四季の森ニュース
- 更新日2021年07月16日
- カテゴリ四季の森だより
今朝はまだ雲が多く広がっていましたが、徐々に天気は回復し
晴れて日差しがあるので、午後はぐんぐん気温が上がっています。
そよそよと風邪が吹いているのですが、生暖かく涼しい感じがありません。
今朝の八ヶ岳方面
朝は霧がかっていて周辺の山々は霧の中
入笠山方面
西側から天気は回復してきました
さて、村道原村ペンション線のアナベル街道ですが、見頃になってきました。
既に茶色に変色した花も見られますが、まだ白くなる前の緑色花もたくさんあるので、
しばらくは見頃が続きます。
お散歩などお楽しみ下さい。
雨で、地面に頭をつけている花もありますが、今年はそれほど激しい雨がなかったので、
今年は上を向いている花が多いと思われます。
原村ペンション下バス停から原村ペンション上バス停まで800mにわたりアナベルが植えられています。
他にも、
原村ペンションビレッジ内のロータリーの花壇や、
川沿いの遊歩道、オープンガーデンのお庭などで見られます。
アナベルは、アジサイ科アジサイ属の落葉低木のひとつの品種です。
アメリカ原産の野生種「ワイルドホワイトハイドランジア」を原種に、園芸用に品種改良されたものです。
和名では「アメリカノリノキ」と呼ばれることもあります。
実はアジサイは日本が原産の植物です。
日本の在来種は、「ガクアジサイ」「ヤマアジサイ」と呼ばれるもので、
現在、一般的にアジサイと呼ばれる品種は逆輸入された西洋アジサイになるんですね。
ガクアジサイ
ヤマアジサイ
和名のアジサイは、「藍色が集まったもの」を意味する
「集真藍(あづさい)」が変化したと言われています。
また、アジサイの学名は「ハイドランジア」ですが、ギリシャ語の「ハイドロ」(水)と、
アンジェイオン(器)を組み合わせ、「水の器」を意味しています。
アジサイが根から非常によく水を吸うからとか、
果実の形が水がめの形に似ていいるからなどの諸説があるようですが、
いずれにしても、水とのつながりのあるアジサイならではの学名ですね。
日本古来の植物であるにもかかわらず、万葉集に詠まれているアジサイの歌は2首のみ。
ウメやハギは人気があり100を超える歌が詠まれているようなのですが、
アジサイはあまり人気がなかったようです。
こうしたアジサイに美しさを見出したのは、西洋の人々でした。
西洋にアジサイを伝えたのは、江戸時代に来日していたドイツ人の医師シーボルト。
彼の書著「日本植物誌」でもアジサイを紹介しています。
こうして西洋に渡ったアジサイは、「東洋のバラ」ともてはやされ、各地で品種改良が行われ、
やがて西洋アジサイ(ハイドランジア)として逆輸入されることになりました。
風情ある日本のアジサイ、存在感抜群の華やかな西洋アジサイ、どちらも周辺で見頃になっていますので、
お楽しみ下さい。
アナベル
ヤマアジサイ”紅”
さて、八ヶ岳自然文化園のまるやち湖ですが、
湖岸の土手の芝刈りが行われ、ネジバナもミミナグサもすっかりなくなってしまいました。
今日もネジバナが咲いていれば撮影しようと思っていたのですが・・・残念です。
クサレダマも咲き始めました。
本日、関東甲信地方は梅雨明けとなりましたね。
今日は久しぶりに雨の心配なく過ごせました。
センターのタオル類の洗濯物もカラカラに乾いて気持ちがいいです。
販売管理センター 28℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.3℃ 15:00現在
これから、晴れの日が続くようです。
晴れると高温になりますので、休憩や水分補給など心がけてお過ごし下さい。
今日のセンター
まぶしい青空
- 更新日2021年07月14日
- カテゴリ四季の森だより
今日も爽やかな朝でしたが、湿度が高く、周辺の山は雲に覆われていました。
気温が上がると蒸し暑くなるでしょうね。
昨日にも増して不安定な空模様になるとのことなで、午後の天気が心配です。
今朝の八ヶ岳方面
入笠山方面
さて、北陸は梅雨明けしたとの事で、甲信もそろそろ梅雨明けの気配です。
周辺でも夏の花が咲き始めるようになってきたので、
