四季の森ニュース

- 更新日2022年06月02日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から快晴です。
早朝はこけもも平では1ケタ台まで下がったものの、
日差しとともに気温は上昇しています。
今朝の八ヶ岳
今朝は立沢地区のセルリー畑からの撮影です。
現在、立沢地区や原村ではセルリー苗の植え付け時期になっていて、
いくつかの畑では一家総出の作業が行われていました。
こちらの畑はかなり前に植え付けが済んでいて、
もう少し大きくなれば出荷できそうなほどにまで成長していました。
セルリーは植え付けの頃は葉が黄色いのですが、成長とともに緑が濃くなっていきます。
地元のセルリーも既に出荷され始めているようなので、直売所などでお求めください。
入笠山方面
さて、今日はどうしてセルリー畑からの撮影になったかといいますと、
この畑の近くに花が咲いていたからです。
カンボクです
ガクアジサイのような装飾花が可愛いいですね
フラのダンサーなどがつける可愛いヘッドバンドのようにも見えます
昨年も紹介しましたが、カンボクはレンプクソウ科(スイカズラ科としている場合もあります)
ガマズミ属の落葉小高木です。
小高木ではあるのですが、環境によっては5mを超える大きさになることもあるようです。
この時期、同じような花にヤブデマリがありますが、
葉の先が大きく3つに分かれているのがカンボクなので、近づいてみるとすぐにわかります。
花は真ん中の部分で、咲き始めていますね。
花を横から見るとこのような感じになります。
花や実を楽しむため庭木としてよく植えられるのはセイヨウカンボクなのですが、
おしべの葯(花粉の袋のようなもの)の色が違っていて、
カンボクは紫色、セイヨウカンボクは黄色になります。
画像を見ると紫色をしていますので、この木はカンボクですね。
セイヨウカンボクの変種に装飾花が玉になったテマリカンボクという木もあり、
観賞用に人気があるようです。
テマリカンボクはオオデマリと見た目がそっくりなのですが、
カンボクと同じように葉の先が3つに分かれているのが特徴です。
今までオオデマリだと思っていた花木は、実はテマリカンボクだったのかもしれません。
オオデマリを見つけたら今度は葉っぱも観察しなくてはいけませんね。
カンボクは、花の後には実がつき、
秋になるとその実が真っ赤に色づいて美味しそうに見えるのですが、
この実は有毒のため、動物や鳥も食べないので、そのまま木に残ってしまうようです。
枝葉の煎汁は打撲や捻挫の救急薬にも用いられるカンボクですが、
残念ながら果実は使い道がないようです。
さて、昨日スタッフが霧ヶ峰ハイキングに出かけました。
車山山頂気象レーダー観測所
物見岩
八島ヶ原湿原と北アルプス
蝶々深山
絶好の天候に恵まれ、ハイキングを楽しんだようです。
これからレンゲツツジなども咲き始めますので、皆様も霧ヶ峰ハイキングをお楽しみ下さい。
さていよいよバラの季節になっていますが、今日は「ローズの日」だそうです。
ブルガリアではバラの収穫を祝う感謝祭が6月初旬に行われることから、
ブルガリアンローズ文化協会が制定したそうです。
バラ好きのスタッフの自宅ではバラの開花が始まり、華やかになっているようです。
ピエール・ド・ロンサール
ロザリー・ラ・モリエール
ナタリー・ニペルズ
私もバラが大好きなのですが、なかなか思い通りには咲いてくれません。
美しく咲いていて羨ましいです。
我が家では、多肉植物(エケベリア プレリンゼ)の花が咲きました
多肉植物は変わった花が見られるのが面白いですね。
周辺では、
村道原村ペンション線のサラサドウダンの花が真っ赤になっています。
サラサドウダンの横にはサワフタギが咲いていました
今朝のまるやち湖です。
午後もいい天気が続いています。
日中は半袖でも過ごせるほど気温が上がってきました。
販売管理センター 26℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 19.7℃ 14:50現在
今日はこけもも平でも20度を越えました。
明日は天気が持ちそうですが、明後日からの予報を見ますと、
雨マークが続いています。そろそろ梅雨入りになるかもしれませんね。
今日のセンター
センターのアキグミ
