
その他周辺の花のご紹介です。
例年アヤメが美しい富士見町立沢南原地区ですが、
まだ咲き始めたばかりです。
暖かいとどんどん咲き進みそうで、もう2・3日もすれば見頃になるのではないでしょうか。
八ヶ岳をバックに撮影
コデマリ
オオデマリ
ベニバナトチノキ
田植えも最盛期です
八ヶ岳ズームライン沿いのヤマボウシは、
総苞片を広げていました。
真ん中の部分が花になり、まだ咲いてはいないのですが、
これから総苞片が白く変わり、花が咲き出します。
ヤマボウシの季節ももうすぐです。
午後は雲も少なくなり気持ちのよい天気になりました。
外は暑いくらいで、半袖でもいいような陽気でした。
こけもも平(標高1500m)観測データ 16.1℃ 17:00現在
こけもも平の最高気温は17.6度(14時40分)でした。
明日はさらに気温が上がりそうです。
今日のセンター
散策路からまつの小径に咲くイカリソウ