まるやち湖の撮影をかねて、湖の周辺を歩いてみました。
湖の土手にネジバナを見つけました。
土手にはたくさんのネジバナが咲いています。
この花、私のお気に入りのひとつなんです。可愛らしいですよね。
ネジバナはラン科ネジバナ属の小型の多年草です。
見た目だけではよくわからないのですが、ランの仲間なんです。
ほぼ日本全土で見られるほか、樺太、朝鮮半島、中国の中東北部、ヒマラヤなどに広く分布しています。
日当たりのよい草地に生えるので雑草として刈り取られてしまうことも多いネジバナですが、
環境の変化にも弱く、寿命も短いので、多年草ではあるものの、同一個体の長期栽培は
とても難しいとされています。
ネジバナは、「捩花」と書くように、花が花序にらせん状につくことが名前の由来です。
別名「モジズリ」「ネジリソウ」「ネジレバナ」などとも呼ばれます。
花序のねじれ方は、右巻き、左巻きの両方があり、中には巻いていないものや
途中から巻き方が変化しているものもあり、地域によって系統に差があるのだとか。
ここの辺りのは右巻きが多いかもしれません。
これは左巻き?
ネジバナは、まるやち湖岸の土手に群生していますが、
草が伸びてくると草とともに刈り取られてしまうかもしれません。
まるやち湖の土手には、
ミミナグサも咲いていました。 ※ピンボケですみません
まるやち湖周辺では、
岸辺では、クサレダマや
カワラマツバなどが咲き始めました。
遊歩道沿いでは、
チダケサシ、
キンミズヒキ
イヌゴマ
ドクゼリ
オオダイコンソウ
トウダイグサなどが咲き始めています。
そして、今見頃なのは、
オカトラノオ
カラマツソウ
クガイソウなどです。
ヒョウモンチョウも飛び始めています
今朝のまるやち湖
そして昨日になりますが、鉢巻道路沿いで、
オニノヤガラを見つけました。
センター横散策路「からまつの小径」にも5~6本ほど咲いています。
オニノヤガラも、ラン科の多年草です。
葉緑素を持たないため光合成を行わず(腐生植物)、
ナラタケ属の菌に寄生して養分を得るという特殊な生活をしています。
真っすぐな茎を鬼が使う矢に見立てて名付けられました。
オニノヤガラの花のアップ
オニノヤガラは八ヶ岳美術館から四季の森方面へ少し進んだ道路を挟んだ辺りに咲いています。
八ヶ岳美術館横に流れている川は、普段は水量がほとんどないのですが、
梅雨の時期は流れがあり、とても涼し気です。
ちょうどこの川の真向かいでオニノヤガラが見られます。
14時頃から雷が鳴って、風も強めに吹いてきました。
今にも雨が降り出しそうな気配です。
販売管理センター 24℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.1℃ 14:50現在
今日のセンター
センター前の森林軌道横に咲くシモツケが満開です
- 更新日2021年07月13日
- カテゴリ四季の森だより
今朝は久しぶりに気持ちのいい晴れになりました。
ただ、湿度は高く、周辺の山々には雲がかかり、今日も天気は不安定のようです。
今朝の八ヶ岳
相変わらず山頂は雲の中です。
入笠山方面
それでも今朝は抜けるような青空が広がり、清々しいです
さて、スタッフが今度は硫黄岳の登山をしてきたようなので、その様子をご覧ください。
梅雨時期なので、生憎山頂はガスがかかっていましたが、
ガスがなければ、
硫黄岳
こんな風景が楽しめます。(2020年撮影)
硫黄岳は、八ヶ岳連峰の南八ヶ岳に位置し、茅野市と南佐久郡南牧村にまたがる標高2760mの山です。
山頂はなだらかですが、南北両側には雄大な爆裂火口跡があり、荒々しい岩峰群が点在し、
南八ヶ岳エリアの中でも特徴的な姿をしています。
八ヶ岳は、約200万年前から1万年前までの長い期間に何度も噴火を繰り返し形成されたと言われており、
硫黄岳の巨大な爆裂火口跡は、火山の面影が色濃く残る迫力ある景色です。
また、硫黄岳は八ヶ岳連峰のぼぼ中間地点に位置しています。
その山頂はなだらかで広く、南側に隣接する横岳や赤岳の縦走で稜線歩きを楽しめます。
そして北側には天狗岳を間近に見ることもできます。