- 更新日2022年06月01日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から晴れているのですが、薄い雲が広がっていました。
朝は霜注意報が出されていましたので、少し寒く感じられるほどでしたが、
日の出が早くなっていますので、活動を始める頃には気温が上がっています。
こけもも平の今朝の気温は、5.9度(5時)まで下がっていました。
今朝の八ヶ岳 薄雲はあるものの朝は山がきれいでした
入笠山方面
富士山も
北アルプスもよく見えていました
さて、今日から6月です。
6月の和風月名は「水無月」です。
「無」は「の」という助詞の役割があり、「水の月」という意味ではないかとも言われています。
本日のタイトルは「青水無月(あおみなづき)」ですが、
木々の葉が青々と生い茂る季節を表した言葉です。
四季の森周辺も、みずみずしい青葉が眩しい季節ですね。
我が家のご近所では、
オオヤマレンゲが咲いていました。
つぼみもたくさんついています
周辺には、
マタタビの葉の色が変化し始めていました
真っ白な葉もあれば、塗り残しのようになった葉もあって、
ペンキなどで色を付けたように見えます。
つぼみはありましたが、まだ花は咲いていないようでした。
花芽がつくと葉が白く変わり始めますが、これは虫を誘っていると考えられています。
キウイフルーツはマタタビ科マタタビ属で、マタタビの仲間になるのですが、
和名を「オニマタタビ」と言うそうです。
キウイフルーツの根や葉には、「マタタビラクトン」や「アクチニジン」という
マタタビと同じ成分が含まれていて、これが猫が好む成分なのです。
ただ、キウイに含まれているのは微量で、猫が恍惚となるほどには含まれていないので、
乾かすと効果が高まるようですが、猫によって反応はまちまちだそうです。
実は、キウイ農家では、この成分を好む猫が根をかじったりすることがあるので、
猫避け用のネットをしているところもあるのだとか。
キウイフルーツの根元でゴロゴロスリスリしている猫がいるかもしれませんね。
今朝のまるやち湖です。
今日は少し園内に入って撮影してみました。
レンゲツツジが見頃です
芝が美しいですね
トチノキ(もしかしたら西洋トチノキ(マロニエ)かもしれません)
対岸からも確認できるほどたくさん花をつけています
センターでは、
サワフタギが咲き始めていました
サワフタギは、ハイノキ科ハイノキ属の落葉低木です。
漢字で「沢蓋木」と書きますが、沢に覆いかぶさるように生い茂ることから名付けられています。
おしべが長く伸びて羽毛のようにも見えます。
丸くころんとしたつぼみが可愛らしいです
昨年もこの毛虫がサワフタギの葉についているのを撮影したのですが、
この毛虫はシロシタホタルガの幼虫で、サワフタギの葉を好んで食べるようです。
かなり食欲旺盛ですね。
午後は少し厚い雲が広がってきて日差しがなくなりました。
雨が降るような感じではありませんが、もしかしたらパラっとくる時間もあるかもしれません。
販売管理センター 21℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 16.1℃ 15:00現在
雲が広がってきたため今日はそれほど暑くなく過ごしやすい陽気でした。
今日のセンター
キセキレイ
- 更新日2022年05月31日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝雨でしたが、通勤時間帯にはほとんど止んでいました。
午前中の内には晴れてくるかと期待していたのですが、天気の回復は遅く、
10時前頃には再び雨が降り出し、午前中は曇り空が続いていました。
深山地区環境保全林(エコーライン付近から上が霧になっています)
今朝は山は全く見えず、立沢大規模水田地帯から霧が発生していました。
西山方面は徐々に雲が切れてきました
この畑の作物は、トウモロコシです。
こんなに小さな苗なんですね。
林縁にはミズキの花が目立つようになっています
水田の脇には白い藤が咲いていました
深山地区環境保全林内のヤマボウシは総苞片が白くなってきていましたが、
なんだか今年は花つきが悪いようです。
村道原村ペンション線(樅の木荘から少し上がった付近です)では
アヤメが植栽され見頃になっています
アマドコロでしょうか、可愛い花をつけています
コンフリーも咲いていました
ベルのような可愛い花です
カエデの根元付近にはキャットミントの他に、セラスチウムなども咲いています
原村ペンションビレッジ内では、
ミズキが白い花をつけた枝を広げていました
ミズキの花
遊歩道沿いのナナカマドも花を咲かせています
さて、今日は更新の時間が少ないので画像を中心にお届けしています。
午前中、蓼科まで出向きましたので、蓼科の様子をご覧ください。
蓼科湖 山が見えないのが残念です
キショウブ
蓼科湖のほとりにある道祖神
オダマキ
バラクライングリッシュガーデン周辺です。
ニセアカシアの大木
キングサリ
駐車場の黄金アカシア
黄金アカシアはニセアカシアの1品種なので、花はニセアカシアと同じです
こちらは普通のニセアカシア
キンドロ 別名をウラジロハコヤナギといいます
バラクラの駐車場でもミズキが咲いていました
ハマナス
バラクライングリッシュガーデン入口 ベニバナトチノキが彩っています
そして、少し下っがたてしな自由農園です。
キャットミントが満開で圧倒されます
オルラヤ
八ヶ岳自然文化園横「しらかばの小径」では
レンゲツツジが色鮮やかです
白い花が咲いている木がありました
サワフタギでしょうか。すごい花つきです
原村ペンションビレッジ内では、
マツムシソウが咲いていました
爽やかな色合いですね
午後になり青空も見えて、薄日も差す時間も出てきました。
夜には晴れてきそうです。
こけもも平(標高1500m)観測データ 15.5℃ 14:10現在
今日で5月も終わりですね。
あっという間に時は流れていきます。
今日のセンター 15時頃撮影
コムクドリ センターの石垣に現れました
- 更新日2022年05月29日
- カテゴリ四季の森だより
今日は快晴です。
気温は、こけもも平で7度台まで下がったものの、
ぐんぐん上昇して半袖でも過ごせるほど暖かくなっています。
昨日ほどは風もなく、そよそよ吹く風がとても心地よく感じられます。
今朝の八ヶ岳
入笠山方面
南アルプス(鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、鋸岳)
富士山
今日は北アルプスも見えていました。
さて、そろそろホウノキが咲いているのではと思い、
昨日の夕方にホウノキを見てきました。
花が咲いていました。
今年は低い位置に花がないので、咲いているのに気づかず通り過ぎるところでした。
いくつも咲いています。
逆光でうまく撮れなかったので、今朝も立ち寄ってみましたが、
今度は朝日がまぶしくてうまく映りません。難しいものですね。
ホウノキは、咲き始めは白、時間とともにクリームがかってきます。
ただこの花は昨夕にも撮影した花だと思うのですが、真ん中にある雄しべ雌しべがなくなっています。
何かに食べられたんでしょうか。
まだいくつも花を咲かせそうなので、また観察してみます。
花がこちらを向いてくれるといいのですが(笑)
ホウノキは皮が厚く、樹皮を乾燥させたものは「厚朴(こうぼく)」という生薬になります。
中国産のものと区別するため、日本産のものを「和厚朴(わこうぼく)」といって、
北海道、長野、岐阜、富山などで生産されるのですが、
日本最古の医学書「医心方」にはこの「厚朴」が記載されていて、
昔から薬として使われていたそうです。
ホウノキの樹皮には、マグノロールなどの精油や、
マグノクラリンというアルカロイドが含まれていて、
健胃、消化促進、腹痛、整腸、去痰、利尿薬として広く応用されています。
ホウノキは、昔から様々な用途で使われ、人間の暮らしにとても役立っている木なんですね。
ホウノキを見た後は鉢巻道路を通りました。
ミズキとレンゲツツジ
いよいよ鉢巻道路沿いでもミズキの白い花が目立つようになっています。
今日は外出の機会がありましたので、
周辺の風景をご覧ください。
八ヶ岳(茅野市玉川付近より撮影) 12時頃
八ヶ岳自然文化園横「しらかばの小径」もレンゲツツジが見頃になっています。
まるやち湖
今日は日曜日ということで、駐車場には多くの車両が停まっていました。
絶好の行楽日和なので、人出も多くなっています。
鉢巻道路も今日は交通量が多いです。
午後も安定した晴れで、暖かいより暑いといった陽気になりました。
散策路からまつの小径などではハルゼミが鳴きはじめています。