日帰りでも楽しめる山で、難易度も低いので、八ヶ岳入門の登山としてもお勧めです。
夏沢鉱泉
そして、高山植物も豊富に見られるのも魅力です。
花は今回の登山での撮影になります。
シャクナゲ
コケモモ
イワウメ
コメバツガザクラ
ミヤマシオガマ
キバナノコマノツメ
ゴゼンタチバナ
ミヤマキンポウゲ
スギコケの花
ツガの実
これから花の季節で山歩きが楽しくなるシーズンです。
皆様もお出掛け下さい。
本日、通勤途上で出会った花々
ヤブカンゾウ
ナデシコ
ホタルブクロ
別荘地内では、
カラマツソウが見頃です。
ハギも咲き始めました。
季節は進んでいますね。
午後から雲が広がり、15時頃には雷も近くで鳴り始めました。
17時頃からは雨が降り出しています。
土砂降りにならないといいのですが。
販売管理センター 24℃ 16:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 21.2℃ 16:30現在
今日のセンター
今日はトビが上空を飛んでおり、
ヒ~ヒョロロ~と鳴き声が聞こえてきました。
何か獲物でもいたのでしょうか。
- 更新日2021年07月11日
- カテゴリ四季の森だより
今日は、朝から気温と湿度が高く、
少し動いただけでも汗が噴き出すようなムッとする陽気です。
今日は木陰が快適です。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面 雲海が発生していました
さて、今日は雨が降っていなかったので、井戸尻史跡公園のハスがどうなっているのか見てきました。
スイレンを撮影した時は、ハスはまだ咲いていなかったのですが、
既に開花していました。
なんともいえない色合いですね。
今日は日曜日でしたので、脚立を設置しているカメラマンが数名いました。
ハスの花が咲く瞬間を狙っているのでしょうか。
ハスの花は早朝から咲き始め、お昼には閉じてしまいます。
お昼頃まで咲いている花があれば、それはそのまま散ってしまう花なんですね。
花の寿命は4日で、
1日目 → 半開きの状態までしか開花せず、ツボミに戻る
2日目 → 大きく開花し、ツボミに戻る
3日目 → 大きく開花するが、半開きのままツボミには戻らない
4日目 → 大きく開花するが、そのまま開き切り、徐々に花びらが散る
このようなサイクルで花が咲いていくようですが、2日目の花が最も美しいと言われています。
上の画像の花は、3日目くらいでしょうか。
こちらは1日目かな。午後にはまたツボミに戻るのでしょう。
そして、ハスの花は開花する時に熱を発するのだそうです。
何故発熱するのか、確かなことはわかっていないようなのですが、
ハスのツボミの中の温度は人間と同じくらいの35度から36度ほどだそうで、
外気に併せて温度調節を行っているそうです。
なんとも不思議な植物ですね。
皆様、ロータス効果という言葉はご存じでしょうか。
ハスの葉が水や汚れをはじいて決して濡れることがない構造の事を指しているのですが、
今やナノテクノロジーの分野でも大変注目を浴びているものなのだとか。
今やこうした技術が、私たちの生活の中でも取り入れられているのかもしれないですね。
この画像をよく見ますと、プクプクと気泡が上がっているのがおわかりになりますでしょうか。
ハスの葉の中央付近にはへそのような部分があり、そこには小さな穴が開いています。
その穴は葉柄と呼ばれる葉を支える茎の空洞から地下のレンコンの穴まで続いているのですが、
これが酸素の取り込み口になっているようです。
酸素を取り込んだハスがガスを放出しているため、
プクプクと気泡が上がってくるんですね。
ハスの花の歴史は非常に古く、1億年前には誕生していたと言われています。
そして驚くのは、太古の昔から花の姿が変わっていないのだそうです。
井戸尻史跡公園で今咲いているのは「大賀ハス」で、古代ハスの一種です。
千葉県千葉市にあった東京大学農学部厚生農場の泥炭層から発見された実が開花したもので、
弥生時代のものになるそうです。
こちらは2日目の花かもしれません
井戸尻史跡公園の大賀ハスはまだ咲き始めたばかりで、ツボミもたくさんあります。