販売管理センター 29.5℃ 15:00現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 23.2℃ 14:50現在
センターは西日が当たることもあって、夏日手前まで気温が上がりました。
明日も夕方まではなんとか天気がもつので、暑さは続きそうです。
今日のセンター
ジョウビタキ(オス)
シラカバと青空
- 更新日2022年05月28日
- カテゴリ四季の森だより
今日は朝から晴れていましたが風が強く吹いていました。
気温は、こけもも平で1ケタ台まで下がりましたが、
時間とともに高くなり、湿度も低く過ごしやすくなっています。
今朝の八ヶ岳
晴れて山頂は見えているのですが、雲が多く広がっていました。
入笠山方面 新緑ラインも山頂まで達したようです
富士山
さて、今朝は立沢大規模水田地帯を少し下がったところにある
富士見町立沢南原地区のアヤメを撮影しました。
5月23日のニュースでもご紹介したのですが、まだ見頃ではなかったので再チャレンジです。
ちょうど見頃になっています。
県道中新田富士見線の入口から500mほど続くアヤメ街道ですが、
集落の方々が15年以上かけて育ててきたそうです。
色とりどりの花も素敵ですが、こうして同じ色の花が揃って咲いているのも美しいですね。
菖蒲(アヤメ)色というのは明るい赤みがかった紫色を指しますが、
このアヤメは赤みの少ない青紫色で、りんとして日本人に好まれる立ち姿のような気がします。
今日は雲が多めでしたが、八ヶ岳をバックに撮影もできます。
お出掛けのついでにご覧ください。
さて、昨日のニュースにも画像を掲載したのですが、
別荘地内で、新緑の枝に乾いた実のようなものがついている木が見られます。
ハンノキと昨日は記載していますが、ヤマハンノキまたはケヤマハンノキだと思われます。
実は、春先に他の場所で雄花を撮影して、葉がなかったため樹種がわからず、放置していました。
昨日この木を撮影したところ、同じような実がついていたので判明しました。
4月12日撮影
同じ実がついています。
シラカバと同じハンノキ科なので、シラカバの花と同じように雄花が垂れ下がって咲いています。
ヤマハンノキかケヤマハンノキかは定かでありませんので、今回はハンノキとしてご紹介します。
ハンノキは、カバノキ科ハンノキ属の落葉高木です。
「水辺の旅人」と形容されるほど、湿地を好む樹木です。
春も早いうちから雄花が咲き始め、続いて赤紫色の地小さな雌花が咲いていきます。
この雄花が出す花粉はアレルギーの原因にもなっていているようです。
松ぼっくりのように見える黒い実のようなものは、昨年の球果でほぼ1年中見られ、
この球果を使ってリースなども作られるようです。
山地で見られるのがヤマハンノキ、若枝や花序に毛が多いのはケヤマハンノキです。
現在は花は落ちて、葉が出ています。
球果の中の種は、マヒワやカワラヒワ、ヒガラなどが好んで食べるそうです。
皆様も別荘地内で乾いた球果のついた木を探してみて下さい。
今日は晴れていたので、ご近所のヒトツバタゴをデジカメ撮影してみました。
満開です。
青空に白い花が映えます
周辺には、
シラン
フランスギクが群生していました
今朝のまるやち湖
駐車場から見える森の木(真ん中)はミズキですが、
花が咲き始めていました。
そろそろ別荘地内でも見られますね。
センターでは、
レンゲツツジが咲き始めています。
キンポウゲ 花の周りに落ちているのはハンノキではなくシラカバの雄花です
「からまつの小径」でも草花を撮影しようと散策路に入ってみたのですが、
エゾムラサキ(ワスレナグサ属)とカキドオシ
入口付近から少し入ると、鳥の警戒したさえずりが聞こえてきて、
ホオジロが私の周りを飛び回っていました。
どうやら巣が近くにあって警戒していたようです。
あわてて撮影したのでピンボケですみません。
撮影はこれで終了しました(笑)。
午後も晴れは続いて、清々しい陽気で、
気温も暑くもなく寒くもなく過ごしやすい日中です。
販売管理センター 23℃ 15:40現在
こけもも平(標高1500m)観測データ 17.6℃ 15:30現在
明日も晴れますが、気温は上がって暑くなりそうです。
雨の心配がないのが嬉しいですね。
今日のセンター
花壇でイベリスが咲き始めました