公園内には他の種類のハス田もあり、そちらはまだこれからツボミが上がってくる状態なので、
しばらくハスの花が楽しめそうです。
さて、八ヶ岳ズームラインではラベンダーが咲き始めています。
深山交差点付近
ここは若干茎の短いタイプのようで、こんもり可愛らしく咲いています。
鉢巻道路に近づくと茎の長いタイプのラベンダーが見られます。
梅雨のうっとうしい季節に、優しい色合いと爽やかな香りで癒されます。
香りに誘われ虫も集まってきます。
八ヶ岳ズームラインを通行の際にご注目下さい。
午後は、空が急に暗くなって風が強まり、15時頃からは雷も鳴り、一時的に激しい雨が降りましたが、
16時前には雨も止んで、晴れ間ものぞくようになっています。
天気が非常に不安定のようです。落雷などご注意下さい。
販売管理センター 22℃ 16:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 17.9℃ 16:00現在
今日のセンター 16時10分頃撮影
ハナビラダクリオキン(アカキクラゲ科)
※クリックすると大きな画像が開きますのでご覧ください
- 更新日2021年07月10日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から青空が見えています。
湿度が高く、気温が上がるにつれ蒸し暑くはなっていますが、
今まで雨続きでしたので、降らないだけでも有難いです。
今朝の八ヶ岳
山頂には雲がかかっていましたが、青い空と山のコントラストは久しぶりです。
富士山も若干見えています
さて、先日掲載したセンターのスタッフの自宅で誕生したツバメのヒナは無事巣立ったそうです。
実は私の家の近くにもツバメの巣があるらしく、
屋根にヒナがとまっているのを見かけたりするのですが、巣のある場所はわかっていません。
先日、家の正面の電線に、ツバメがたくさんとまっているのを見つけました。
ツバメが音符のように見えます。
よく見ると巣立ったばかりのヒナのようです。
まだ産毛も生えています。
とそこへ、親鳥が飛んできてエサを与えていました。
ヒナは飛べるようになったものの、まだエサを採るまでには成長していないようです。
巣立ってから1週間くらいは、集団で電線などにとまり親鳥からの給餌を受けながら、
夜は巣に戻って寝るそうですが、
1週間を過ぎて自分でエサが採れるようになると、
集団でヨシ原のような草むらなどをねぐらにするそうです。
こうして、ヒナが一人前になると、親鳥は次の繁殖に入ります。
親ツバメがエサを運ぶ回数は、1日約300回にもなるのだそうです。
観察していると、親ツバメも時々電線にとまって休んでいました。
お疲れ様です(笑)
先に巣立ったツバメは、次の子育ての研修生としてヘルパーとして給餌などを行うことがあるようです。
またヘルパーは、何らかの理由で繁殖を行っていないツバメが担う場合もあるのだとか。
2回目の子育ては、そうしたヘルパーの助けがあると少し楽になるかもしれませんね。
本日の、別荘地内の様子をご覧ください。
雨上がりで緑が目に眩しく、そして色も濃くなってきました。
からまつ平
からまつ平
しらかば平
しらかば平
しらかば平
こけもも平
共用道路
そして、村道原村ペンション線のアナベルの様子です。
原村ペンション下バス停付近で撮影しました。
だんだん花が大きくなってきています。
雨で重くなり地面についてしまう花も見受けられましたが、
全体的には雨の影響はそれほどないようです。
しばらくは土砂降りにならないといいのですが。
今朝のまるやち湖
原村自然文化園では、八ヶ岳クラフト市2021 さわやか夏の市を開催中です。
今日は絶好の天候に恵まれました。
午後になり、だんだん雲が多くなってきています。
雨は降らないとの予報ですが、どうなんでしょうか。
販売管理センター 26℃ 14:30現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.2℃ 14:30現在
明日も日中は晴れ間があるようです。
今日のセンター
ブルーベリー